自宅サウナのコストパフォーマンスを徹底解説!施設利用との比較も
はじめに
サウナはリラクゼーションや健康増進に欠かせないツールとして、多くの人に愛されています。しかし、サウナ施設に通い続けるとコストがかさむことから、「自宅にサウナを設置したほうがお得なのでは?」と考える人も多いと思います。
そこで、この記事では実際に販売している自宅サウナ商品をもとに、そのコストパフォーマンスを徹底的に分析します。自宅サウナのランニングコストや初期投資、サウナ施設利用の費用を比較し、自宅サウナ導入の費用対効果を計算していきます。
※idetoxでは100種類を超えるカスタマイズの豊富な商品から、お客様に合ったサウナをご提案いたします。自宅サウナをご検討中の方は、ご希望の条件を添えてお気軽にご連絡くださいませ。
自宅サウナのランニングコストって実際どれくらい?
基本的に自宅サウナのランニングコストを考える上で、最も重要なのは電気代です。そして次の表を見てもらえれば分かりますが、電気代が一番発生するのはストーブです。
<1人用自宅サウナを1時間稼働したときの消費電力例>
項目 | 消費電力(W) | 割合 |
---|---|---|
電気ストーブ(2kW) | 2,000 | 96% |
照明 | 60 | 3% |
ファン(給排気用)× 2 | 10 | 0.5% |
Bluetoothスピーカー | 10 | 0.5% |
合計 | 2,080 | 100% |
※実際には1人用サウナといっても、電気ストーブの出力は2~4kWと差がありますが、いずれにしてもストーブの電気代が大部分であることに違いはありません。
次に、1人用の自宅サウナでストーブの電気代がどれくらいかかるのか計算してみましょう。
まず、電気代が上がっている昨今、東京電力の料金表によると、2024年4月時点の電気料金単価は約30円/kWhです(契約によって異なります)。そして1回の利用時間が1.5時間だと仮定します。
- ストーブの出力:2kW
- 1回の使用時間:1.5時間(準備時間含む)
- 電気料金単価:約30円/kWh
上記の条件で計算すると、1回のサウナでの電気代は約90円(2kW × 1.5h × 30円)となります。
さらに月額や年額を計算するために、ここに利用頻度を掛けていきます。もし週に3回のペースで自宅サウナを使用する場合、月間の電気代は約1,160円(90円 × 30 ÷ 7 × 3)、年間では約13,900円(1,160円 × 12ヶ月)になります。
※自宅サウナの利用人数やサイズによる電気代の差など、電気代については以下の記事で深堀りしています。
自宅サウナと施設利用のコスト比較:どちらがお得?
自宅サウナの電気代がわかったところで、次は実際の自宅サウナの価格を加味して、サウナ施設利用の費用と比較してみましょう。
比較に使用する自宅サウナはidetoxで販売中の1人用の屋内ボックスサウナです。これまでの計算と同じく2kWのストーブを利用します。
また、このサウナはBluetoothスピーカーがついていたり、デジタル制御パネルで音楽や温度を設定したり、世界シェア1位のHarvia製ストーブを採用するなど、家庭用のサウナの中でも比較的高級な価格帯になります。
では、比較のための前提条件を以下のように設定します。
- サウナ通いの頻度:週3回
- 施設利用の費用内訳:利用料1,500円/回
- 自宅サウナの初期費用(本体+設置):1,830,000円
- 電気ストーブのスペック:2kW
- 電気料金単価:30円/kWh
- 使用時間:1回で1.5時間使用
これらの条件で、サウナ施設利用の年間費用を計算すると、234,000円(1,500円 × 週3回 × 52週)になります。
一方、自宅サウナの主な年間ランニングコストは、先ほど計算した電気代13,900円です。
つまり、自宅サウナを導入することで、年間220,100円もの節約が可能というわけです。
何年でモトが取れる?自宅サウナの投資回収期間を計算!
年間のコストで考えると自宅サウナが圧倒的にお得でした。しかし、自宅サウナを導入するとなると、大きな初期費用が発生しますね。
では、自宅サウナ導入に必要な初期投資を回収するには何年かかるのでしょうか?さきほどの自宅サウナをベースに計算していきましょう。
投資回収期間は、初期投資額を年間節約額で割ることで算出できます。
今回の例では、初期投資額が1,830,000円(本体価格1,680,000円 + 設置費用150,000円)、年間節約額が220,100円でしたので、投資回収期間は"約8.5年"(1,830,000円 ÷ 220,100円)となります。
つまり今後9年以上サウナに通い続けると思うなら自宅サウナを導入したほうが長い目で見るとオトクなのかもしれません。
ただし、この投資回収期間はサウナ利用頻度によって大きく変化します。たとえば、毎日自宅サウナを使用する場合、年間節約額は515,000円にもなり、投資回収期間は"約3.5年"まで短縮されます。
逆に、週1回だけの利用なら年間節約額は73,500円となり、投資回収期間は"約25年"と非常に長くなってしまいます。
このように、自宅サウナのコストパフォーマンスを考える上で、"サウナ利用頻度"は非常に重要な要素だと言えるでしょう。
自宅サウナのコスパを考える上での注意点
自宅サウナのコストパフォーマンスを考える際、見落としがちな点が適切な利用方法です。
例えば、サウナストーンに一度に大量の水をかけると、ストーブに大きな負荷がかかり、故障の原因になることがあります。ストーブの交換や修理には高額な費用がかかるため、コスパを大きく下げる要因となってしまいます。
また、サウナ室の定期的な換気などを行わないと、木材にカビが生えたり、金属部分の錆びが進行し、思わぬ出費につながる可能性があります。
これらの問題を防ぐためには、以下の点に気をつけましょう。
- ロウリュは少量の水で行う
- サウナストーンに直接水をかけすぎない
- 床や壁に水がかかりすぎないよう注意する
- 使用後は適切に換気し、サウナ室内を乾燥させる
自宅サウナを適切に利用することで、設備を長持ちさせ、コストパフォーマンスを維持することができます。長期的な視点で自宅サウナのコスパを考える上で、利用方法に注意を払うことが大切だと言えるでしょう。
自宅サウナのコスパ以外のメリットとは?
自宅サウナの魅力は、コストパフォーマンスだけではありません。以下のような自宅サウナならではのメリットがあります。
- 24時間好きなタイミングで入れる
- (サウナ施設までの)移動時間がなくなる
- 自分が好きな温度や湿度にできる
- プライバシーが守られる
- 音楽やTVなど好きな過ごし方ができる
好きなタイミングで入れる
自宅サウナなら、施設の営業日や営業時間を気にする必要はありません。いつでも好きな時に利用可能です。
仕事帰りの深夜や早朝など、自分のライフスタイルに合わせて自由にサウナを楽しめるのは大きな魅力です。
移動時間がなくなる
サウナ施設に通う場合は、移動に時間がかかってしまいますが、自宅サウナなら移動時間が一切不要。空いた時間を使えば、さらにサウナを楽しむ時間を増やすこともできます。
また、移動のための交通費も節約できるでしょう。
自分が好きな温度や湿度にできる
サウナ施設では、温度や湿度は施設側が設定したものに従う必要がありますが、自宅サウナなら自分の好みに合わせて温湿度を自由に調整可能。より快適なサウナ体験を得られます。
また、家族や友人と一緒に入る場合も、みんなが心地よいと感じる設定を選べます。
プライバシーが守られる
自宅サウナでは、他人と空間を共有する必要がないため、プライバシーが完全に守られます。他の利用者を気にすることなく、のんびりとサウナを堪能できるでしょう。
家族や親しい友人と一緒に利用すれば、より特別なコミュニケーションの場にもなります。
音楽やTVなど好きな過ごし方ができる
自宅サウナなら、好みの音楽を流したり、テレビを見たりと、自分なりの過ごし方を自由に選べます。サウナ内でのリラックス方法も、自分のスタイルに合わせてカスタマイズできるのです。
読書や瞑想、ストレッチなど、サウナ施設では難しい過ごし方も可能になります。
まとめ
自宅サウナのコストパフォーマンスを施設利用と比較した結果、長期的に見れば自宅サウナの方がお得であることが明らかになりました。初期投資は高額ですが、利用頻度が高ければ、数年で元を取ることが可能です。
ただし、自宅サウナ導入の判断は、コスパだけでなく、自分のライフスタイルや好みに合っているかどうかも重要です。24時間好きなタイミングで入れる利便性、移動時間の削減、温度や湿度の自由な調整など、自宅サウナならではの魅力も考慮に入れましょう。
自宅サウナは、コスパの面でも、快適性の面でも非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。この記事が、あなたの自宅サウナ導入の判断の一助となれば幸いです。
自宅サウナに興味がある方は、ぜひidetoxの自宅サウナ商品もご覧ください。
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