コラム

テントサウナの温度を上げる3つの方法と注意点

作成日:
更新日:
テントサウナの温度を上げる3つの方法と注意点

はじめに

    テントサウナは、自然の中や都会の喧騒の中ででも極上のサウナ体験を得ることができる優れたアイテムです。

    しかし、外気温や雨風の影響を受けやすく、どうしても理想のサウナの体感温度に達しないことがあります

    そこで今回は、テントサウナの体感温度を高める3つの方法を解説していきます。これらの方法を試して、整い体験を最大化してみてください。

     

    温度を上げるヒント①:薪ストーブの火力を上げる

    テントサウナの温度を上げる3つの方法と注意点 薪ストーブの火力を上げる

    当然ながらサウナの温度はストーブの火力に大きく依存しています。薪ストーブの火力を上げることで、サウナの体感温度を高めることが可能です。

    火力が上がりやすい薪を選ぶ

    まずは、燃料として良質な薪の選択が重要です。

    乾燥した薪を使用することで、燃焼効率が上がり、高温を持続することがかんたんになります。

     

    また、木の種類によっても火力の大きさに違いが出ます。

    一般的に杉や松などの針葉樹は、火が付きやすい反面、燃え尽きるまでが短く最大火力が低い傾向に。また、クヌギやサクラなどの広葉樹は、火がつくまでに時間がかかりますが、燃焼効率がよく、火力が高まりやすい傾向にあります。

     

    テントサウナの温度を上げるのであれば、乾燥した広葉樹を薪として利用するようにしましょう。

     

    薪の配置を工夫する

    薪はただストーブに投げ込めばいいわけではありません。その積み方によって火力や燃焼時間に違いが出てきます

    温度を上げるために火力を強めたいのであれば、井桁(いげた)型や合掌型を採用することでテントサウナの温度を上げることができるでしょう。

     

    火力を上げるときには安全性にも注意

    火力を上げるときは、火力に見合った適切な換気が必要です。

    これは燃焼には適切な量の酸素が必要という理由もありますが、火力が高いとテント内部の酸素が薄くなるという危険性があるからです。

    常に換気を意識し、安全な範囲内で火力を調整しましょう。

     

    温度を上げるヒント②:座る位置を高くする

    テントサウナの温度を上げる3つの方法と注意点 座る位置を高くする

    熱は上に向かって進んでいくため、温度が均一になりませんね。テントサウナの内部は、テントの上部の方が温度が高くなります。

    これを利用して、座る位置を高くすることで、より高温の空間でサウナを楽しむことができます

    高さのある椅子や土台を利用する

    まず単純にある程度高さのある椅子やベンチを持ち込むのが最もシンプルなやり方です。

    特に木で作った自家製の椅子であれば、脚の長さを高くすることでこれを達成することができます。

     

    もし、もともとある椅子を使いたい場合は、椅子の脚の下に大きな石や木を敷くことで椅子の高さを底上げすることもできます。

    もちろん安定性をしっかりと確認し、バランスを崩して薪ストーブに倒れ込まないように注意して行いましょう。

     

    足を上げる

    最も温度が低くなるのが地面付近の足元ですので、足の体感温度を上げるだけでグッと体全体が温まりやすくなります。

    テントサウナの内部の空間に余裕があれば、フットレストになるような足置きを設置したり、あぐらや体操座りができるようなベンチを利用することも有効です。

    また、高さの話から少しズレますが、足元をタオルなどで覆うだけでも体感温度をいくらか上げることができるでしょう。

     

    温度を上げるヒント③:風を作る

    テントサウナの温度を上げる3つの方法と注意点 風を作る

    体感温度は「温度」「湿度」そして「風速」によって変化します。

    もし「温度」や「湿度」を上げることができなければ、「風速」を上げることで一気に体感温度を上げることができます

     

    うちわを使う

    手軽に風を作り出して、体感温度を上げる方法は団扇を使ってセルフアウフグースをすることです。

    サウナで座った状態で、自分に団扇で扇ぐだけでグッと体感温度を上げることができます。

     

    扇風機を利用する

    もし、団扇を使うことが面倒であったり、瞑想しながらサウナを楽しみたい場合には扇風機を使うことも可能です。

    ただし、テントサウナの内部で使用すると、扇風機が非常に高温になり発火や火傷のリスクが上がるため、あまりおすすめできません。特にバッテリーや乾電池式の小さな扇風機はリスクが上がるため、テント内部での利用は避けましょう。

    扇風機を利用する際は、扇風機を外に設置し、通気口や出入り口を少し開けて、外から弱い風を送ってみましょう

    外の空気が下がって、テント内部の温度が下がるデメリットももちろんありますが、風による体感温度の上昇効果は大きいため、体感温度が上がる可能性は十分にあります。

     

    まとめ

    • 乾燥した薪を使用する
    • 広葉樹の薪を利用する
    • 薪の配置を工夫する
    • 火力を上げる際には換気と安全性に注意する
    • 高さのある椅子や土台を利用する
    • 足を上げたり、足にタオルを覆う
    • うちわを使う
    • 扇風機を利用する(扇風機の内部での使用は注が必要)

    サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

    SNSをフォローしていただくと、サウナに関する情報を随時お届けいたします。

    RECOMMEND BOX SAUNA