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その黒い煙、危険のサイン!サウナ薪ストーブ煙突掃除の目安と、放置した場合の3大リスク

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その黒い煙、危険のサイン!サウナ薪ストーブ煙突掃除の目安と、放置した場合の3大リスク

はじめに

サウナで使う薪ストーブは、暖かさとナチュラルな香り、パチパチという心地よい音によって多くの人々に愛されています。特にテントサウナでは手軽に高温な環境が作れ、アウトドア体験をより豊かなものにしてくれますね。

しかし、薪ストーブの楽しみを長持ちさせるためには、適切なメンテナンスが欠かせません。特に煙突の掃除は、燃焼効率、安全性、そしてストーブの寿命に直結する重要な作業です。

この記事では、サウナの薪ストーブにおける煙突掃除の重要性や具体的な方法、またメンテナンス頻度を減らすための適切な使用方法について詳しく解説していきます。薪ストーブサウナを安全に長く楽しむために、ぜひ参考にしてください。

 

サウナ薪ストーブの煙突掃除をしないとどうなるか

サウナで使う薪ストーブの煙突掃除:目安・方法・頻度を減らす使用法 掃除をしないとどうなるか

定期的にサウナの薪ストーブの煙突掃除を行わないと、次のような深刻な問題が生じる可能性があります。

火災のリスクが高まる

煙突内には燃焼時に生成されるすすやクレオソート※が堆積します。これらが蓄積すると、使用時の煙道火災(煙突火災)のリスクが高まります

※クレオソートとは、薪を燃やした際に煙と一緒に発生する汚れの一種です。水蒸気や木の成分などが冷えて固まった黒い粘り気のある物質で、可燃性が高いという特徴があります。

クレオソートは非常に燃えやすく、煙突内部の温度が約260℃(500°F)以上に達すると発火し、煙道火災を引き起こす可能性があります。煙道火災は建物全体への延焼リスクがあるため、定期的な煙突掃除による予防が不可欠です。 出典: Chimney Safety Institute of America (CSIA)

不完全燃焼につながる

煙突が詰まると排煙が外へ排出できなくなり、不完全燃焼を引き起こします。それによってサウナ中に一酸化炭素中毒などになるリスクが高まります

一酸化炭素は無色無臭のため、気づかないうちに危険な濃度になっている可能性があり、命に関わる事故につながることもあります。

一酸化炭素(CO)は、不完全燃焼によって発生する無色・無臭の気体です。空気中の濃度が0.02%(200ppm)で頭痛等の症状が現れ、1.28%(12,800ppm)では1~3分で死亡に至る極めて危険なガスです。 出典: 総務省消防庁

燃焼効率が低下する

煙突内部が汚れると煙の通り道が狭くなり、ストーブの燃焼効率が低下します。これにより、温度を上げるために必要な薪の量が増えたり、火力が弱くなったりするリスクが高まります

結果として、サウナ室内がなかなか温まらない、ロウリュの蒸気が上がりにくいなどの不具合が生じることがあります。

ストーブの寿命が短くなる

煙突が詰まると熱が適切に循環されなくなり、ストーブの一部に熱の負荷が集中してしまい、薪ストーブ本体の変形や破損につながってしまいます

高価な薪ストーブを長く使うためにも、定期的な煙突掃除は欠かせないメンテナンスといえるでしょう。

 

サウナ薪ストーブの煙突を掃除するタイミング・目安

サウナで使う薪ストーブの煙突掃除:目安・方法・頻度を減らす使用法 掃除をするタイミング・目安

では煙突を掃除する頻度やタイミングはどのくらいが適切なのでしょうか。また、掃除の目安となる煙突の状況について解説します。

掃除の一般的な推奨頻度

サウナの薪ストーブの煙突掃除は、一般的には年に1~2回行うことが推奨されます。

ただし、掃除のタイミングはサウナの使用頻度や薪の種類、また火力などの条件によっても変化します。例えば、やや湿った薪を使用していた場合は、クレオソート(煤)の堆積が早まるため、掃除の頻度を増やすことが必要です。

頻繁にサウナを楽しむ方は、シーズンの始まりと終わりに点検・掃除を行うと良いでしょう。

煙突掃除を行う目安

具体的な目安としては、煙突内に3mm以上のすすやクレオソートが堆積した場合には掃除が必要とされています。

煙突内壁に3mm(1/8インチ)以上のクレオソートが付着している場合は、煙道火災のリスクが高まるため、速やかに専門家による清掃を行う必要があります。 出典: National Fire Protection Association (NFPA)

煙突内部を触ってみて、すすやクレオソートが指にべっとり付いたらすぐに掃除を行いましょう。また、以下のような症状が見られた場合も掃除のサインです。

  • 煙突から黒い煙が多く出るようになった
  • 薪の燃え方が悪くなった
  • サウナ室内に煙が逆流するようになった
  • 異臭がするようになった

 

サウナ薪ストーブの煙突掃除に必要な道具

サウナで使う薪ストーブの煙突掃除:目安・方法・頻度を減らす使用法 煙突掃除に必要な道具

薪ストーブの煙突掃除に必要な道具は以下のとおりです。基本的にネットショップやホームセンターで簡単に手に入ります。

  • 煙突掃除ブラシ:筒の内部を掃除するための専用ブラシです。煙突の直径に合わせたサイズを選択しましょう。
  • ロッド(延長棒):ブラシを煙突に挿入するための長い棒です。長さを調節できる連結タイプを選択すると便利です。
  • マスクとゴーグル:煙突の掃除中に発生するダストやすすから呼吸器と目を守ります。
  • 作業用手袋:ロッドやブラシを安全に操作し、手の汚れを防ぐために使用します。
  • 回収袋:取り除いたすすや灰を回収する袋です。自治体指定のゴミ袋でも問題ありません。

ただし、曲がった煙突など、そのタイプによってはロッドを使わず、ワイヤータイプのフレキシブルブラシを使用した方が適している場合もあります。

必要に応じてビニールシート、ほうき、ちりとり、ヘルメットなども準備しましょう。

注意!

すすや灰は地面に埋めても分解されず、土地の汚染につながる可能性があります。できる限り回収し、燃えるゴミ(自治体のルールによる)として適切に処分しましょう。

 

サウナ薪ストーブの煙突掃除の手順

サウナで使う薪ストーブの煙突掃除:目安・方法・頻度を減らす使用法 煙突掃除の手順

具体的な煙突掃除の基本的な手順は以下のとおりです。

①安全確認を行う

まずは、薪ストーブと煙突が完全に冷えていることを確認しましょう。使用後すぐの掃除は火傷の危険があるため、最低でも数時間は空けてください。

また、煙突全体が建物などに固定されていない場合には、パーツを置くことができる広い場所に移動しましょう。

②パーツを取り外す

煙突掃除ができるようにストーブを動かしたり、雨水よけのT字曲や笠(トップキャップ)、またジョイント部分などを取り外していきましょう。

取り外したパーツは順番がわかるように並べておくと、組み立て時にスムーズです。

③作業場所を確保する

すすが大量に落ちたり拡散しても問題ない場所で作業しましょう。建物などが近い場合には煙突の下部にビニール袋やビニールシートを設置して、すすを回収できるようにしておきましょう。

④煙突内部を掃除する

取り除いたすすは下に落下しますので、基本的に煙突の上部からブラシを入れ、ブラシを上下に動かしながら煙突内のすすや灰を掃除していきます。徐々に下部に進めていきましょう。

もし煙突が曲がっている箇所があれば、そこは汚れが溜まりやすいので重点的に行いましょう。頑固なクレオソートがある場合は、何度か往復させて丁寧に落とします。

⑤パーツを取り付け、後始末をする

掃除が終わったら各パーツを正しい順序で組み立て、もとに戻していきます。接続部分がしっかり固定されているか確認しましょう。

すすや灰は掃除と回収を行い、適切に処分してください。

 

煙突メンテナンスの頻度を減らすための適切な使用方法

サウナで使う薪ストーブの煙突掃除:目安・方法・頻度を減らす使用法 メンテナンスの頻度を減らすための適切な使用方法

サウナの薪ストーブの煙突掃除は時間や体力を使う重労働です。できれば頻度を減らしたいですよね。

実は、薪ストーブの使い方次第で煙突掃除の頻度を減らすことができます。私たちidetoxがフィンランド式サウナを長くご愛用いただいているお客様から伺った知見も踏まえ、その方法を紹介します。

良質な乾燥薪を使用する

薪の品質が低いと、煙突内部にすすやクレオソートがたまりやすくなります。十分に乾燥した良質な薪を使用することで、燃焼効率が上がり、煙突の汚れが少なくなるため、掃除の頻度を減らすことができます。

薪の価格や乾燥時間をケチりすぎないように注意しましょう。含水率20%以下の薪を使用することが理想的です。

薪の含水率が20%以下であれば、効率的な燃焼が可能となり、クレオソートの発生を最小限に抑えることができます。生木や乾燥不十分な薪は、燃焼時に大量の水蒸気を発生させ、煙突内でクレオソートとして凝縮します。 出典: 林野庁「木質バイオマス利用の手引き」

POINT

薪の選び方について詳しく知りたい方は、薪ストーブサウナの燃焼時間が変わる!失敗しない薪の選び方も参考にしてください。

薪を投入しすぎない

サウナ室内を温めるための準備や薪ストーブの火力調整を楽にするために、一度に多くの薪をストーブに入れておきたくなりますよね。

実はこれも、煙突の汚れにつながってしまいます。ストーブ内が過密になると、燃焼が不完全になりやすく、煙やすすが多く発生してしまいます。

サウナの薪ストーブの準備や温度調整時には、適度な量の薪を維持するようにしましょう。空気の流れを確保することが大切です。

できるだけ高火力で燃焼させる

ストーブの火力が低いまま長時間燃焼させると、薪が不完全に燃え、すすやクレオソートが多く生成されます。

なるべくサウナ中には高い火力を維持することで、煙突掃除の頻度を減らすことができます。

薪や空気の量を調整して、完全燃焼に近づくようにしましょう。炎が明るいオレンジ色で勢いよく燃えている状態が理想です。

十分な換気を行う

換気が不十分だと燃焼効率が低下し、煙突の汚れの蓄積を早めてしまいます。

テントサウナでは外の空気を入れるための吸気口が装備されていると思いますが、この穴が塞がらないように事前に必ず確認しましょう。

また長時間使用する際には、サウナの温度は下がるかもしれませんが、必ずドアを開けるなどして定期的な換気を行うようにしましょう。これは安全面でも重要なポイントです。

 

まとめ

サウナの薪ストーブを安全に長く楽しむためには、煙突の定期的な掃除が欠かせません。最後に、この記事のポイントをまとめます。

項目 内容
掃除をしないリスク 火災、一酸化炭素中毒、燃焼効率低下、ストーブ寿命の短縮
掃除の頻度 年に1~2回が目安
掃除が必要なサイン 3mm以上の汚れ堆積、黒い煙の増加、燃え方の悪化
必要な道具 煙突ブラシ、ロッド、マスク、ゴーグル、手袋、回収袋
頻度を減らすコツ 良質な乾燥薪の使用、適量投入、高火力燃焼、十分な換気

正しいメンテナンスを行うことで、薪ストーブサウナの魅力を存分に味わうことができます。本格的なロウリュを自宅で楽しみたい方は、ぜひidetoxのフィンランド式自宅サウナもチェックしてみてください。

 

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サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

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