コラム

【自宅サウナの電気代は?】何年で元が取れる?

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【自宅サウナの電気代は?】何年で元が取れる?

はじめに

サウナはリラクゼーションや健康のための重要なツールであり、多くの人々にとって生活の一部となっています。

 

しかし、サウナ施設へ何度も通っていると「自宅にサウナを設置したほうが安上がりじゃない?」と疑問に思うこともありますよね。

では、自宅にサウナを設置する費用やサウナ施設に通う費用、また自宅サウナを使うための電気代を加味して、自宅サウナの費用対効果はどうなるのでしょうか?

 

この記事では、それぞれのコストを考えながら、『自宅サウナを購入して何年使えば元が取れるのか』を計算していきます。

また、この記事の最後に基本的な計算方法も記載していますので、もしよろしければ参考にされてみてください。

  

自宅サウナの電気代は?

自宅サウナの電気代はいくらかかるのでしょうか。

これは電気ストーブの出力によって大きく異なりますが例として1人用の自宅サウナで考えていきましょう。

 

例えば、1人用の小型の自宅サウナであれば2kW程度の電気ストーブが使われます。このとき電気料金単価が22円/kWhだと仮定すれば、自宅サウナの電気代は1時間で44円になるでしょう。

温浴施設などのサウナに行けば1回で1,000円以上かかることも珍しくありません。自宅サウナの電気代自体は大したことはないのです。

 

もちろん電気料金単価はお住いの地域や契約によっても異なりますし、2人や3人用などの大きなサウナであれば、ストーブも大きくなってもっと電気代は上がります。

 

前提条件

まず、計算に必要な前提条件を以下のように決めていきます。

人によって普段行かれているサウナ施設の料金や頻度も違いますし、検討される自宅サウナのスペックも違うと思います。あくまでも参考程度に見てもらえればと思います。

サウナに通う頻度

  • 2日に1回

サウナ施設に通う費用

  • 利用料:1,000円/回
  • 移動費:500円/回

自宅サウナ関連の費用とストーブのスペック

  • 自宅サウナの価格:1,680,000円
  • 設置費用:150,000円
  • ストーブ出力:2kW
  • 電気料金単価:22円/kWh
  • 1回のサウナで使用する時間:1.5時間(準備時間含む)

ちなみに今回検証する自宅サウナはidetoxで販売中の1人用の屋内ボックスサウナです。デジタル制御パネルや製品保証、またHarvia製ストーブの採用など、家庭用のサウナの中でも比較的高級なタイプになります。

 

リラクゼーション ルームサウナ・ボックス 1人用 家庭用 室内用

¥1,680,000

 

自宅サウナで年間いくら浮くのか

【自宅サウナの電気代は?】施設に通う場合と比較して何年で元が取れる? 自宅サウナで年間いくら浮くのか

それでは、これらの前提条件を基に、自宅サウナのランニングコストとサウナ施設へ通う費用を計算し比較してみましょう。

 

サウナ施設へ通う費用

こちらは簡単ですね。一回のサウナ施設利用料金と移動費を合計した金額「1,500円」が一回当たりの費用となります。

そして2日に1回の頻度で通っている場合、年間の利用費用は「約274,000円」(1500円×365日÷2日×1回)となります。

 

自宅サウナの電気代

一方で自宅に設置する家庭用サウナのランニングコストになる、「電気代」はどうでしょうか。

自宅サウナの電気代は、ストーブの電力消費から考えていきます。

ストーブが2kWの消費電力で、サウナは1回当たり1.5時間稼働すると一回当たりの電力消費は3kWh(2kW x 1.5時間)となります。これに電気料金単価22円/kWhを掛けると、一回当たりの電力費は「66円」(3kWh x 22円)となります。

2日に1回の頻度で自宅サウナに入った場合、年間の電気代は「約12,000円」(66円×365日÷2日×1回)となります。

 

「施設利用費 - 自宅サウナの電気代」

最後に2つの計算結果の差を求め、年間いくら浮くのかを計算していきましょう。

今回は施設利用費が「約274,000円/年」で、自宅サウナの電気代が「約12,000円/年」でしたので、自宅サウナを導入した場合、年間に浮く金額は「約262,000円」(274000円-12000円)になります。

自宅にサウナを導入することで、サウナ費用を年間26万円も安く抑えることができるというわけです。こうして見ると、結構お得ですね。

 

何年で元が取れるのか?

【自宅サウナの電気代は?】施設に通う場合と比較して何年で元が取れる? 何年で元が取れるのか?

では、ここまでの計算を基に、実際に自宅サウナを何年間使い続ければ元が取れるのか計算していきます。

計算は「自宅サウナの初期費用」を「年間に浮く金額」で割ることで求められます。

 

今回、初期費用が1,830,000円、年間に浮く金額が262,000円でしたので、元が取れるのは「約7年」(1830000円÷262000円/年)になります。

もちろんサウナに通う頻度が多ければ多いほど、浮く金額が多くなるので、元が取れる年数も短くなります。仮に毎日のようにサウナに通っている場合は、この半分、約3年半で元が取れることになります。

 

金額以外にも自宅サウナのメリットはたくさん

【自宅サウナの電気代は?】施設に通う場合と比較して何年で元が取れる? 金額以外にも自宅サウナのメリットが

普段からサウナに行くサウナーの方は結構「あり」な選択肢なのではないかと思いますが、やはり初期費用が高いので、ときどきしか行かない人だとあまり現実的な数字にはならないかもしれません。

ただし、自宅にサウナを設置するメリットは、費用面だけはありません

  • いつでも利用可能
  • 自分にあった最高のサウナ環境が作れる
  • 快適なプライベート空間
  • 他人のマナーや衛生面の心配なし

 

自宅にサウナを設置することを検討する際には、これらの利点も考慮に入れてみてください。

 

まとめ

今回の計算からも分かるように、自宅にサウナを設置するとサウナ施設へ通うよりも長期的にはコストが低くなり、お得になります

しかし、初期投資が高額であるため、元が取れるまでに数年の期間が必要です。

もちろん自宅サウナのメリットは価格面だけでなく、利用する時間帯や温度設定を選べるなどたくさんあります。

最終的に自宅にサウナを導入するかは、「自分がどれだけサウナが好きか」を考えて判断することで、後悔の少ない選択になるのではないかと思います。

あなたの自宅サウナ選びの参考になれば幸いです。

idetoxの自宅サウナ商品もぜひご覧ください。

 

一般的な計算式

最後になりますが、今回の元が取れる年数を計算する計算式を以下に記載します。ご自身の頻度や購入予定のサウナの価格を当てはめて計算されてみてください。

 

まず以下のそれぞれの値を計算しておきます。(文字は次で使います)

  • S : 自宅サウナの初期投資額(設備の購入費用+設置費用)
  • A : 利用するサウナ施設の1回あたりの利用費用(利用料+移動費など)
  • U : 利用するストーブの消費電力
  • N : 自宅サウナの利用時間(準備時間を含む)
  • a : 利用回数(一年間での利用回数)

そして、次の計算式を使用します。

1. 年間に浮く金額:C (電気料金単価が22円/kWhと仮定)

C = { A - ( U × N × 22) } × a

2. 元が取れる年数:N

N = C ÷ S

これらの計算式を使うことで、自宅サウナと施設利用のどちらがコストパフォーマンスが良いかを判断することが可能です。

サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

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