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サウナの便秘解消効果!入り方を間違えれば悪化することも

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サウナの便秘解消効果!入り方を間違えれば悪化することも

はじめに

皆さんはサウナに入ることはありますか?サウナは、ただ体を温めるだけではなく、健康増進にも役立つとされている場所です。しかし、その効果は正しい入り方を知って初めて発揮されます。

この記事では、便秘解消に対するサウナの可能性と、その効果を最大限に発揮するための入り方について詳しく解説していきます。

 

一般的な便秘の要因

まず最初に便秘についておさらいしましょう。

病気以外で便秘になってしまう主な要因として以下のようなものがあります。

  • 食事の偏り
  • 水分摂取不足
  • 血行不良
  • 自律神経の乱れ
  • ストレス
  • 運動不足

このなかでも特に、「血行不良」や「自律神経のバランスの乱れ」、また「ストレス」は、食事などに気をつけていても便秘を引き起こしてしまう原因になっており、便秘に悩む人の大きな障壁となっています。

 

便秘を解消するサウナの効果

サウナの便秘解消効果!入り方を間違えれば悪化することも 便秘を解消するサウナの効果

話はサウナに戻り、サウナで期待ができる健康効果の1つとして注目されているのが「便秘解消」です。

サウナの利用で便秘の解消が期待される理由は大きく以下の3つとされています。

  • 血行の促進
  • 自律神経のバランスを整える
  • ストレスの解消

先程の「便秘の要因」とつながるものがありますね。

では具体的には、どのようなメカニズムが働いているのか解説していきます。

 

体温の上昇と血行促進

サウナに入ると、まず体温が上昇しますね。

体温が上昇すると、全身の血管が拡張し、血行が良くなります。それによって全身に栄養や酸素が行き渡りやすくなるのです。

つまり、血行の改善によっては、消化器官やその周りの筋肉の働きを活発化させて便の通過をスムーズにし、便秘を解消してくれるのです。

 

 

自律神経のバランスを整える

サウナから外気浴(休憩)までのセッションを行うと、自律神経のバランスを整える効果があります。

自律神経は交感神経と副交感神経の二つのバランスで成り立っています。このバランスが崩れると消化器官が正しく機能しなくなり、便秘や下痢を引き起こすことがあります。

サウナから外気浴(休憩)までの1連のセッションを行うことで、サウナや水風呂では交感神経を、外気浴(休憩)では副交感神経を優位にさせて、それぞれを鍛えることにつながります。

結果として自律神経のバランスが整いやすくなり、腸の働きを正常に保つことにつながります。

※自律神経を整える効果について詳しくはこちら⇨『サウナが自律神経に与える効果と自律神経失調症の症状について

 

ストレスの解消

サウナでは上記の「血行促進」や「自律神経のバランスを整える」効果によって筋肉の緊張をほぐし、ストレスを和らげる効果があります。

また、サウナに入ることでβ-エンドルフィンと呼ばれる快楽物質が脳内に分泌されます。β-エンドルフィンは「ランナーズハイ」のときにも出る物質で、ストレスを軽減し、幸福感やリラックス感をもたらす役割を果たしています。

これらの効果によってサウナ入浴はストレスを軽減し、便秘の原因の1つを解消することにつながるのです。

 

入り方次第では便秘が悪化してしまう場合も

サウナの便秘解消効果!入り方を間違えれば悪化することも 入り方次第では便秘が悪化してしまう場合も

サウナに入れば、いつも便秘の解消につながるわけではありません。利用方法によっては、逆に便秘を悪化させる可能性もあります。

実際、サウナに入ることでお通じが悪くなったという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでここからは、サウナで便秘が悪化してしまう場合とその対策について解説します。

 

水分補給不足

サウナでは多くの汗をかきますね。一般的には1回のサウナで300~500mlの水分を失うとされています。

適切な水分補給がされないまま、サウナでの発汗により体内の水分が失われると、身体が脱水状態になり、便が硬くなってしまう危険性があります。便が硬くなると、当然便秘は悪化してしまいますね。

そのため、サウナ前後には失われる水分をしっかりと補給することが重要です。300~500mlを目安にしっかりと水分補給をしておきましょう

 

長時間の滞在

また、サウナは長時間滞在する場所ではありません。

長時間サウナに滞在すると、汗により体の水分が過剰に失われ、こちらも同じく水分不足により便秘を悪化させる可能性があります。

サウナの種類によって適切な時間は変わりますが、一般的なドライサウナの場合は10~15分が適切とされています。

サウナ中はリラックスしながらも、しっかりと時間を意識するようにしましょう。

 

外気浴(休憩)不足

サウナの便秘解消効果の理由の1つは「自律神経のバランスが整うこと」でした。

しかし、サウナや水風呂の後にしっかりと外気浴をしないまま日常生活に戻ってしまうと、交感神経が優位になったままになってしまい、便秘を悪化させたり、下痢を引き起こす危険性があります。

サウナや水風呂の後には、心地よい温度や風の中で最低でも10分はゆっくりと休憩するようにしてください。

※サウナ後の外気浴について詳しくはこちら⇨『サウナ後の外気浴はなぜ必要?その効果や方法を解説

 

サウナの効果を過信しすぎないように

サウナの便秘解消効果!入り方を間違えれば悪化することも サウナの効果を過信しすぎないように

サウナには便秘を解消する効果に期待できますが、便秘の原因をすべて解消するわけではありません。便秘を解消するためにはサウナ以外でも気を配っていく必要があります。

 

バランスの良い食事

バランスの良い食事をとることで、腸内環境を改善したり、身体の栄養バランスを適切に保ち、正しく消化器官を働かせる効果につながります。

 

適切な水分補給

適切な水分補給は便の柔軟性や腸内の水分バランスを保ち、腸の運動を活発化させることで便秘解消につながります。適切な水分補給を心掛けることで、腸の健康を維持し、正常な便通を促すことができます。

 

適度な運動

適度な運動を行うことで、腸の運動機能を促進したり、血行を促進したり、消化器官を刺激することができます。それによって正しい排便を促すことにつながります。

 

まとめ

  • サウナには便秘を解消する効果に期待ができる
  • 便秘解消に役立つのはサウナの「血行促進」「ストレス解消」「自律神経のバランスを整える」効果
  • サウナの入り方によっては便秘を悪化させる危険性もある
  • 「水分補給」「サウナの時間」「外気浴(休憩)」の時間に気をつける
  • サウナ以外にも普段の生活で「食事」「運動」「水分補給」を意識することで便秘を解消しやすくなる

 

サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

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