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ホテルの客室にサウナを導入するときに必要なこと

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ホテルの客室にサウナを導入するときに必要なこと

はじめに

第3次サウナブーム以降、順調に拡大しているサウナ市場。

銭湯などの温浴施設のみならず、ホテルや旅館にも新たにサウナを導入する事業者も増えています。

宿泊施設へのサウナの導入は大きく2通り。1つは大浴場などの共用の浴室にサウナ室を導入する方法。そしてもう1つが各客室の中に、それぞれサウナの個室を導入する方法です。

どちらも1長1短ありますが、ここでは後者の客室へのサウナの導入に関して、確認しておくことや必要なことなどをご説明していきます。

 

確認しておく5つのこと

客室への小型のサウナ設備の導入に関して必要なことは以下の5つです。

  • スペースの確保
  • 冷水浴やシャワー設備
  • 建築基準の確認
  • 安全面の確保
  • メンテナンス

 

スペースの確保

まずは個室のサウナ(ボックスサウナ)を設置するためのスペースが必要です。

小さな1人用のボックスサウナの場合、大きさは約1m四方、高さ2m程度が多いです。ただ、実際にはサウナ本体の周りにさらにスペースを空ける必要があるため、最低でも1.5m四方のスペースを確保する必要があります。

 

これによって他の設備や部屋への導線が切れてしまうなど、宿泊者に不便になるレイアウトにならないようにしておきましょう。

 

冷水浴やシャワー設備と導線

サウナは「サウナ⇨水風呂⇨外気浴(休憩)」を1つのセッションとして行うのが一般的です。そのためサウナ以外の設備も必要です。水風呂に関しては嫌いな人も多く、必須ではありません。ただ、最低限サウナでかいた汗を洗い流すシャワーは必要です。

 

またサウナからシャワーなどへの導線も重要です。

例えばボックスサウナをベランダへ導入し、シャワー設備が部屋の入口付近にあると、サウナでかいた汗が部屋に落ちてしまいますね。なにより一連のセッションの導線が長いと、嫌がるサウナ愛好家はかなり多いです。

そのため、できる限りサウナのセッションを1つのエリア内で完結させるように、レイアウトを工夫していきましょう。

 

建築基準の確認

サウナの設置には、建築基準法や消防法などの法規制を遵守する必要があります。建築基準に合わせた設置場所と構造を確認することが重要です。

消防法などは地域の条例によって詳しく定められており、具体的な数値等はその地域によって異なります。中には配線などの電気設備に関わる規制もありますので、一度市役所や保健所等の管轄の部署に確認するようにしましょう。

また、全体を網羅したサウナの設置基準等は日本サウナ・スパ協会のページから確認することも出来ますよ。

サウナ設備設置基準(日本サウナ・スパ協会)

 

安全面の確保

客室にサウナを置く場合には、基本的に宿泊者に設備を操作をしてもらう必要があるため、安全面への配慮が公衆浴場のサウナ設備よりも重要になります。

 

安全設備については消防法などでも定められていますが、客室にサウナを置く場合には自動停止機能や温度センサーなどを設置し、ハード面で安全性を高める措置をとるようにしましょう。可能であればこれらの安全装置が備え付けているサウナを導入するようにしてください。

 

また、ソフト面でも安全策を取る必要があります。その利用方法や万が一の対処法などを宿泊者によく理解してもらうために、使い方のガイドブックなどを置くだけでなく、直接利用手順について説明を行うようにしましょう。またそのための従業員教育も徹底するように心がけましょう。

 

メンテナンス

サウナは定期的なメンテナンスが必要です。

導入されるサウナのメーカーや種類によって細かい内容は異なりますが、基本的に室内の清掃やサウナストーンなどの消耗品の交換はもちろん、定期的な点検を行わなくてはいけません。

客室にサウナを設置するのであれば、サウナの数だけメンテナンスの時間や費用も発生します。導入されるサウナはメンテナンスの工数がどのくらいかかるのかをよく確認して選定するようにしておきましょう。

 

専門家に相談するのがベスト

サウナを設置するためには、専門のサウナ施工業者などに相談することが望ましいです。サウナの設置方法や設備の選定、また消防法などの法規や保守・管理方法など、考えなければいけないことがたくさんあります。

自分たちで商品を選定して導入する前に、一度専門家に相談することをおすすめします。

 

idetoxでは家庭用サウナの他にも事業用サウナも取り扱っております。

サウナの導入に関してお悩みでしたら、「お問い合わせページ」か「お電話(092-407-7887)」よりお気軽にご相談くださいませ。

 

サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

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