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サウナとマッサージ、最適な順番は?部位別のやり方と効果を高めるツボ

サウナとマッサージ、最適な順番は?部位別のやり方と効果を高めるツボ

はじめに

サウナに入った後、マッサージを受けるべきか――あるいはマッサージを先に済ませてからサウナに入るべきか。温浴施設を訪れるたびに、この「順番」で迷った経験はないでしょうか?

中規模以上の温浴施設には、ほぼ必ずと言っていいほどマッサージ店が併設されています。これは単なる偶然ではなく、サウナとマッサージの間には科学的な相乗効果があるからです。

この記事では、「サウナとマッサージの最適な順番」をテーマに、なぜこの組み合わせが効果的なのか、その科学的メカニズムから、セルフマッサージの具体的な方法まで詳しく解説していきます。

 

サウナ施設にマッサージサービスが多い理由とは?

温浴施設に併設されたマッサージサービスのイメージ

温浴施設にマッサージサービスが併設されている理由は、単に「ついでに利用してもらう」という商業的な理由だけではありません。サウナや温泉とマッサージには、身体のメカニズムに基づいた明確な相乗効果があるのです。

サウナとマッサージの相乗効果を生む3つのメカニズム

  • 筋肉の柔軟性向上:サウナの熱で深部体温が上昇すると、筋肉や結合組織の粘弾性(筋肉の伸びやすさ)が変化し、柔軟性が高まります。実際に、温熱刺激によって筋肉の伸展性が向上することは複数の研究で報告されています。この状態でマッサージを受けると、通常時よりも効率よく筋緊張をほぐすことができると考えられます。
  • 血行促進の相乗作用:サウナによる血管拡張とマッサージによる物理的な血流促進が重なることで、老廃物の排出や栄養素の運搬がよりスムーズになると考えられます。
  • リラクゼーション効果の増幅:サウナでは、高温環境から解放された際に自律神経が副交感神経優位に切り替わりやすくなります。この「自律神経のスイッチング」が起きたリラックス状態でマッサージを受けることで、精神的にもより深い休息が得られやすくなります。
温熱療法後のマッサージは、筋肉の柔軟性と可動域の改善に相乗的な効果をもたらすことが示唆されている。Cochrane Database of Systematic Reviews - Heat and cold for low back pain

中でも特に注目すべきは筋肉の状態です。サウナで十分に温められた筋肉は通常時と比べて柔らかく、マッサージの刺激をより深部まで届けやすくなっています。これが、温浴施設にマッサージサービスが併設されている最大の理由と考えられます。

 

サウナとマッサージの順番はどちらが先?おすすめの流れを解説

サウナとマッサージの順番を比較する図解イメージ

サウナとマッサージ、どちらを先にするかで効果に違いはあるのでしょうか?

結論から言うと、どちらの順番でも一定の効果は期待できます。ただし、より高い効果を狙うなら「サウナ→マッサージ」の順番がおすすめです。

その理由を詳しく見ていきましょう。

「サウナが先」「マッサージが後」の順番がおすすめな理由

「サウナ→マッサージ」の順番が推奨される根拠は、主に3つあります。

  • 筋肉が柔軟な状態:サウナで温まった筋肉は柔らかくなっており、マッサージの効果がより深部まで浸透しやすくなります。研究では、温熱刺激後に筋肉の伸展性が有意に向上することが確認されています。
  • 血行促進状態の活用:血管が拡張した状態でマッサージを受けることで、老廃物の排出がスムーズに行われやすくなります。
  • 精神的なリラックス:サウナで十分にリラックスしてからマッサージに移ることで、身体の緊張が抜けた状態で施術を受けられます。
温熱療法によって筋組織の温度が上昇すると、コラーゲン線維の伸展性が高まり、関節可動域の改善が期待される。Journal of Clinical Medicine Research - Effects of Thermal Therapy on Rehabilitation

一方、「マッサージ→サウナ」の順番にも、凝り固まった筋肉をほぐしてからサウナに入ることで温熱効果が得やすくなるというメリットはあります。ただし総合的に見ると、サウナを先にする方がより効率的と考えられます。

サウナ後・マッサージ前にやるべき準備

サウナを終えてからマッサージを受ける前に、次の2点を必ず実践してください。

  1. 十分な水分補給:サウナでは1回のセッションで約300〜500mlの汗をかくとされています。脱水状態になりやすいため、スポーツドリンクなど電解質を含む飲み物で水分を補給しましょう。
  2. 体温が落ち着くまで休憩する:サウナ直後は深部体温が約1〜2℃上昇しており、心拍数も上がっています。5〜10分ほど休憩して体温が落ち着いてからマッサージを受けるのが理想的です。

サウナ後のマッサージで注意すべきポイント|揉み返しを防ぐには

注意!

サウナ後のマッサージでは、強い力での施術は避けてください。体が凝り固まっているときは、つい「強めにお願いします」と言いたくなるかもしれません。しかし、サウナで温められた筋肉は通常より敏感で傷つきやすい状態になっています。

なぜサウナ後の筋肉が損傷しやすいのでしょうか。温熱で柔らかくなった筋線維は、通常時より少ない力で引き伸ばされてしまいます。さらに、血流が大幅に増加した状態で強い圧をかけると、微細な組織損傷を起こしやすく、それが「揉み返し」と呼ばれる痛みの原因になると考えられています。

サウナで柔らかくなった筋肉は通常より損傷しやすい状態にあるため、強めの圧をかけると揉み返しや筋肉の微細損傷を引き起こすリスクがあります。施術者には「サウナ後なので優しめでお願いします」と一言伝えておくことをおすすめします。

 

サウナ後のセルフマッサージ方法|順番とやり方を部位別に紹介

サウナ後に休憩スペースでセルフマッサージをする様子

施設にマッサージサービスがない場合や、費用を抑えたい場合は、セルフマッサージという選択肢があります。サウナ後の温まった筋肉は自分でほぐすのにも適した状態です。

ここからは、サウナ後のセルフマッサージの具体的なタイミングと方法を解説していきます。

セルフマッサージを行うベストな順番とタイミング

サウナでは「サウナ→水風呂→外気浴」のサイクルを繰り返すのが一般的ですね。セルフマッサージのタイミングには、大きく2つのアプローチがあります。

①各サイクルの外気浴中に行う「軽いマッサージ」と、②すべてのサイクル終了後に行う「本格的なマッサージ」です。それぞれの目的と方法が異なるので、使い分けることが大切です。

タイミング マッサージの強度 目的
外気浴中(各サイクル) ごく軽め リラクゼーションの補助
全サイクル終了後(10〜15分後) 通常の7割程度 全身の疲労回復・コリほぐし

外気浴中に行う軽いセルフマッサージ

各サイクルの外気浴中は、軽いセルフマッサージに適したタイミングです。ただし、あくまで「休息」がメインなので、以下のポイントを守りましょう。

  • 首や肩周りの軽いもみほぐし程度にとどめる
  • 力を入れすぎない(気持ちいい程度に)
  • 座った安定した姿勢で行う
  • 少しでも疲労感やめまいを感じたらすぐに中止する

サウナ後の本格的なセルフマッサージの順番と方法

全身をしっかりケアしたい場合は、すべてのサウナサイクルを終えた後、体温が落ち着いてから(約10〜15分後)に行うのがベストです。

POINT

本格的なセルフマッサージのポイント

  • 力加減は通常の7割程度に抑える(強すぎる刺激は逆効果)
  • 下半身から上半身へ、心臓に向かう順番でマッサージする
  • 一箇所あたり3分以内にとどめる(過度な刺激を避けるため)
  • 痛みを感じたらすぐに中止する

特に重要なのが力加減のコントロールです。サウナ後は通常より筋肉が柔らかく、普段と同じ力でマッサージすると筋線維を傷つけてしまう可能性があります。「少し物足りないかな」と感じるくらいの優しさが、ちょうどいい強さです。

自宅にフィンランド式サウナを設置している方なら、このセルフマッサージを毎日のルーティンに組み込むこともできます。どんなサウナが自分に合うか迷っている方は、サウナ選びサポートも活用してみてください。

部位別セルフマッサージの具体的なやり方

首・肩・足の部位別セルフマッサージの手順を示す図

それでは、部位ごとの具体的なセルフマッサージ方法を紹介します。

首・肩まわりのマッサージ

デスクワークで疲れがたまりやすい首・肩まわりは、サウナ後に重点的にケアしたい部位です。温まった筋肉は普段よりもほぐれやすくなっています。

  1. 首の付け根に親指を当て、ゆっくり円を描くように押す
  2. 肩甲骨の周りを指の腹でやさしくほぐす
  3. 耳の後ろから首筋にかけて、上から下へ優しくストロークする

足のむくみケア・マッサージ

サウナで温まった後は、むくみケアにも適したタイミングです。リンパの流れに沿って、以下の手順で行いましょう。

  1. ふくらはぎを両手で包み込むように持つ
  2. 足首から膝に向かって、優しく絞り出すようにマッサージする
  3. 特にふくらはぎの内側を重点的にケアする

ツボ押しでサウナ後のマッサージ効果をさらにアップ

サウナ後は血行が良くなっているため、ツボへの刺激が伝わりやすい状態です。以下の3つのツボがおすすめです。

  • 合谷(ごうこく):親指と人差し指の付け根の間。肩こりや頭痛の緩和に効果が期待できるツボとして、東洋医学で広く知られています。
  • 足三里(あしさんり):ひざ下の外側、指4本分下の位置。疲労回復や胃腸の調子を整えるツボとして知られています。
  • 湧泉(ゆうせん):足の裏、指を曲げたときにできるくぼみの位置。全身の疲労回復に良いとされています。

 

サウナとマッサージを組み合わせるときの安全上の注意点

サウナ後のマッサージ(セルフ・プロ問わず)を安全に行うために、以下の注意点を必ず守ってください。

水分補給の順番とタイミング

サウナとマッサージの組み合わせでは、適切な水分補給が不可欠です。タイミングごとの目安を押さえておきましょう。

  • サウナ前:コップ1〜2杯(約200〜400ml)の水をしっかり飲んでおく
  • サウナ後・マッサージ前:スポーツドリンクなど電解質を含む飲み物で失った水分とミネラルを補給する
  • マッサージ後:コップ1〜2杯の水分を摂る(老廃物の排出を促すため)

マッサージを控えるべきタイミング

以下のような場合は、サウナ後のマッサージを控えることをおすすめします。

注意!

  • 食事直後(食後2時間は空けるのが望ましい)
  • 極度の疲労時や寝不足のとき
  • 体調不良や発熱があるとき
  • 飲酒後

これらの注意点を守りながら、ご自身の体調に合わせて無理のない範囲で行ってください。

 

さいごに

サウナとマッサージの順番は「サウナが先→マッサージが後」が基本のおすすめです。サウナで温められた筋肉は柔軟性が高まり、マッサージの効果をより引き出しやすくなります。

施設でプロの施術を受ける場合も、セルフマッサージで自分の体をケアする場合も、「力加減は通常より優しめに」という点を忘れないようにしましょう。温まった筋肉はデリケートな状態です。

今回ご紹介したセルフマッサージの方法は、温浴施設だけでなく、自宅にサウナを設置している方にもそのまま活用できます。フィンランド式のホームサウナがあれば、毎日のルーティンにサウナとセルフマッサージを組み込むことも可能です。

idetoxでは、本格的なロウリュが楽しめるフィンランド式自宅サウナを取り扱っています。自宅でサウナとマッサージを組み合わせた極上のリラクゼーション習慣に興味のある方は、ぜひ商品ラインナップをご覧ください。

 

アンケート - idetoxアンケート

アンケート

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サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

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