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【アンケート結果】サウナは休日利用が4割超!高額投資層と筋トレ習慣の関係性とは

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【アンケート結果】サウナは休日利用が4割超!高額投資層と筋トレ習慣の関係性とは

はじめに

サウナブームが定着し、市場が拡大・成熟する中で、サウナ事業者や住宅メーカーの皆様にとって、利用者の行動や意識を正確に把握することはますます重要になっています。施設運営や自宅サウナの導入提案において、どの層がどのような目的でサウナを利用しているのかを理解することは、効果的な製品開発やマーケティング戦略を立てる上で重要な要素といえるでしょう。

そこで今回は、当サイトで実施したサウナ利用者アンケート調査の結果をご紹介します。利用タイミングや月額の支出額、健康習慣との関わりを詳細に分析し、事業戦略に参考になるインサイトをまとめました。特に注目すべきは、サウナへの投資額と健康習慣の間に発見された明確な相関関係です。

調査の信頼性について

本アンケートは当サイトが独自に実施したもので、サウナに関心が高いユーザー層を対象にしています。そのため、市場全体の動向を直接示すものではありませんのでご注意ください。

 

調査概要

  • 調査期間:2025年6月23日~2025年8月5日
  • 調査方法:idetox.jp内のサウナ関連ブログ記事に設置したアンケートフォーム
  • 有効回答数:209名
  • 対象:サウナ利用経験があり、継続的な利用意向を持つネットユーザー

 

【結果】アンケートで見えてきた利用者の実態

Q1: 最もサウナを利用するタイミングはいつですか?

サウナ利用タイミングの調査結果グラフ

まず、サウナ利用者がどのタイミングでサウナを利用しているかを調査しました。その結果、明確な利用パターンが浮き彫りになりました。

利用タイミング 回答数 割合
休日 85 40.7%
平日の夜 48 23.0%
平日の昼 30 14.4%
平日の夕方 29 13.9%
平日の朝 17 8.1%

【事業者向けインサイト】

休日利用が圧倒的に多い(40.7%)という結果は、事業者にとって重要な戦略的示唆を含んでいます。

■自宅サウナ事業者の場合:
休日にゆっくり過ごしたい利用者にとって、「移動不要・時間制限なし・好きなタイミングで利用可能」という自宅サウナの価値提案は非常に魅力的です。家族との時間を大切にしたい層へのアプローチが効果的でしょう。

■サウナ施設事業者の場合:
休日の集客力強化が売上向上の有力な施策となるでしょう。休日限定のプレミアムサービス、ファミリー向けプラン、休日料金体系の見直しなどが有効な施策となるでしょう。

また、平日夜の利用も23.0%と高く、両事業者とも仕事終わりのストレス解消・リフレッシュ需要をいかに取り込むかが事業成功の鍵となるかもしれません。サウナ施設では営業時間延長やアフター5向け割引制度、自宅サウナでは「帰宅後すぐリフレッシュ」の利便性訴求が効果的と思われます。

 

Q2: サウナ入浴のために使う合計金額は1か月でいくらくらいですか?

サウナ月額費用の調査結果グラフ

次に、サウナ利用者が月額でどの程度の金額をサウナに投資しているかを調査しました。

月額費用 回答数 割合
3,000円未満 94 45.0%
5,000~10,000円 51 24.4%
3,000~5,000円 42 20.1%
10,000~20,000円 18 8.6%
20,000円以上 4 1.9%

【事業者向けインサイト】

約半数(45.0%)が3,000円未満という結果から、コストパフォーマンスを重視する利用者層が最も多いことが分かります。一方で1万円以上を投資する高額利用者も10.5%存在します。

■自宅サウナ事業者の場合:
エントリーモデルからプレミアムモデルまでの幅広い商品ラインナップが必要です。特に高額利用者層は自宅サウナの初期投資に対する抵抗感が低い可能性があります。

■サウナ施設事業者の場合:
時間帯別料金制、会員制度の多層化、プレミアムルームの設置など、利用者の価格感度に応じたサービス設計が売上最大化の鍵となります。特に高額利用者向けのVIPサービス導入は収益性向上に寄与する可能性があります。

 

Q3: サウナ以外で日常的に取り入れている健康習慣はありますか?

健康習慣の調査結果グラフ

最後に、サウナ利用者が日常的に取り入れている健康習慣について調査しました。この結果は、サウナ利用者の健康意識とライフスタイルを理解する上で重要な示唆を与えています。

健康習慣 回答数 割合
特に意識している健康習慣はない 67 32.1%
筋トレ・ジム通い 52 24.9%
ウォーキング・ランニング等 40 19.1%
規則正しい食生活・睡眠 32 15.3%
ヨガ・ストレッチ 18 8.6%

【事業者向けインサイト】

約3割(32.1%)が「特に健康習慣なし」と回答している点は、サウナ自体を主要な健康習慣として位置づけている利用者が多いことを示唆しています。一方で、筋トレ・ジム通いをしている層が24.9%と2番目に多いという結果です。

■自宅サウナ事業者の場合:
フィットネス愛好家にとってサウナは「リカバリー」と「パフォーマンス向上」の重要なツールです。ジム併設型やトレーニング後即利用可能な設計の自宅サウナの需要が高いと考えられます。

■サウナ施設事業者の場合:
フィットネス施設との連携、ジム会員向け特別料金、トレーニング後のサウナ利用を促進するサービス設計が有効です。また、「健康習慣なし」層に対しては、サウナを健康習慣の入り口として訴求することで新規顧客開拓が期待できます。

 

【発見】サウナ高額利用者と筋トレ習慣の関係に注目

今回の調査で最も注目すべき発見は、サウナに高額投資をする人ほど筋トレ・ジム通いをしている割合が高いという傾向です。

(確かに私が個人的にサウナ施設を利用するときにも、ガタイの良い筋肉ムキムキの方をよく見ます。。。)

具体的には、Q2で「月額1万円以上を使っている」と答えたサウナ高額利用者ほど、Q3で「筋トレ・ジム通い」を選択しており、この割合は全体平均(24.9%)を11.5ポイントも上回っています。さらに興味深いのは、価格帯が上がるにつれて筋トレ実施率が段階的に上昇している点です。この傾向は、フィットネス愛好家がサウナに対して特に高い価値を感じている可能性を示唆しており、ターゲティング戦略を考える上で重要な示唆を与えています。

高額利用者(月額10,000円以上)の特徴分析

健康習慣 高額利用者内の割合 全体平均との比較
筋トレ・ジム通い 36.4% +11.5pt(全体24.9%)
特に健康習慣なし 31.8% -0.3pt(全体32.1%)
規則正しい食生活・睡眠 18.2% +2.9pt(全体15.3%)
ヨガ・ストレッチ 9.1% +0.5pt(全体8.6%)
ウォーキング・ランニング等 4.5% -14.6pt(全体19.1%)

価格帯別の筋トレ実施率:段階的上昇トレンド

価格帯 筋トレ実施率 全体平均との差 傾向
3,000円未満 21.3% -3.6pt 基準値
3,000~5,000円 23.8% -1.1pt ↗ やや上昇
5,000~10,000円 27.5% +2.6pt ↗ 明確な上昇
10,000~20,000円 38.9% +14.0pt ↗↗ 大幅上昇

この結果は、フィットネス愛好家ほどサウナに高い価値を感じ、積極的に投資している傾向があることを示唆しています。筋トレ後のリカバリー、疲労回復、パフォーマンス向上という明確な目的を持った利用者層が、サウナ市場における有望なセグメントの一つである可能性が高いと考えられます。

 

【考察】アンケート結果から導く事業戦略への示唆

1. フィットネス層:有力なターゲット市場の可能性

筋トレ・ジム通いをしている利用者層は、サウナ事業において投資収益率の高いターゲットとなる可能性が高いことが示唆されました。今回の調査から推測される、この層の特徴は以下の通りです:

  • サウナに対する投資意欲が高い傾向にある(高額利用率38.9%)
  • リカバリーツールとしてのサウナ価値を理解している可能性が高い
  • 継続的・計画的な利用が期待できると考えられる
  • 口コミやレビューによる拡散効果も期待できる可能性がある

【具体的戦略提案】

●自宅サウナ事業者向け:

  • 家庭用のフィットネスや筋トレ器具メーカーとの戦略的パートナーシップ構築
  • 「筋トレ×サウナ」をテーマとしたコンテンツマーケティング
  • リカバリー効果を科学的根拠とともに訴求
  • ジム併設型・トレーニングルーム隣接型の自宅サウナ商品開発

●サウナ施設事業者向け:

  • フィットネスジムとの相互送客・共同キャンペーン実施
  • ジム会員向け特別料金プランの設定
  • トレーニング後の利用を想定した動線設計・時間調整
  • プロテインバーや栄養補給サービスの併設検討
  • パーソナルトレーナーとの連携によるリカバリープログラム提供

2. 時間的ニーズの多様化に対応した提案戦略

休日利用者(40.7%)と平日夜利用者(23.0%)で合計6割超となることから、「時間の自由度」がサウナ選択の重要な決定要因の一つである可能性が示唆されました。

【ターゲット別アプローチ】

●自宅サウナ事業者向け:

  • 休日利用層:「家族時間の充実」「プライベート空間でのリラックス」を訴求
  • 平日夜利用層:「仕事終わりの即リフレッシュ」「通勤時間の短縮効果」を強調
  • 複合利用層:両方のニーズを満たす「24時間いつでも利用可能」価値を提案

●サウナ施設事業者向け:

  • 休日利用層:休日限定イベント、ファミリープラン、休日料金体系の最適化
  • 平日夜利用層:営業時間延長、アフター5割引、仕事帰りアクセスの改善
  • 時間帯別最適化:混雑予測システム、事前予約制度、時間帯別サービス内容の差別化

3. 価格感度に基づく商品ポートフォリオ戦略

利用者の価格感度に明確な階層化が見られるため、各セグメントに最適化された商品・サービス展開が重要です。

【セグメント別戦略】

●自宅サウナ事業者向け:

  • エントリー層(月額3,000円未満):コンパクト設計・簡易設置型の低価格自宅サウナ
  • ミドル層(月額3,000~10,000円):バランス重視のスタンダードモデル
  • プレミアム層(月額10,000円以上):高機能・高性能・カスタマイズ対応モデル
  • フィットネス特化層:リカバリー機能に特化した専用モデルの開発

●サウナ施設事業者向け:

  • コスパ重視層:平日昼間割引、学生・シニア料金、回数券制度の充実
  • ミドル層:月額会員制、平日夜・休日の標準料金設定
  • プレミアム層:VIPルーム、個室サウナ、専属スタッフ付きサービス
  • フィットネス連携層:ジム併設、パーソナルトレーニング+サウナパッケージ

4. 健康習慣なし層への新たなアプローチ

「特に健康習慣なし」と回答した層が32.1%存在することは、サウナを健康習慣の入り口として位置づける戦略の有効性を示唆しています。

●自宅サウナ事業者向け:

  • 「手軽に始められる健康習慣」としてのサウナ訴求
  • 初心者向けのサウナ入門コンテンツ充実
  • 段階的な健康意識向上をサポートするサービス設計

●サウナ施設事業者向け:

  • サウナ初心者向け体験プラン・入門講座の実施
  • 健康効果を実感できる継続利用プログラムの提供
  • 他の健康習慣(食事・睡眠・運動)との組み合わせ提案
  • 健康意識向上をサポートするコミュニティ形成

 

まとめ

今回のサウナ利用者アンケート調査からは、休日ニーズの強さ、価格帯の明確な二極化、そして筋トレ層の高い投資意欲などの傾向が明らかになりました。特に、フィットネス愛好家がサウナに対して高い価値を感じている可能性という発見は、今後の事業戦略において重要な指針となる可能性があります。

今回の調査から得られた具体的なデータを活用することで、自宅サウナ事業者やサウナ施設運営者、住宅メーカーの皆様は、お客様ごとの特徴に合わせた戦略を立てやすくなります。サウナ市場が広がり成熟していく中で、利用者の実態をしっかり理解することが、競合との差別化につながると考えられます。

idetox(アイデトックス)では、本調査で得られた市場インサイトを活用し、各ターゲット層に最適化された自宅サウナの提案を行っています。約80種類のサウナと、それぞれ100を超えるカスタマイズで幅広いニーズに対応可能です。

POINT

本調査結果は、サウナ市場における顧客セグメンテーションと効果的なターゲティング戦略立案のためのデータです。特にフィットネス層との相関関係は、自宅サウナ事業者・サウナ施設運営者の両方にとって重要な戦略的示唆を含んでいます。ぜひ事業戦略の策定・見直しにご活用ください。

サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

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