フィンランド式サウナの入り方・効果とは?ロウリュとヴィヒタで体験する本場の「整う」
はじめに
「サウナ」と聞いて、多くの方が思い浮かべるのは高温の室内で汗を流すシンプルな入浴スタイルではないでしょうか。しかし、サウナ発祥の地フィンランドでは、サウナは単なる入浴施設ではなく、2000年以上の歴史を持つ神聖な文化であり、生活に欠かせない存在です。
本記事では、フィンランド式サウナの魅力を徹底的に掘り下げます。歴史や文化的背景から、ロウリュやヴィヒタといった伝統的な楽しみ方、水風呂や外気浴との組み合わせ方、さらには日本と本場フィンランドの違いまで、あらゆる角度からフィンランド式サウナの世界をご案内します。
これを読めば、サウナの奥深さを知り、より本格的なサウナ体験への扉が開かれることでしょう。
フィンランド式サウナの歴史と文化

2000年以上続くサウナの起源
フィンランドにおけるサウナの歴史は、およそ2000年以上前にまで遡ります。当初は地面に穴を掘り、石を熱して蒸気を発生させる原始的な形態でした。極寒の北欧において、サウナは身体を温め、清潔を保つための重要な生活手段として発展してきました。
興味深いことに、フィンランド語の「sauna」という言葉は、世界でほぼそのまま使われている数少ないフィンランド語のひとつです。これはサウナ文化がフィンランドから世界へ広まった証拠といえるでしょう。
フィンランドでは「サウナで生まれ、サウナで死ぬ」という言葉があるほど、人生の節目にサウナが深く関わっています。
かつてのフィンランドでは、サウナは出産の場としても使われていました。清潔で温かく、水が確保できるサウナは、当時最も衛生的な環境だったのです。また、亡くなった方の身体を清める場としても用いられ、文字通り「ゆりかごから墓場まで」サウナと共にある文化が根付いています。
フィンランドのサウナ文化についてさらに詳しく知りたい方は、サウナの歴史と未来のサウナの形もぜひご覧ください。
スモークサウナから現代のサウナへ
フィンランド式サウナの原型ともいえるのが「スモークサウナ(サヴサウナ)」です。煙突を持たない構造で、薪を燃やした煙で室内全体を温め、煙が抜けた後に入浴するスタイルです。準備に数時間かかりますが、独特の香りと柔らかな熱が特徴で、現在でも最高級のサウナ体験として珍重されています。
19世紀後半になると、煙突付きのストーブが登場し、より手軽にサウナを楽しめるようになりました。さらに20世紀に入ると電気式サウナストーブが開発され、都市部のアパートメントでも設置が可能になりました。
POINT
フィンランドの人口約550万人に対し、サウナの数は約300万以上といわれています。フィンランド統計局(Statistics Finland)の調査によると、ほとんどの家庭に1台以上のサウナがあり、アパートの共用施設としても一般的です。
世界各地で独自の発展を遂げたサウナ文化について知りたい方は、異なる発展をしてきた世界の代表的な3つのサウナも参考になります。
フィンランドのサウナにまつわることわざ
フィンランドには、サウナに関する数多くのことわざや格言が存在します。これらはサウナが単なる入浴施設ではなく、精神的・文化的に重要な位置を占めていることを示しています。
- 「サウナで治らない病気は治らない」
- 「サウナでは教会と同じように振る舞え」
- 「サウナは貧者の薬局」
- 「怒りをサウナに持ち込むな」
これらの言葉からわかるように、フィンランド人にとってサウナは心身を清め、癒やす神聖な空間なのです。フィンランドのサウナ文化に息づく知恵については、フィンランドのサウナにまつわることわざで詳しく解説しています。
フィンランド式サウナの特徴と入り方

フィンランド式サウナの基本的な特徴
フィンランド式サウナは、いくつかの明確な特徴を持っています。
| 項目 | フィンランド式サウナの特徴 |
|---|---|
| 温度 | 80〜100℃程度 |
| 湿度 | ロウリュにより調整可能(10〜30%程度) |
| 熱源 | 薪または電気式サウナストーブ |
| 特徴的な要素 | サウナストーン、ロウリュ、ヴィヒタ |
| 入浴スタイル | 裸で入浴(タオルを敷く) |
最大の特徴は「ロウリュ」ができることです。熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させることで、体感温度を上げたり、湿度を調整したりできます。この能動的に室内環境をコントロールできる点が、遠赤外線サウナやスチームサウナとは大きく異なります。
サウナの種類による違いを詳しく知りたい方は、サウナの種類をご確認ください。
本場フィンランドでのサウナの入り方
フィンランドでは、サウナは日常生活の一部として楽しまれています。本場での入り方を知ることで、より本格的なサウナ体験ができるようになります。
- シャワーを浴びる:身体の汚れを落とし、肌を湿らせます
- サウナ室に入る:好みの位置に座り、身体を温めます
- ロウリュを楽しむ:サウナストーンに水をかけ、蒸気を発生させます
- ヴィヒタで身体を叩く:白樺の枝葉で全身を軽く叩きます(任意)
- クールダウン:湖や水風呂、シャワーで身体を冷やします
- 休憩:外気に当たりながらリラックスします
- 繰り返す:体調に合わせて2〜3セット行います
フィンランドでは、サウナとサウナの合間に冷たい飲み物を飲んだり、軽食を取ったりしながら、数時間かけてゆっくり楽しむのが一般的です。
本場フィンランドでのサウナの楽しみ方については、本場フィンランドのサウナの入り方と楽しみ方で詳しく解説しています。
日本でのサウナの入り方との違い
日本のサウナ施設と本場フィンランドでは、いくつかの点で入り方が異なります。
| 項目 | 日本 | フィンランド |
|---|---|---|
| 入浴時の服装 | 裸(男女別) | 裸(混浴も一般的) |
| セルフロウリュ | 一部施設のみ可能 | 自由に行える |
| 会話 | 静かに過ごす傾向 | 談笑することも多い |
| 滞在時間 | 数十分〜1時間程度 | 数時間かけてゆっくり |
| 温度設定 | 高温(90〜110℃)が多い | やや低め(80〜90℃)も一般的 |
日本では「整う」ことを目的とした効率的な入り方が好まれる傾向がありますが、フィンランドではもっとゆったりと、コミュニケーションの場としてサウナを楽しみます。
正しいサウナの入り方の基本については、サウナの入り方講座で専門家が解説しています。
ロウリュ:フィンランド式サウナの醍醐味

ロウリュとは何か
ロウリュ(löyly)は、フィンランド語で「蒸気」を意味します。熱したサウナストーンに水をかけ、発生した蒸気によって体感温度と湿度を上げる行為そのものを指すこともあります。
フィンランド式サウナの最大の特徴といえるロウリュは、単に室温を上げるだけでなく、皮膚表面の水分を蒸発させることで発汗を促進します。乾燥したドライサウナでは得られない、じんわりとした心地よい熱さを体感できます。
POINT
ロウリュに使う水には、アロマオイルやハーブを加えることもあります。白樺やユーカリ、ペパーミントなどの香りが人気で、リラクゼーション効果を高めます。idetoxのフィンランド式自宅サウナなら、お好みのアロマを使ったセルフロウリュを自由に楽しめます。
ロウリュの正しいやり方
ロウリュを効果的に楽しむためのポイントをご紹介します。
- 水の量:約100ml(ひしゃく1杯程度)から始め、様子を見ながら調整
- かける位置:ストーンの中心部に静かに注ぐ
- タイミング:身体が十分に温まってから
- 周囲への配慮:他の利用者がいる場合は声をかけてから
急に大量の水をかけると、熱い蒸気が一気に発生して火傷の原因になることがあります。少量ずつ、ゆっくりと行いましょう。
ロウリュとアウフグースの違い
ロウリュと混同されやすいのが「アウフグース(Aufguss)」です。どちらもサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させますが、その楽しみ方には違いがあります。
| 項目 | ロウリュ(フィンランド式) | アウフグース(ドイツ式) |
|---|---|---|
| 発祥 | フィンランド | ドイツ |
| 実施者 | 利用者自身(セルフ) | 専門スタッフ(アウフギーサー) |
| 特徴 | 自分のペースで蒸気を楽しむ | タオルで蒸気を扇ぎ、全員に熱波を送る |
| 雰囲気 | 静かでリラックス | イベント性が高い |
日本のサウナ施設で行われる「熱波師によるロウリュサービス」は、実際にはアウフグースの要素が強いものです。アウフグースの詳しい楽しみ方については、アウフグースの効果と楽しみ方をご覧ください。
ヴィヒタ:フィンランド伝統のサウナウィスク

ヴィヒタとは
ヴィヒタ(vihta)またはヴァスタ(vasta)は、白樺の若枝を束ねたもので、フィンランド式サウナの伝統的なアイテムです。サウナ室内で身体を軽く叩いたり、撫でたりして使用します。
フィンランドでは夏至の頃に白樺の枝を収穫し、乾燥させて保存します。使用する際は水に浸して柔らかくし、サウナ室で温めてから身体に当てます。
ヴィヒタの効果
ヴィヒタを使うことで、以下のような効果が期待できます。白樺にはベチュリン、サポニン、タンニンといった有効成分が含まれており、これらが肌や身体に働きかけると考えられています。
- 血行促進:軽い刺激により皮膚の血流が活性化
- リラクゼーション:白樺の香りによるアロマ効果
- 肌への効果:白樺に含まれるベチュリンやタンニンが肌を整える
- 発汗促進:叩くことで毛穴が開き、発汗が促される
- 清涼感:ヴィヒタから落ちる水滴が心地よい
ヴィヒタで叩く際は、強く打ちつけるのではなく、葉が肌に触れる程度の優しいタッチで行うのがコツです。
ヴィヒタの使い方
- 準備:乾燥ヴィヒタは水かお湯に30分〜1時間浸けて戻す
- 温める:サウナ室に持ち込み、蒸気で温める
- 叩く:足先から順に、全身を軽くリズミカルに叩く
- 撫でる:葉で身体を撫でるように滑らせる
- 蒸気を当てる:ヴィヒタを振って蒸気を身体に送る
ヴィヒタの詳しい効果と使い方については、サウナの本場フィンランドで使う葉っぱ"ヴィヒタ"について詳しく解説をご参照ください。
水風呂:フィンランド式サウナに欠かせないクールダウン

なぜ水風呂が重要なのか
フィンランド式サウナにおいて、熱いサウナ室と冷たい水風呂(または湖)の温冷交代浴は、欠かせない要素です。フィンランドでは凍った湖の氷に穴を開けて入る「アヴァント」という文化もあるほど、冷水浴が根付いています。
サウナで温まった身体を冷水で冷やすことで、以下のような生理的反応が起こります。
- 血管の収縮と拡張による血行促進
- 自律神経の活性化
- 深いリラクゼーション状態への移行
- 免疫機能の活性化(研究段階)
水風呂の健康効果と注意点については、サウナの水風呂は体によいのか?効果と注意点を徹底解説で詳しく説明しています。
水風呂の正しい入り方
水風呂を安全かつ効果的に楽しむためのポイントをご紹介します。
- かけ水をする:いきなり飛び込まず、手足から徐々に水をかける
- ゆっくり入る:息を吐きながら静かに身体を沈める
- 呼吸を整える:深くゆっくりとした呼吸を意識する
- 適切な時間:1〜2分程度を目安に(無理は禁物)
- 静かに出る:急な動きを避け、ゆっくりと水風呂から出る
注意!
心臓疾患、高血圧、低血圧の方は、水風呂に入る前に必ず医師に相談してください。また、飲酒後の水風呂は血圧の急激な変動を招くため、絶対に避けてください。
水風呂が苦手な方や初心者の方は、初心者向け水風呂の入り方も参考にしてみてください。また、「整う」ための水風呂の入り方を知りたい方は、水風呂の正しい入り方とその効果についてをご覧ください。
水風呂の温度について
一般的なサウナ施設の水風呂は15〜18℃程度に設定されていますが、フィンランドの湖は季節によってはさらに冷たく、冬場は水温が1℃近くになることもあります。
| 水温 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 20℃以上 | マイルドで入りやすい | 初心者、水風呂が苦手な方 |
| 15〜18℃ | 一般的な水風呂温度 | 多くのサウナ愛好家 |
| 12〜14℃ | しっかり冷える | 中〜上級者 |
| 10℃以下 | 上級者向け | 経験豊富な愛好家 |
水風呂のリスクや危険性について詳しく知りたい方は、水風呂の危険性もご確認ください。
外気浴:「整う」ための重要なステップ

外気浴の役割
フィンランド式サウナの醍醐味のひとつが、サウナと水風呂の後に行う外気浴(休憩)です。フィンランドでは湖畔のテラスや森の中で、自然の風を感じながら休憩を取ります。
この休憩時間は、いわゆる「整う」状態を得るために非常に重要です。サウナと水風呂で刺激を受けた自律神経が落ち着き、深いリラクゼーション状態に入ることができます。
外気浴中は、身体がじんわりと温かくなり、頭がすっきりとした独特の心地よさを感じられます。これが日本で「整う」と呼ばれる状態です。
外気浴の効果的な方法
- 姿勢:横になるか、リクライニングチェアでリラックス
- 時間:5〜10分程度、心地よいと感じる間
- 水分補給:水やスポーツドリンクで水分を補給
- 保温:寒すぎる場合はタオルで身体を覆う
- 環境:風通しが良く、リラックスできる場所で
外気浴の詳しい効果と方法については、サウナ後の外気浴はなぜ必要?その効果や方法を解説をご覧ください。また、外気浴に適した温度については外気浴の温度で解説しています。
外気浴を快適にするアイテム
外気浴をより快適に楽しむために、専用のチェアやグッズがあると便利です。フィンランドでは湖畔のウッドデッキに置かれた椅子で休憩するのが一般的ですが、日本のサウナ施設でも、リクライニングチェアやインフィニティチェアが設置されているところが増えています。
外気浴用のチェア選びについては、外気浴チェアの選び方を参考にしてください。
日本とフィンランドのサウナ文化の違い

施設と環境の違い
日本とフィンランドでは、サウナを取り巻く環境が大きく異なります。
| 項目 | 日本 | フィンランド |
|---|---|---|
| 主な設置場所 | 温浴施設、ジム、ホテル | 各家庭、湖畔、別荘 |
| サウナの種類 | ドライサウナが中心 | ロウリュ可能なサウナが標準 |
| クールダウン | 水風呂 | 湖、雪、シャワー |
| 所有形態 | 公共施設利用が中心 | プライベートサウナが一般的 |
| 利用シーン | 入浴の一部として | 社交、リラックス、日常習慣 |
フィンランドでは、家族や友人との団らん、ビジネスの商談、さらには政治的な話し合いまで、サウナで行われることがあります。サウナは裸で入るため、肩書きや立場を超えた対等な関係でコミュニケーションができる場として機能しています。
サウナに対する意識の違い
日本では近年「サウナブーム」が起こり、「整う」という体験を求めてサウナに通う人が増えています。一方、フィンランドではサウナは特別なものではなく、日常生活に溶け込んだ当たり前の習慣です。
この違いの背景には、フィンランドでは以下のような特徴があることが要因だと考えられます。
- 住宅事情:多くの家庭にサウナがある
- 気候の違い:温めることが生活必需、サウナが日常に組み込まれた
- 文化的背景:フ2000年以上の歴史を持つ神聖な空間、社交の場としも
- 時間感覚:フィンランドのゆったりとした時間の過ごし方
日本でもidetoxのようなフィンランド式自宅サウナを導入すれば、フィンランド人のように自分のペースでサウナを日常的に楽しむライフスタイルを実現できます。
日本のサウナの歴史と発展については、日本のサウナの歴史で詳しく解説しています。また、世界各国のサウナ文化の違いについては、世界のサウナ9選!あなたの常識を覆すフィンランド式とドイツ式の違いをご覧ください。
混浴文化について
フィンランドのサウナでは、家族や友人同士であれば男女混浴で入ることが珍しくありません。ただし、公共のサウナでは男女別になっていることが多く、混浴の場合も水着着用がルールになっていることがあります。
フィンランド人にとって、サウナは性的な場ではなく、家族や友人との絆を深める神聖な空間です。
本場フィンランドのサウナ文化、特に混浴の習慣については本場フィンランドのサウナの入り方と楽しみ方で詳しく紹介しています。
フィンランド式サウナの健康効果

科学的に証明された効果
フィンランド式サウナの健康効果については、多くの研究が行われています。特にフィンランドの大学を中心とした研究で、以下のような効果が報告されています。
- 心血管系への効果:定期的なサウナ利用が心臓疾患リスクの低減と関連
- 血圧への影響:長期的なサウナ利用が血圧低下と関連する可能性
- 認知機能:週4〜7回のサウナ利用で認知症リスクが低下する可能性
- 呼吸器系:定期的なサウナ利用が呼吸器疾患のリスク低下と関連
- メンタルヘルス:ストレス軽減、リラクゼーション効果
フィンランドの研究では、週に4〜7回サウナに入る人は、週1回の人と比較して、心臓突然死のリスクが63%低かったという結果が報告されています。 JAMA Internal Medicine
サウナの健康効果の総まとめについては、サウナの効果総まとめをご覧ください。また、高温サウナと低温サウナの効果の違いについては、高温サウナと低温サウナ、健康効果はどう違う?で詳しく解説しています。
サウナ利用時の注意点
サウナには多くの健康効果が期待されますが、安全に楽しむためにはいくつかの注意点があります。
注意!
- 飲酒後のサウナ利用は避ける
- 体調不良時は無理をしない
- 水分補給を忘れない
- 長時間の連続利用は避ける
- 持病のある方は医師に相談
サウナの安全な利用方法については、サウナ安全ガイドおよびサウナの安全ガイド総まとめをご確認ください。
自宅でフィンランド式サウナを楽しむ

自宅サウナという選択肢
フィンランドでは多くの家庭にサウナがあるように、日本でも自宅でサウナを楽しむ方が増えています。自宅サウナなら、好きな時間に、自分のペースで、本格的なフィンランド式サウナを体験できます。
- いつでも入れる:施設の営業時間を気にする必要がない
- プライベート:家族や友人とゆっくり楽しめる
- セルフロウリュ:本格的なフィンランド式の楽しみ方ができる
- 衛生的:自分専用なので清潔に保てる
- コスト:長期的に見れば施設通いより経済的な場合も
フィンランドの家庭におけるサウナ文化については、フィンランドの家庭サウナで詳しく紹介しています。
自宅サウナの種類と導入のポイント
自宅に設置できるサウナには、いくつかの種類があります。idetoxでは、本格的なロウリュが楽しめるフィンランド式自宅サウナを取り扱っています。
| 種類 | 特徴 | 設置場所 |
|---|---|---|
| バレルサウナ | 樽型の外観、屋外設置向け、本格ロウリュ可能 | 庭・テラス |
| 屋内サウナ | 室内設置型、省スペース | 浴室・専用室 |
| テントサウナ | 持ち運び可能、アウトドア向け | キャンプ場・庭 |
自宅サウナを導入する際には、以下のポイントを事前に確認することをおすすめします。
- 設置スペース:バレルサウナの場合、直径約2m×長さ約3m程度の設置面積が必要
- 電源・熱源:電気式の場合は200V電源工事が必要な場合あり、薪式は煙突設置を考慮
- 法規制:10㎡を超える建築物は建築確認申請が必要な場合があるため、自治体に確認を
- メンテナンス:木材の定期的な防腐処理、ストーンの交換など
idetoxでは、導入前のご相談から設置後のメンテナンスまでサポートしていますので、初めての方でも安心してフィンランド式自宅サウナを始められます。
バレルサウナについてはバレルサウナの魅力やバレルサウナのメリット・デメリットをご覧ください。また、屋内と屋外サウナの比較は屋内サウナと屋外サウナの比較で解説しています。
自宅サウナで水風呂と外気浴を楽しむ
自宅でサウナを楽しむ際、水風呂と外気浴の環境をどう整えるかは重要なポイントです。専用の水風呂を設置する方法や、チラー(水を冷やす装置)を使う方法などがあります。
バレルサウナを庭に設置すれば、サウナから出てそのまま外気浴を楽しむことができ、フィンランドの湖畔サウナに近い体験ができます。
自宅での水風呂と外気浴の楽しみ方については、自宅サウナでの水風呂と外気浴で詳しく解説しています。
自宅サウナの導入を検討されている方は、自宅サウナ導入ガイドもぜひ参考にしてください。
まとめ:フィンランド式サウナの魅力
フィンランド式サウナは、2000年以上の歴史を持つ伝統的な入浴文化です。単に身体を温めるだけでなく、ロウリュで蒸気を楽しみ、ヴィヒタで身体を叩き、冷たい水で身体を冷やし、外気浴でリラックスする——この一連の体験が、フィンランド式サウナの醍醐味といえます。
日本でもサウナブームをきっかけに、本格的なフィンランド式サウナを楽しめる施設が増えてきました。また、自宅にサウナを導入することで、より自由に、より本格的なサウナライフを送ることも可能です。
POINT
- フィンランド式サウナの特徴は「ロウリュ」ができること
- ヴィヒタは伝統的なサウナアイテムで血行促進やリラックス効果がある
- 水風呂と外気浴を組み合わせることで「整う」体験ができる
- フィンランドではサウナは日常生活の一部であり、社交の場でもある
- idetoxのフィンランド式自宅サウナなら、いつでも本格的なロウリュを楽しめる
ぜひこの記事を参考に、フィンランド式サウナの奥深い世界を体験してみてください。idetoxでは、ご自宅で本格的なロウリュが楽しめるフィンランド式自宅サウナを取り揃えています。サウナのある暮らしで、毎日をより豊かに、健康的に過ごしてみませんか。
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