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バレルサウナが熱くならない…温度を上げるために試すべきアプローチ3選

バレルサウナが熱くならない…温度を上げるために試すべきアプローチ3選

はじめに

バレルサウナを購入したものの、「思ったより温度が上がらない」「もっと熱くしたい」と感じていませんか?

バレルサウナは円筒形という構造上、空気が循環しやすく、理論的には効率よく温まる設計です。しかし多くの製品では断熱材が使われていないため、特に外気温が低い季節には、熱が外へ逃げやすく「温まりにくい」と感じることがあります。

実は、ストーブを買い替えなくても、工夫次第で体感温度や室内温度を上げる方法があります。

この記事では、バレルサウナの温度を効率よく上げるための具体策を、物理的な仕組みや人体の感じ方の観点から解説します。idetoxが実際の販売・利用データから得た知見も交え、すぐ試せる対策をまとめました。

 

なぜバレルサウナは「温度が上がりにくい」と感じるのか

「バレルサウナは形が良いから温まりやすい」と聞いたのに、実際に使うと「思ったより熱くならない」と感じることがあります。これは、バレルサウナの“温まりやすい要素”と、“熱が逃げやすい要素”が同時に存在するためです。

温まりやすい一面:体積が小さく、熱が回りやすい

バレルサウナは、四角いサウナ室と比べて同じ外形サイズでも角が少なく、内部空間の取り方によっては加熱すべき空気の体積が小さくなりやすい傾向があります。

また、天井が平らな箱型サウナでは、最上部に熱い空気が溜まりやすく、床付近との温度差が大きくなりがちです。一方バレルサウナは丸みのある形状のため、空気の流れが生まれやすく、熱が天井に「溜まりっぱなし」になりにくいというメリットがあります。

温度が上がりにくく感じる理由:壁が薄く、断熱材のない単層構造が多い

一方で、多くのバレルサウナは壁が薄めの木材(単層)で作られており、住宅のように壁内へ断熱材を入れた構造になっていないケースが一般的です。

断熱材がないと、室内で作った熱が壁を通して外へ逃げやすくなります。特に冬場や風が強い日など、外気温が低い環境では、壁面から熱が奪われる量が増えやすく、ストーブが頑張っても温度の伸びが鈍くなることがあります。

つまり、バレルサウナは「形状的には温まりやすい」のに、「構造的には外気の影響を受けやすい」ため、環境によっては温度が上がりにくく感じやすいのです。

この特徴を踏まえると、ストーブを交換する前に「熱を逃がさない」「体感を上げる」工夫が効きやすくなります。

 

バレルサウナの温度を上げる3つの方法

バレルサウナの「熱さ」は、次の3要素で大きく変わります。

  1. カバーリングする ─ 熱の放出を防ぐ
  2. 湿度を上げる ─ 体感温度を高める
  3. 風速を上げる ─ 熱伝達を促進する

これらの方法はコストをかけずに実践できるため、まずはここから試してみることをおすすめします。

もちろん「ストーブを変える」という選択肢もありますが、費用がかかるため最終手段として考えるのが賢明です。

それでは、それぞれの方法について、仕組みとともに詳しく見ていきましょう。

 

カバーリングでバレルサウナの温度を上げる

バレルサウナのカバーリング

温められた空気は軽くなり、上方向へ移動します。断熱されていない構造物では、上部や外装から熱が逃げやすくなります。

屋根や上部を覆うことで、暖められた空気が外気に触れる面積を減らし、結果として室内温度の上昇につながります。

既製品のバレルサウナの中には、最初から屋根がついているものもありますが、すべてがそうとは限りません。

idetoxのお客様の事例では、屋根がないバレルサウナに簡易的な断熱カバーを追加し、外気温が低い時期でも温度上昇を感じられたケースがあります。

また、カバーには温度を上げる以外にもメリットがあります。

  • 雨や雪の侵入を防ぐ
  • 直射日光による木材の劣化を軽減
  • 木材の腐食を防ぎ、耐久性を向上

カバーに使う素材の選び方

カバーには「防水性」「耐熱性(余裕を見て150℃以上を目安)」「断熱性」の3つの条件を満たす素材を選びましょう。

金属素材は防水性・耐熱性には優れますが、熱を伝えやすく、断熱目的には向かないことがあります。断熱を重視する場合は、熱を伝えにくいゴムや樹脂系素材、もしくは断熱層を持つ構造のカバーを検討すると効果的です。

素材 防水性 耐熱性 断熱性 おすすめ度
アスファルトシングル ◎(高温に強い) ★★★(専門施工が必要)
耐熱シリコンゴムシート ◎(高温に強い) ★★★(手軽でおすすめ)
耐熱ナイロンシート △(製品により差) ★★(低温環境向け)
アルミ・ステンレス × ★(断熱には不向き)

屋根付きの既製バレルサウナでよく使われるのは、住宅でも採用されるアスファルトシングルです。耐久性にも優れますが、施工が必要になるため、予算に余裕がある場合に検討してください。

idetoxでは、手軽に導入できる耐熱シリコンゴム製シートもおすすめしています。製品仕様にもよりますが、高温環境に耐えるものが多く、サウナ用途でも検討しやすい素材です。

カバーリングの際の注意点

注意!

カバーを常時かけたままにすると、木材が傷むリスクがあります。

バレルサウナの上から簡易的にシートを被せると、シートと木材の間に水分が残りやすく、乾燥しにくい状態が続くと木材劣化の原因になります。

これを防ぐために、以下の対策を心がけましょう。

  • 天気の良い日はカバーを外して乾燥させる
  • 定期的に木材の状態をチェックする
  • カバーと木材の間に少し隙間を作り、通気性を確保する

 

湿度を上げてバレルサウナの体感温度を高める

バレルサウナでのロウリュ

体感温度は「温度・湿度・風速」の3要素で決まります。つまり、室温を上げなくても、湿度を高めることで「暑さ」を感じやすくなるのです。

人は汗の蒸発によって体温を調節しますが、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体から熱が逃げにくくなります。その結果、同じ温度でもより熱く感じやすくなります。

温度計が同じでも、湿度が上がるだけで「熱い」と感じる強さが変わることは珍しくありません。

バレルサウナは丸みのある形状により空気が回りやすいので、風を強く作るより、まず湿度調整の方が効きやすいケースがあります。

湿度を上げる具体的な方法

POINT

ロウリュ対応ストーブをお持ちなら、いつもより水量や回数を調整してみましょう。サウナストーン量が多いほど蒸気が持続しやすくなります。

ロウリュに対応していないストーブの場合でも、以下の方法で湿度を上げられることがあります。

  • 水を入れたバケツを室内に置く
  • 濡れたタオルを室内に置く(熱源に触れない位置で)

湿度を上げる際の注意点

湿度を上げすぎると、結露が増え、木材が傷むリスクがあります。

  • 壁や天井に水滴が目立ち始めたら加湿を控える
  • 使用後は必ずドアを開放し、室内を乾燥させる
  • 天気の良い日には換気を行い、木材を乾かす

 

風速を上げてバレルサウナの体感温度を上げる

体感温度を手軽に、そして即効性をもって上げられるのが「風(空気の動き)」です。

皮膚のまわりには、体温で温められた空気の薄い層ができます。風を当てるとその層が崩れ、熱が一気に体へ伝わりやすくなります。

一人でも実践できる風速アップ法

そんなときは「うちわ」や「タオル」で軽く自分をあおいでみてください。

室温が変わらなくても、体感が大きく変わることがあります。特に天井付近の暖かい空気を、自分の方へ動かすイメージであおぐと効果的です。

POINT

タオルを使ったセルフアウフグースもおすすめです。タオルの端を持って回すように動かすと、効率よく熱さを感じやすくなります。

 

番外編:ストーブを変えてバレルサウナの温度を上げる

サウナストーブ

カバーリングや湿度・風の工夫を試しても目標の温度に達しない場合は、ストーブの買い替えを検討する必要があるかもしれません。

電気ストーブなら出力の大きいものに、薪ストーブなら燃焼室の容量が大きいものに変更することで、立ち上がりが改善することがあります。

注意!

出力の大きいストーブは本体サイズも大きくなります。バレルサウナ内のスペースを事前に確認してから選びましょう。

 

電気ストーブの出力の目安

多くのバレルサウナでは5〜8kWの出力が一般的です。

必要出力はサウナ室の容積、壁の断熱性、外気温などで変わります。目安として、容積に応じて適切な出力を選ぶことが大切です。

サウナ室の容積 推奨出力(目安)
3〜5㎥ 3〜5kW
5〜8㎥ 5〜8kW
8〜10㎥ 8〜10kW

断熱が弱い場合や冬場に使う場合は、余裕を持った出力を選ぶと安心です。現在のバレルサウナの容積を確認し、今のストーブが合っているか見直してみてください。

 

薪ストーブの大きさの目安

薪ストーブは燃焼効率がメーカーにより異なるため、推奨室内容積は製品仕様を確認するのが確実です。

薪ストーブの魅力やメリットについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

 

まとめ:バレルサウナの温度を上げる方法

バレルサウナの温度を上げる方法について、仕組みとともに解説しました。まずはコストをかけずにできる方法から試してみてください。

方法 効果 コスト 注意点
カバーリング 室温上昇(目安:体感・実測が変わりやすい) 低〜中 木材の傷みに注意
湿度を上げる 体感温度上昇 結露・木材の傷みに注意
風速を上げる 体感温度上昇(即効性) ほぼ無料 特になし
ストーブ変更 室温上昇 サイズ・電気工事の確認が必要

POINT

  • まずは「うちわであおぐ」「ロウリュ量を調整する」など、すぐできることから試す
  • カバーリングは効果的だが、乾燥・換気で木材を守る
  • それでも温度が足りない場合は、ストーブの買い替えを検討

idetoxでは、バレルサウナ本体からストーブまでさまざまな製品を取り扱っています。温度に関するお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。専門スタッフが最適な解決策をご提案いたします。

 

アンケート - idetoxアンケート

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サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

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