屋外サウナの価格は総額いくら?メリット・デメリットと設置前に知るべき全注意点
はじめに

「自宅の庭に本格的なサウナを設置したい」「屋外サウナって実際どうなの?」そんな疑問をお持ちではないでしょうか。
自宅で本格的なサウナ体験を求める方にとって、庭や屋上に設置する屋外サウナは非常に魅力的な選択肢です。開放的な外気浴ができ、家族や友人と一緒に楽しめる広いスペースを確保しやすいのが特長といえます。
本格的な屋外サウナの目安価格は150万円〜450万円程度で、テントサウナより高額ですが、その分まるで施設のような本格的ロウリュを体験できます。一方、設置場所の条件確認や定期メンテナンスが必要など、知っておくべきデメリットもあります。
この記事では、屋外サウナ導入を検討中の方に向けて、メリット・デメリットや設置準備、費用の目安まで詳しく解説します。屋外に自宅サウナを設置する際の注意点を事前に把握し、後悔のないサウナライフを実現しましょう。
idetox(アイデトックス)では80種類以上のサウナ本体と100を超えるカスタマイズの中から、ご自宅に合った屋外サウナをご提案しています。自宅サウナの導入をご検討中の方は、設置場所やご予算を添えてお気軽にご相談ください。
自宅に屋外サウナを設置する3つの主要メリット
屋外に自宅サウナを設置することで得られるメリットは数多くあります。まずは代表的な3つのメリットを確認しましょう。
- 広いスペースで開放感のあるサウナ体験
- 自然の中で楽しめる本格的な外気浴
- 高い自由度とカスタマイズ性
広いスペースで開放感のあるサウナ体験
屋外にサウナを設置する最大の魅力の一つは、室内と違ってスペースにゆとりがある点です。天井の高さや間取りを自由に設計できるため、圧迫感なくのびのびと過ごせます。
家族や友人と一緒に入っても窮屈さを感じにくく、贅沢なリラックス時間を楽しめます。屋内設置と比較すると、4〜6人用の大型サウナも導入しやすいのが特長です。
自然の中で楽しめる本格的な外気浴
屋外サウナならではの楽しみが、自然を感じながらの外気浴です。しっかり温まった後に森の風や夜空の星を浴びながらクールダウンする体験は格別といえます。
サウナ後の外気浴では、急激な温度変化によって血管が収縮・拡張を繰り返し、自律神経のバランスが整えられます。具体的には、サウナ室での高温環境で交感神経が活性化し心拍数が上昇した後、外気浴で一気に副交感神経が優位になることで深いリラックス状態が生まれます。また、この温冷刺激はHSP(ヒートショックプロテイン)の生成を促し、細胞の修復や免疫機能の向上にも寄与するとされています。
温熱療法による自律神経への作用については、サウナ浴後の外気浴が副交感神経を活性化させ、心身のリラックス効果を高めることが複数の研究で示唆されています。特に自然環境下での休息は、室内と比較してストレスホルモン(コルチゾール)の低下に寄与する可能性があります。日本温泉気候物理医学会雑誌(温熱療法と自律神経に関する研究より)
身体だけでなく心までリフレッシュできる外気浴は、屋外サウナの醍醐味です。
高い自由度とカスタマイズ性
屋外サウナはデザインとレイアウトの自由度が高いのも魅力です。ログハウス風にしたり、ウッドデッキや水風呂を併設したりと、ライフスタイルに合わせたカスタマイズが可能です。
将来の増設や移設も比較的柔軟に行えるため、長期的な視点でサウナ環境を育てていけます。idetoxではサーモウッド加工など耐久性を高めるオプションも豊富にご用意しています。
自宅屋外サウナの3つの主要デメリットと対策

屋外サウナには魅力的なメリットがある一方で、知っておくべきデメリットも存在します。事前に把握し、適切な対策を講じることで後悔を防げます。
- 外気温や天候の影響を受けやすい
- プライバシー確保の難しさ
- メンテナンスの負担が大きい
デメリット1:外気温や天候の影響を受けやすい
屋外サウナは外気温や天候の影響を受けやすいのが弱点です。特に冬場は断熱材が不十分だと十分に温まらないことがあります。
idetoxの独自検証データ(2023年冬季実施)によると、外気温0℃の環境下で室温90℃に到達するまでの時間を比較した結果、高断熱モデル(壁厚58mm・サーモウッド仕様)は約55分で到達したのに対し、標準断熱モデル(壁厚40mm)は約95分を要しました。このように断熱性能の差は加熱時間に約1.7倍の開きをもたらし、ランニングコストにも影響します。
POINT
対策:高断熱仕様のサウナを選ぶ、または後付けの断熱パネルを設置することで、冬場でも快適な温度を維持できます。台風や大雪の日は使用を控えるなど、季節ごとの運用ルールを決めておくことも大切です。
デメリット2:プライバシー確保の難しさ
屋外サウナでは、近隣からの視線が気になる場合があります。プライバシーを守るためには目隠しフェンスや植栽が欠かせません。
さらに、薪ストーブを採用する場合は煙やにおいが近隣の迷惑にならないよう事前の相談と配慮が求められます。設置前に近隣住民へ説明しておくことで、トラブルを未然に防げます。
POINT
対策:目隠しフェンス(高さ1.8m以上推奨)の設置、常緑樹による植栽、電気ストーブの選択などが有効です。idetoxでは換気設備の設計もサポートしています。
デメリット3:メンテナンスの負担が大きい
屋外では木材が雨や湿気で劣化しやすく、金属部分にはサビが発生しやすいため、定期メンテナンスと塗装・防腐処理が必須です。
屋外サウナは年間3〜7万円程度のメンテナンス費用を見込んでおく必要があります。屋内設置と比較すると、この維持費の差は無視できません。詳しくは設置場所による電気代の違いもご参照ください。
POINT
対策:サーモウッドやレッドシダーなど耐久性の高い木材を選ぶ、定期的な防腐剤塗布(年1〜2回)を行う、屋根やひさしで雨よけを設けるなどの対策が効果的です。
屋外サウナの設置に必要な条件と準備
屋外サウナ設置を成功させるには敷地条件・法規制・インフラ整備の3点を事前に確認しましょう。
敷地条件のチェックポイント
まず敷地は平坦で水はけが良いことが理想です。傾斜地の場合は基礎工事で調整が必要になり、追加費用が発生します。
サウナ本体から建物や隣地境界まで2m以上の離隔を確保できると安心です。これは消防法の規定や、メンテナンス時の作業スペース確保のためにも重要です。
法規制の確認
注意!
10㎡超または高さ2.5m超の場合は建築確認申請が必要になる場合があります。地域によって条例が異なるため、必ず自治体に事前相談しましょう。
自治体への相談時に準備しておくとスムーズな書類:
- 設置場所を示す簡単な配置図(敷地図に設置希望位置を記入したもの)
- 希望するサウナのカタログや仕様書(サイズ・高さ・構造がわかるもの)
- 敷地の登記簿謄本または公図(境界確認のため)
よくある質問の例:「この地域で屋外サウナの設置に制限はありますか?」「建築確認申請は必要ですか?」「防火地域・準防火地域の指定はありますか?」
インフラ整備
電気は200V・30A以上の専用回路が必要です。水風呂を設ける場合は給排水経路の確保も必須となります。
idetoxでは無料現地調査を実施し、設置条件や法規制のチェックを専門技術者がサポートします。屋内・屋外どちらが適しているか迷われている方は、屋内・屋外サウナの違いを徹底比較した記事もご参考ください。
屋外サウナの費用詳細とランニングコスト
屋外サウナ導入費用は仕様や敷地条件で変動しますが、総額150万円〜450万円が一つの目安です。
| 項目 | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|
| サウナ本体 | 50万円〜300万円 | バレル・ボックス・キャビンなど |
| ストーブ本体 | 10万円〜80万円 | 電気式は高出力モデルが多いためやや高価 |
| 基礎工事 | 15万円〜40万円 | コンクリート打設・防湿処理 |
| 電気工事 | 10万円〜25万円 | 200V専用回路・分電盤増設等 |
| 水道工事 | 10万円〜30万円 | 給排水・水風呂がある場合 |
| その他 | 10万円〜25万円 | 運搬費・設置費など |
ランニングコストの目安
ランニングコストの目安(週3回・1回あたり1.5時間使用の場合)
- 電気ストーブの場合: 月2,000円〜4,500円程度(計算例:6kWヒーター×1.5時間×月12回×電気単価31円/kWh=約3,350円。冬場は加熱時間増加により上振れの可能性あり)
- 薪ストーブの場合: 月3,000円〜8,000円(広葉樹薪 1束700〜1,000円×4〜8束)
- 年間メンテナンス費: 3万円〜7万円(塗装・防腐剤・消耗品交換など)
商業施設のサウナ利用料金(1回1,000円〜2,000円)と比較すると、週2〜3回利用するご家庭なら約5〜8年で元が取れる計算になります。さらに移動時間を短縮できる点も大きなメリットです。
屋外サウナがおすすめの人・向かない人

自宅サウナを検討する際、屋外設置が向いているかどうかは個人の状況によって異なります。以下のチェックリストで確認してみましょう。
屋外サウナがおすすめの人
- 本格的なプライベートサウナを求めている
- 十分な敷地スペースと初期投資が可能
- 家族や友人と一緒にサウナを楽しみたい
- 定期的なメンテナンスを惜しまない
- 近隣トラブルを防ぐ配慮ができる
屋外サウナが向かない人
- 住宅密集地にお住まいの方
- メンテナンスに時間・費用を割けない方
- サウナ利用が月1回以下の方
屋外サウナは週2回以上利用し、本格的な発汗体験を自宅で味わいたい方に最適です。カジュアル利用ならテントサウナや屋内ユニット型サウナもご検討ください。
自宅サウナ導入で後悔しないためのポイントは、自宅サウナの7つのデメリットと解決方法でも詳しく解説しています。
屋外サウナ導入の具体的な手順
屋外サウナ導入は無料現地調査から設置完了まで4〜8週間が一般的です。idetoxでの導入フローをご紹介します。
- 無料現地調査・条件確認(敷地・電気・法規制)
- プラン決定・正式見積もり
- 契約・必要に応じ建築確認申請
- 基礎工事・インフラ工事
- サウナ本体設置・試運転
idetoxでは、設置後1年間の無料点検と、2年目以降の定期点検プラン(年1回・3万円〜)をご用意しています。パーツ交換や塗装など追加メンテもお任せください。
まとめ:屋外サウナのデメリットを理解して後悔のない自宅サウナライフを
屋外サウナには、開放的な空間での本格的なサウナ体験という大きなメリットがある一方、天候の影響やメンテナンス負担などのデメリットも存在します。
事前にデメリットを把握し、適切な対策を講じることで、屋外サウナの魅力を最大限に引き出せます。
自宅サウナの導入を検討される際は、ご自身のライフスタイルや敷地条件に合った選択をすることが大切です。idetoxでは、屋外・屋内それぞれのメリット・デメリットを踏まえた最適なプランをご提案しています。
ご質問やご相談はお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。専門スタッフが丁寧にご案内いたします。
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