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コラム

サウナで不整脈は起きる?健康な人でも要注意な5つの原因

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サウナで不整脈は起きる?健康な人でも要注意な5つの原因

はじめに

サウナはリラクゼーションや健康効果を求める多くの方に愛されています。疲れた体を癒し、心身ともにリフレッシュできる素晴らしい習慣ですよね。

しかし、サウナには良い面だけではなく、注意すべき点もあります。特に心臓や血管に持病を抱えている方にとっては、サウナ入浴がリスクを伴う可能性があります。

そして実は、健康な方でも入り方によっては頭痛や脱水症状を引き起こすことがあります。その中でも特に気をつけたいのがサウナによって不整脈を引き起こす可能性があるということです。

この記事では、サウナと不整脈の関係について、心臓の仕組みから具体的な対処法まで詳しく解説します。正しい知識を身につけて、安全にサウナを楽しむためのポイントをお伝えします。

 

不整脈とは?サウナ愛好家が知っておくべき基礎知識

心電図モニターに表示された不規則な心拍リズムのイラスト

まず不整脈とは、心臓のリズムが正常でなくなる状態を指します。心臓は通常、規則正しいリズムで拍動していますが、このリズムが乱れることで様々な症状が現れます。

具体的には、心拍数が速すぎたり(頻脈)、遅すぎたり(徐脈)、または不規則になる場合を不整脈と呼びます。

心臓の電気信号と不整脈のメカニズム

心臓が規則正しく拍動できるのは、「洞結節」と呼ばれるペースメーカー細胞が電気信号を発生させ、その信号が心臓全体に伝わるためです。

この電気信号の発生や伝達に異常が起きると、不整脈が発生します。電気信号の異常は、心臓の細胞膜にあるイオンチャネル(ナトリウム、カリウム、カルシウムなどのイオンが出入りする通路)の働きが乱れることで起こります。

特にカリウムイオンは心臓の電気的安定性に重要な役割を果たしており、カリウム濃度が低下すると不整脈が起こりやすくなると考えられています。

不整脈の主な原因

不整脈の原因は様々で、以下のようなものが挙げられます。

  • 心臓の病気:心不全、冠動脈疾患、心筋症など
  • その他の病気:高血圧、甲状腺疾患、肺疾患など
  • 薬の副作用:抗うつ薬、血圧の薬、気管支拡張薬など
  • 生活習慣:ストレス、睡眠不足、過度の飲酒、カフェインの過剰摂取、疲労など
  • 電解質異常:カリウムやマグネシウムの不足など

不整脈は加齢や心臓病、高血圧などが主な原因となりますが、健康な人でもストレスや疲労、脱水によって一時的に起こることがあります。

 

不整脈の主なタイプ

不整脈にはいくつかのタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。

タイプ 特徴
心房細動 心房が不規則に震える状態。脳卒中のリスクが高まる
心室細動 心室が細かく震え、血液を送り出せなくなる危険な状態
徐脈 心拍数が60回/分未満になる状態
頻脈 心拍数が100回/分以上になる状態
期外収縮 通常のリズムより早く拍動が起こる状態

 

不整脈の症状を知っておこう

不整脈のタイプによって症状は異なりますが、代表的なものは以下のとおりです。

  • 一瞬だけドキッとする(期外収縮の感覚)
  • 動悸、胸がドキドキする
  • 胸の不快感や圧迫感
  • 息切れ、呼吸困難
  • めまい、立ちくらみ
  • 意識がもうろうとする、失神

注意!

不整脈は症状が全くない場合もあります。健康診断の心電図で初めて発見されることも少なくありません。定期的な健康チェックが大切です。

 

健康な人でもサウナで不整脈を引き起こすことがある

サウナ室で汗をかきながらリラックスしている人の様子

サウナにはストレス緩和や睡眠の質向上、血行促進など、多くの健康効果があることが知られています。フィンランドでは長年サウナが健康習慣として親しまれてきました。

しかし、実は健康な方でも、サウナに入ることによって不整脈を引き起こすリスクがあります。なぜそのようなことが起こるのでしょうか。

サウナによる心臓への負荷のメカニズム

サウナ室での高温環境や、その後の水風呂による急激な温度変化により、血圧や心拍数が大きく変動します。これによって心臓に過度な負荷がかかることがあります。

具体的には、高温環境では体温を下げるために末梢血管が拡張し、心臓はより多くの血液を送り出そうとして心拍数が上昇します。一方、水風呂に入ると末梢血管が急激に収縮し、血圧が上昇します。

特にサウナと水風呂を繰り返す「温冷交代浴」では、自律神経(交感神経と副交感神経)が活発に切り替わり、心臓への刺激が強くなります。この刺激がきっかけとなって、不整脈を引き起こすことがあると考えられています。

脱水と電解質バランスの乱れが不整脈を招く

心臓への負荷以外にも、脱水が不整脈のリスク要因として懸念されています。

サウナでは大量の汗をかくことから、体内の水分とともに電解質(ナトリウム、カリウム、マグネシウムなど)も失われます。

脱水状態になると血液の粘度が上昇し、電解質バランスが崩れることで、心臓の電気信号に異常が生じやすくなります

特にカリウムは心筋細胞の電気的活動に不可欠なミネラルです。発汗によってカリウムが失われると、心臓のイオンチャネルの働きが乱れ、不整脈のリスクが高まる可能性があります。

POINT

サウナでは1回の入浴で相当量の汗をかきます。水分補給を怠ると脱水症状のリスクが高まるため、サウナ前後の水分補給が非常に重要です。

 

サウナでの心拍数増加と不整脈の見分け方

手首で脈拍を測定している様子のイメージ

サウナに入ると、ほとんどの方が心拍数の増加を実感されると思います。胸がドキドキする感覚は、サウナの効果を感じる瞬間でもありますよね。

しかし、単なる心拍数の増加と不整脈は全く別のものです。この違いを理解しておくことが、安全にサウナを楽しむために重要です。

サウナによる正常な心拍数の増加

サウナ室の高温環境により体温が上昇すると、体は熱を放散しようとして血管を拡張させます。同時に、心臓はより多くの血液を全身に送り出そうとして心拍数が上昇します。

この心拍数の増加は、体温を一定に保つための体の自然な反応(体温調節反応)であり、健康な方にとっては正常な範囲内の変化です。

一般的に、サウナ中の心拍数は安静時から50〜70%程度上昇することがあります。たとえば、安静時心拍数が70回/分の方であれば、サウナ中は100〜120回/分程度になることも珍しくありません。

不整脈との見分け方

サウナによる正常な心拍数の増加は一時的で、サウナから出て休憩すると徐々に通常の範囲に戻ります。通常、10〜15分程度の休憩で落ち着いてきます。

一方、不整脈の場合は以下のような症状を伴うことが多いです。

  • 動悸が激しく、脈が飛ぶような感覚がある
  • 息切れや呼吸困難を感じる
  • 胸の痛みや締め付けられるような感覚がある
  • めまいや立ちくらみが続く
  • 意識がもうろうとする
  • 冷や汗が出る

上記のような症状があったり、休憩しても15分以上心拍数が落ち着かない場合は、不整脈の可能性があります

脱水症状との区別も大切

サウナで起こりやすい脱水症状でも、動悸やめまいなど不整脈と似たような症状を起こすことがあります

そのため、不整脈と脱水症状を正確に見分けるためにも、サウナ前後の水分補給をしっかり行うことが重要です。水分補給を十分にしているにもかかわらず症状が出る場合は、不整脈の可能性を考慮すべきでしょう。

 

サウナ中に不整脈が疑われるときの対処法

サウナ後に椅子に座って休憩している人のイメージ

病的なものでない一時的な不整脈であれば、多くの場合数分で落ち着くことが多いとされています。

サウナに入って不整脈の症状を感じた場合は、慌てずに以下の行動をとることが望ましいでしょう。

  1. すぐにサウナから出る:高温環境から離れることが最優先です
  2. 安全な場所で休む:座るか横になり、楽な姿勢をとります
  3. 深呼吸をする:ゆっくりと深い呼吸を繰り返し、リラックスします
  4. 脈拍を確認する:手首や首筋で脈拍数とリズムを確認します
  5. 水分を補給する:常温の水やスポーツドリンクを少しずつ飲みます

注意!

10分程度で症状が改善しない場合、または胸の痛み・呼吸困難・意識のもうろうなど重い症状がある場合は、迷わず救急車(119番)を呼んでください

症状が治まった場合でも、できるだけ早めに循環器内科などの専門医を受診し、心電図検査を受けることをおすすめします。

 

サウナで不整脈リスクを最小限にする入り方

サウナ室で正しい姿勢で座っている人のイラスト

サウナを安全に楽しむために、不整脈のリスクを最小限にする入り方を心がけましょう。idetoxがおすすめする、安全なサウナ入浴のポイントをご紹介します。

サウナ入浴時の基本的な注意点

  • 徐々に体を慣らす:初めてのサウナや久しぶりの場合は、5〜8分程度の短時間から始め、徐々に体を慣らしていきましょう
  • 十分な水分補給:サウナ前後にコップ1〜2杯程度の水分を摂取します。サウナ中も喉の渇きを感じたら休憩して水分補給を
  • 適切な温度と時間管理:無理に高温に挑戦したり、長時間入り続けることは避けましょう。自分の体調に合わせることが大切です
  • 十分な休憩(外気浴)を取る:サウナと水風呂の後は、必ず外気浴で体を休めます。1セット終えるごとに5〜10分の休憩を
  • アルコールを控える:サウナ前後のアルコール摂取は、脱水を促進し心臓への負荷を増大させます。必ず避けましょう

これらの基本を守ることで、サウナ中の不整脈リスクを大幅に低減することが期待できます。

もちろん、体調が優れない日や疲労が蓄積している時は、サウナ利用自体を控えることも大切な判断です。

日常生活での不整脈予防

サウナだけでなく、日常生活でも不整脈のリスクを下げる習慣を心がけましょう。

  • カフェインの過剰摂取を控える
  • 質の良い睡眠を十分にとる
  • カリウム、カルシウム、マグネシウムを含む食品(バナナ、ほうれん草、ナッツ類など)を積極的に摂取する
  • 適度な有酸素運動を習慣にする
  • ストレスを溜め込まない

不整脈の予防には、規則正しい生活習慣と適度な運動が効果的です。また、定期的な健康診断で早期発見することも重要です。

 

もともと不整脈がある方はサウナ利用に注意が必要

すでに不整脈の診断を受けている方は、サウナ利用に慎重になる必要があります。

これは、サウナによる心臓への負荷や自律神経への刺激が、不整脈の症状を悪化させるリスクを伴うためです。

サウナが好きな方で不整脈をお持ちの方は、必ず事前に主治医に相談し、サウナ利用の可否について確認してください。

医師から許可が出た場合でも、以下の点に注意しましょう。

  • 必ず同伴者と一緒にサウナを利用する
  • 通常より短い時間で切り上げる
  • 水風呂は避け、ぬるめのシャワーで体を冷やす
  • 体調の変化を感じたらすぐに中止する

 

自宅サウナなら自分のペースで安全に楽しめる

公共のサウナ施設では、他の利用者の目が気になったり、自分のペースで入りにくいと感じることもあるかもしれません。

自宅にフィンランド式サウナがあれば、温度や時間を自分の体調に合わせて細かく調整でき、無理のないペースでサウナを楽しむことができます。また、体調に異変を感じた時もすぐに休憩できる安心感があります。

idetoxが取り扱うフィンランド式サウナは、本格的なロウリュ(サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる)が楽しめるタイプです。温度と湿度を自分好みに調整できるため、心臓への負荷を考慮しながら、より安全にサウナライフを楽しむことができます。

POINT

自宅サウナなら、体調に合わせて温度設定を低めにしたり、入浴時間を短くしたりと、自分だけのルールで安全にサウナを楽しめます。健康を第一に考えるサウナ愛好家にとって、最適な選択肢の一つです。

 

まとめ:正しい知識で安全にサウナを楽しもう

この記事では、サウナと不整脈の関係について、心臓の仕組みから具体的な対処法まで解説しました。

サウナは正しい入り方をすれば、ストレス解消や血行促進など、心身の健康に多くのメリットをもたらしてくれます。大切なのは、リスクを正しく理解した上で、自分の体調に合わせた入り方を心がけることです。

  • 健康な方でも、サウナで心臓への負荷や脱水により不整脈を引き起こすリスクがある
  • サウナ中の正常な心拍数増加と不整脈は別物。症状の違いを理解しておく
  • 不整脈の症状を感じたらすぐにサウナから出て安静にする
  • リスクを下げるために、適切な時間管理と水分補給を心がける
  • 心臓に持病がある方は、サウナ利用について必ず医師に相談する

自分の体調と向き合いながら、無理のない範囲で安全にサウナを楽しんでください。idetoxは、皆さまの健康的なサウナライフを応援しています。

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木原翔也

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