サウナの黒ずみ問題を解消:自宅サウナの木材ケアと灰汁の処理方法

はじめに
サウナを楽しんでいると、その温かさと香りが最初に心地良さを感じさせてくれますね。実はその感覚の多くは、サウナの木材から生まれます。
サウナの木材には、白樺、シダー、ヒノキなど、特定の木材がよく用いられますが、これらの木材から得られる優しい肌触りやぬくもり、また独特の香りによって、リラックス空間をより質の高いものにしてくれます。
しかし、特に長年サウナを使っていると木材が黒ずんでいくことがよくあります。
これは汚れが蓄積されたわけではなく、木材の灰汁(あく)の可能性が高いです。
そこで、ここではサウナの木材に発生する黒ずみである「灰汁」を、業者を使わずに自身で処理する方法について解説していきます。
サウナ木材に出てくる灰汁(あく)とは

木材は時間が経つと灰汁というものがにじみ出てきます。
灰汁の成分は?
灰汁の成分は木材の中に含まれるタンニンなどのポリフェノールの1種です。
灰汁の色は?
灰汁の色は木材の種類によっても異なり、時間経過とともに濃くなっていきます。
一般的には淡い黄褐色から濃い茶色までの色をしています。
灰汁の臭いは?
灰汁は使用している木材特有の樹脂の香りがします。
ただし、濃くなった蓄積された灰汁は不快な臭いを放つことがあります。
灰汁の見た目は?
灰汁が多い木材は、サウナの使用と共に時間が経つと、表面が黒ずんで見えることがあります。これは灰汁が木材の表面に出てきて酸化するためです。
サウナで木材に灰汁が出る原因

灰汁が木材から出てくる主な原因は、木材の中に自然に存在する有機化合物と水分が反応することにあります。
中でも、サウナのような高温多湿の環境では、木材の中の水分が活性化し、灰汁を形成する化合物と反応しやすくなります。
言い換えれば、サウナは木材の灰汁が出やすい環境なのです。
また、木材が摩耗したり、外部からの衝撃を受けたりすると、内部の灰汁が表面に露出することもあります。
サウナで灰汁を処理する重要性
灰汁が出て、自然に黒ずんでいった木材は放置していてもいいのでしょうか。
基本的には適切に処理することが必要です。
その理由は以下のとおりです。
耐久性の低下
灰汁の処理を怠ると、木材自体の寿命も短くなります。
灰汁は木材を腐食させ、木材表面を不均一にします。これにより木材が劣化しやすくなってしまうのです。
安全性の低下
灰汁がにじみ出ている状態で、ロウリュによってサウナの湿度を上げていくと、灰汁に水分が含まれ、床やベンチが滑りやすくなる可能性があります。
またアクが出ている木材が特定の種類(例えば松)である場合、そのアクが含む物質が高温で揮発し、呼吸器系に刺激を与える可能性もあります。
見た目の美しさが損なわれる
灰汁を放置していると、サウナの内壁や床の黒ずみが大きく、また濃くなっていきます。
これによって美しいサウナの内観が損なわれ、リラックス空間の質を落としてしまいます。
サウナの灰汁処理の方法

自宅サウナで木材から出てくる灰汁を自分で処理するための手順は以下の通りです。
なお、手順は一般的なものであり、自宅のサウナの特性や塗布剤の種類によって適切な方法が異なる場合があります。また、自分で処理するのが難しい場合や、なかなか灰汁が落ちない場合は専門家に依頼することをお勧めします。
必要なもの
- 市販の木材用灰汁取りクリーナー
- ゴム手袋
- 柔らかい布やスポンジ
- バケツやホース
- (必要に応じて)保護メガネ
- (必要に応じて)木材保護剤
①木材を清掃
灰汁が出ている木材部分を柔らかい布やスポンジを使って、優しく清掃します。
強くこすりすぎると木材を傷つける可能性があるので注意しましょう。
②灰汁取りクリーナーの塗布
手袋をはめ、灰汁除去液を染み込ませた布やスポンジを使って、灰汁が出ている部分に塗布します。
特に灰汁の塊が見える場合は、それがなくなるまでやさしくこすります。
※製品によっては使い方が異なるため、取扱説明書をよく読んでから使用してください。
③乾燥
灰汁除去液を塗布したら、自然に乾燥させます。
サウナ室の通気口やドアをしばらく開放しておきましょう。
※乾燥時間は製品の指示に従ってください。一般的には、数時間から1日ほどです。
④洗い流し
乾燥後、清潔な水でよく洗い流します。
これによって灰汁取りクリーナーの残留を避けます。
⑤再び乾燥
洗浄後、再びサウナ室の木材を完全に乾燥させます。
完全に乾燥させることで、再度灰汁が浮き出るのを防いだり軽減することができます。
⑥(必要に応じて)保護剤の塗布
最後に、木材保護剤を塗布します。これは木材を湿度や温度変化から保護し、さらなる灰汁の出現を防ぐためです。
自宅サウナの灰汁処理の注意点
定期的なメンテナンスが必要
灰汁処理は一度きりのものではありません。木材は経時的に灰汁を出し続けるため、定期的なメンテナンスが必要です。
月に1回程度の灰汁処理が推奨
サウナの利用頻度や木材の種類によりますが、基本的には、サウナが頻繁に使用される場合、灰汁処理は月に一度程度行うのが良いでしょう。
まとめ
- 木材から出る黒ずみは灰汁であり、木材の中に含まれるタンニンなどのポリフェノールの一種
- 灰汁の色は一般的には黄褐色から茶色だが、木材の種類によって異なり、時間とともに濃くなる
- 灰汁は木材の中の有機化合物と水分が反応することで発生し、サウナの高温多湿な環境下では特に出やすい
- 灰汁が放置されると、木材の耐久性が低下し、安全性や美観も損なわれる可能性がある
- 灰汁処理の方法は、木材を清掃し、灰汁取りクリーナーを塗布し、乾燥させて洗い流し、再び乾燥させる
- 灰汁処理は定期的に行う必要があり、サウナの利用頻度や木材の種類によって月に1回程度が推奨される
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