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コラム

温泉とサウナ、どっちが先?効果を最大化する順番とは

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温泉とサウナ、どっちが先?効果を最大化する順番とは

はじめに

温泉に浸かってゆっくりしたい、でもサウナでしっかり汗もかきたい——そんな贅沢な悩みを持ったことはありませんか?日本の温浴施設では温泉とサウナが併設されていることが多く、両方を楽しめる環境が整っています。

しかし、「どちらを先に入るべきか」「どんな順番が効果的なのか」と迷う方も少なくありません。実は、温泉とサウナにはそれぞれ異なる健康効果があり、入る順番によって得られるメリットも変わってきます。

この記事では、温泉とサウナそれぞれの効果を科学的な根拠とともに解説したうえで、状況に応じたおすすめの入り方をご紹介します。あなたに最適な温泉×サウナの楽しみ方を見つけていきましょう。

 

温泉とサウナの効果の違いを理解しよう

温泉とサウナの効果比較

温泉とサウナはどちらも心身のリラクゼーションに効果的ですが、そのメカニズムには明確な違いがあります。まずはそれぞれの特徴を理解しておきましょう。

温泉の主な効果

温泉には大きく分けて3つの作用があります。温熱作用、水圧作用、そして泉質による薬理作用です。

温かいお湯に浸かることで血管が拡張し、血流が促進されます。環境省の「温泉療養のイ・ロ・ハ」によると、温泉浴による温熱効果は筋肉や関節の緊張を和らげ、痛みの軽減にも寄与するとされています。

温泉に入浴すると、温熱効果により血管が拡張し、血液循環が促進される。これにより、筋肉の緊張が緩和され、関節の動きがスムーズになる。環境省「温泉療養のイ・ロ・ハ」

また、水圧によって体が適度に圧迫されることで、むくみの解消にも効果が期待できます。さらに、温泉成分によっては美肌効果や保温・保湿効果も得られます。例えば、炭酸水素塩泉は古い角質を落とす作用があり、硫酸塩泉は肌にうるおいを与えると考えられています。

サウナの主な効果とHSP(ヒートショックプロテイン)

サウナは80〜100℃程度の高温環境で体を温め、発汗を促すことで体内循環を活性化させます

サウナの健康効果として注目されているのが、HSP(ヒートショックプロテイン)の増加です。HSPは熱ストレスによって体内で生成されるタンパク質で、傷ついた細胞を修復する働きがあります。

サウナ浴による深部体温の上昇は、ヒートショックプロテイン(HSP)の産生を促進し、細胞保護作用をもたらす。また、サウナ後の水風呂による温冷交代浴は、自律神経系のバランス調整に寄与する可能性がある。日本温泉気候物理医学会雑誌

サウナ後に水風呂や外気浴を行う「温冷交代浴」によって、交感神経と副交感神経が交互に刺激され、自律神経のバランスが整います。この過程でβ-エンドルフィン(脳内で分泌される快感物質)が放出され、いわゆる「ととのう」状態が生まれると考えられています。

POINT

温泉は「じっくり温まりながら筋肉をほぐし、温泉成分の恩恵を受ける」、サウナは「短時間で深部体温を上げ、温冷刺激で自律神経を整える」という違いがあります。この特性を活かして組み合わせることで、より高い効果が期待できます。

 

温泉とサウナを組み合わせるメリット

温泉とサウナの相乗効果

温泉とサウナを組み合わせることで、それぞれ単独で入るよりも高い相乗効果が期待できます。

相乗効果が生まれる理由

温泉で筋肉の緊張をほぐしてからサウナに入ることで、より効率的に発汗できるようになります。体がリラックスした状態では末梢血管が拡張しており、サウナでの体温上昇もスムーズになるためです。

また、サウナで開いた毛穴に温泉成分が浸透しやすくなるため、温泉の美肌効果や保湿効果がより実感しやすくなると考えられています。これは、発汗によって古い角質や毛穴の汚れが排出され、肌の受け入れ態勢が整うことによるものです。

期待できる効果

  • 疲労回復効果の向上(血流促進とHSPの相乗作用)
  • リラクゼーション効果の深化(副交感神経優位の状態が持続)
  • 血行促進による代謝アップ
  • ストレス解消と睡眠の質向上
  • 温泉成分の浸透効率アップ

では、具体的にどのような順番で入るのが効果的なのでしょうか。時間と体力に余裕がある場合とない場合に分けて、おすすめの入り方をご紹介します。

 

【余裕がある時】温泉→サウナ→温泉の入り方

時間に余裕がある場合の温泉サウナの入り方

時間と体力に余裕があるときは、温泉に2回入る方法がおすすめです。

おすすめの順番

  1. 体を洗う
  2. 1回目の温泉(5〜10分程度)
  3. サウナ(8〜12分程度)
  4. 水風呂またはシャワー(1〜2分程度)
  5. 外気浴(5〜10分程度)※サウナから2〜3セット繰り返す
  6. 2回目の温泉(できればぬるめで5〜10分程度)

この方法の特徴は、温泉に2回入り、その間にサウナセッションを挟むという点です。それぞれのステップについて詳しく解説していきます。

まずは体を洗う

サウナや温泉に入る前に、必ず体を洗いましょう。これはマナーとしてはもちろん、効果を高めるためにも重要です。

余分な皮脂や汚れを落としておくことで、汗をかきやすくなり、温泉成分も肌に浸透しやすくなります。

1回目の温泉でウォーミングアップ

かけ湯をしてから温泉に入ります。サウナの前に温泉に入る理由は2つあります。1つ目は「筋肉の緊張をほぐしてリラックスすること」、2つ目は「洗いきれなかった皮脂や汚れを溶かすこと」です。

これにより、その後のサウナでの発汗効率が上がり、リラックス効果も高まります。温泉から上がる前に、水分補給をしておくと良いでしょう。

サウナ→水風呂→外気浴を繰り返す

温泉で体が温まっているため、1回目のサウナは通常より短めの時間でも十分な発汗が得られます。体の声に耳を傾けながら、無理のない時間で入りましょう。

水風呂やシャワーで体を冷やした後は、外気浴でしっかり休憩を取ります。この休憩時間に交感神経から副交感神経へとスイッチが切り替わり、いわゆる「ととのう」状態へと導いてくれます。idetoxが提供するようなロウリュができるフィンランド式サウナであれば、蒸気による発汗促進効果でより深いリラックスを体験できます。

2回目の温泉でフィニッシュ

サウナセッションが終わったら、仕上げにぬるめの温泉に入ります。これにより副交感神経優位の状態が維持され、深いリフレッシュ感を得られます

また、温泉成分によっては肌にうるおいを与えたり、薄い保護膜を形成して保温・保湿効果を持続させるというメリットもあります。

注意!

熱い温泉に長時間入ると交感神経が優位になり、外気浴で得たリラックス状態が失われてしまいます。最後の温泉はぬるめ(38〜40℃程度)を選ぶか、熱い場合は短時間で切り上げましょう。

すべて終わったら、忘れずに水分補給を行ってください。

 

【時間がない時】温泉→サウナで効率的に入る方法

時間がない場合の温泉サウナの入り方

時間が限られているときや、体力を温存したいときは、よりシンプルな入り方がおすすめです。

おすすめの順番

  1. 体を洗う
  2. 温泉(やや長めに10〜15分程度)
  3. サウナ(8〜12分程度)
  4. 水風呂またはシャワー(短めに)
  5. 外気浴(しっかり休憩)

この方法の特徴は、温泉は最初に1回だけ入り、サウナ後の外気浴で締めくくるという点です。

体を洗う重要性は変わらない

時間が限られていても、最初に体を洗うステップは省略しないでください。先に汚れを落としておくことで、その後の効果が大きく変わります。

温泉で効率よく体を温める

時間がない場合こそ、サウナの前に熱めの温泉にやや長く浸かることをおすすめします。

40℃以上のお湯は、サウナよりも効率的に体を温めることができます。これは水と空気の熱伝導率の違いによるものです。水の熱伝導率は空気の約25倍あるため、同じ温度でも水中の方がはるかに速く体に熱が伝わります。つまり、先に温泉で体を温めておくことで、サウナの時間を短縮できるのです。

サウナ→水風呂→外気浴

温泉で十分に体を温めたら、体を拭いてすぐにサウナへ。体が温まっている分、通常より短い時間でサウナの効果を得ることができます。

水風呂やシャワーは短時間で済ませ、最後の外気浴にはなるべく時間を確保しましょう。この休憩時間がリフレッシュ効果を決める重要なポイントです。

最後の温泉を省略することで、体への負担を最小限に抑えながら、効率的にリラクゼーション効果を得ることができます。

 

温泉サウナ後に体を洗う必要はあるのか

温泉サウナ後の体を洗うべきか

サウナや温泉の最後に体を洗い流すべきかどうかは、泉質や肌の状態によって判断が分かれます。ここでは、それぞれのケースについて解説します。

洗わない方が良いケース

最初にしっかり体を洗っていれば、以下のような泉質の場合は洗い流さない方がメリットがあります

  • 炭酸水素塩泉、硫酸塩泉などの美肌効果がある泉質
  • 塩化物泉(肌に薄い塩の膜ができ、保温効果が持続する)
  • 刺激が少なく、肌トラブルのリスクが低い泉質

これらの泉質では、温泉成分を洗い流さないことで保湿・保温効果を持続させることができます。また、サウナ後に体を石鹸で洗うと、開いた毛穴に刺激が加わり肌のバリア機能が損なわれる可能性があります。さらに、こすり洗いによって交感神経が優位になり、せっかくのリラックス効果が薄れてしまうこともあります。

洗った方が良いケース

一方、以下のような場合には最後にシャワーで洗い流すことをおすすめします

  • 硫黄泉、鉄泉、酸性泉、強塩泉など、肌に残るとトラブルの原因になりやすい泉質の場合
  • 敏感肌やアトピー性皮膚炎など、肌が刺激に弱い方
  • 体臭や毛穴の汚れが気になるとき
  • 夏場など皮脂の分泌が活発な時期

特に酸性泉や硫黄泉は刺激が強いため、長時間肌に残すと炎症やかゆみの原因になることがあります。温泉の泉質表示を確認し、そのときの状況に応じて最後に洗うかどうかを判断すると良いでしょう。

 

温泉とサウナを安全に楽しむための注意点

温泉サウナの注意点

温泉とサウナの組み合わせは心地よいものですが、安全に楽しむためにいくつかの注意点があります。

こまめな水分補給を忘れずに

サウナでの発汗に加え、温泉でも想像以上に汗をかいています。組み合わせて入る場合は、通常以上に水分補給を意識することが大切です。

入浴前、温泉からサウナへ移るタイミング、外気浴中、そして入浴後——こまめに水を飲む習慣をつけましょう。1回の入浴で500ml〜1L程度の水分を失うこともあるため、同量以上の水分補給を心がけてください。

体調に合わせて無理をしない

体力や気分に応じて入浴時間を調整し、決して無理をしないことが大切です。体調が優れないときはサウナや水風呂を避け、温泉だけにするのも良い選択です。

めまいや動悸、息苦しさを感じたら、すぐに休憩を取りましょう。特に高血圧や心臓疾患のある方は、医師に相談のうえで利用してください。

飲酒後や食後すぐの入浴は避ける

アルコールを摂取した後や、食事直後の温泉・サウナは体に大きな負担をかけます。アルコールは血管を拡張させるため、サウナとの併用で血圧が急激に変動するリスクがあります。最低でも1〜2時間は間隔を空けるようにしてください。

 

まとめ

温泉とサウナはそれぞれ異なる健康効果を持ち、上手に組み合わせることでより高いリフレッシュ効果が期待できます。

状況 おすすめの入り方
時間・体力に余裕がある 温泉→サウナセッション→温泉(2回入浴)
時間・体力に余裕がない 温泉→サウナセッション(1回入浴)

どちらの場合も、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 最初に体を洗い、発汗効率と温泉成分の浸透効果を最大限に引き出す
  • 温泉で体を温めてからサウナに入ると、短時間でも効果的に発汗できる
  • 最後の温泉はぬるめ(38〜40℃程度)がおすすめ
  • 泉質に応じて、最後に洗い流すかどうかを判断する
  • こまめな水分補給と無理のない入浴を心がける

温泉の泉質や自分の体調に合わせて入浴方法を調整しながら、温泉とサウナの相乗効果を存分に楽しんでください。

自宅でも本格的なサウナ体験を楽しみたい方は、フィンランド式のホームサウナもおすすめです。idetoxでは、ロウリュができる本格派の自宅サウナを取り扱っています。温泉施設に通わなくても、毎日の生活の中でサウナの健康効果を実感できます。

 

アンケート - idetoxアンケート

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質問 1 / 3
ご回答ありがとうございました!
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サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

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