自宅サウナの設置場所、「屋内」と「屋外」あなたに合うのはどっち?
はじめに
「自宅サウナを設置したいけど、屋内と屋外どちらがいいの?」そんな疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
近年、自宅にサウナを設置する人が増えています。テレビやSNSで話題になることも多くなり、自宅サウナはもはや特別なものではなくなってきました。しかし、いざ設置を検討すると「屋内と屋外、どちらを選ぶべきか」という悩みに直面します。
結論から言うと、屋内サウナと屋外サウナには明確な違いがあり、どちらが最適かはライフスタイルや優先事項によって異なります。設置場所、コスト、メンテナンス性、サウナ体験の質など、さまざまな観点から比較検討することが重要です。
この記事では、自宅サウナの屋内設置と屋外設置の違いを徹底比較し、あなたに最適な選択肢を見つけるお手伝いをします。idetoxの専門知識と実際のお客様データをもとに、それぞれのメリット・デメリットを科学的根拠も交えて詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
※idetoxでは100種類を超えるカスタマイズが可能な商品から、お客様に合ったサウナをご提案いたします。自宅サウナをご検討中の方は、ご希望の条件を添えてお気軽にご連絡くださいませ。
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自宅サウナの屋内と屋外を比較|一目でわかる早見表
まずは、自宅サウナを屋内と屋外に設置した場合の違いを一覧表で確認しましょう。サウナの種類によって多少の差はありますが、一般的な本格サウナを比較すると以下のようになります。
| 比較項目 | 屋内サウナ | 屋外サウナ |
|---|---|---|
| 設置場所 | 部屋の中(脱衣所、空き部屋など) | 庭、屋上、ガレージ横など |
| 必要スペース | 約1.5m四方~ | 2m四方以上が理想 |
| ストーブの種類 | △:電気ストーブのみ | ◯:薪・電気から選択可 |
| 初期費用 | ー:大きな差なし | ー:大きな差なし |
| ランニングコスト | ◯:年間3~4万円安い | ✕:外気温の影響で高め |
| 水風呂・外気浴の動線 | △:工夫が必要 | ◯:自由度が高い |
| メンテナンス | ◯:手間が少ない | ✕:定期的なケアが必要 |
| 天候の影響 | ◯:影響なし | △:雨天・強風時は注意 |
| 開放感・体験の質 | △:室内空間に限定 | ◯:自然との一体感 |
この表を見ると、屋内サウナはコストとメンテナンス面で優位、屋外サウナは体験の質と自由度で優位という傾向がわかります。以下で各項目を詳しく解説していきます。
自宅サウナの設置場所|屋内と屋外で必要なスペースの違い

自宅サウナを検討する際、最初に確認すべきは設置可能なスペースがあるかどうかです。屋内と屋外では、必要な条件が大きく異なります。
屋内サウナに必要なスペースと条件
屋内サウナは1人用の小型タイプでも最低約1.5m四方のフリースペースが必要です。
設置場所の候補としては以下が挙げられます。
- 脱衣所・洗面所の一角
- 使っていない空き部屋
- ガレージ内のスペース
- 地下室
屋内設置の場合、電気配線の引き込みと換気設備の確保が重要です。特に200V電源が必要な電気ストーブを使用する場合は、事前に電気工事の可否を確認しておきましょう。
また、床の耐荷重や防水処理も考慮が必要です。サウナ本体の重量に加え、使用者の体重も加わるため、設置前に建物の構造を確認することをおすすめします。建築基準法では、住宅の床は1平方メートルあたり180kg以上の耐荷重が求められていますが、サウナ本体が200~500kgになることもあるため、必ず専門家に相談してください。
屋外サウナに必要なスペースと条件
屋外サウナは庭や屋上など、2m四方以上の広いスペースが理想的です。
設置場所の候補としては以下が挙げられます。
- 庭(芝生や土の上)
- 屋上(耐荷重の確認が必須)
- ウッドデッキ上
- 駐車スペースの一部
注意!
ベランダへの設置は、簡易的なテント型サウナであれば可能な場合がありますが、本格的なサウナの設置は耐荷重の問題から適しません。マンションの場合は管理規約の確認も必要です。
屋外設置では、近隣への配慮も重要です。薪ストーブを使用する場合は煙の影響、夜間利用時の音や光についても事前に検討しておきましょう。
自宅サウナのコスト比較|屋内と屋外で年間3~4万円の差

自宅サウナの導入には、初期費用(イニシャルコスト)と維持費用(ランニングコスト)の両方を考慮する必要があります。屋内と屋外では、特にランニングコストに大きな違いが生じます。
初期費用の比較|屋内・屋外で大きな差はなし
サウナ本体の価格は、設置場所が屋内か屋外かよりも、サウナの種類やサイズ、ストーブの性能によって決まります。
一般的な本格サウナの場合、屋内・屋外ともに50万円~200万円程度が相場です。
ただし、以下の点で費用差が生じる可能性があります。
- 屋外サウナ:外気温の影響を受けやすいため、出力の大きいストーブが必要になることがある
- 屋内サウナ:電気工事(200V配線)や換気設備の追加工事が必要な場合がある
ランニングコストの比較|屋内サウナが有利な理由
ランニングコストは屋内サウナの方が年間3~4万円安くなる傾向があります。
この差が生じる主な理由は、熱力学の原理で説明できます。
- 外気温の影響:屋外サウナは冬場に室温を上げるために多くのエネルギーを消費する。外気温が0℃の場合、80℃まで加熱するには80℃分の温度上昇が必要ですが、室温20℃の屋内なら60℃分で済みます。
- 予熱時間の差:屋外サウナは使用可能温度に達するまでの時間が長くなりやすい
- 熱損失:屋外サウナは外気にさらされるため、壁面からの放熱量が増加し、保温効率が低下しやすい
電気ストーブを使用した場合の電気代は、週2~3回の使用で屋内サウナが月額2,000~3,000円程度、屋外サウナが月額3,500~5,500円程度と考えられます。この試算は、6kWの電気ストーブを1回90分使用、電気料金を1kWhあたり30円として計算しています。
薪ストーブを選択した場合は、薪代として1回あたり500~1,000円程度が目安です。薪の調達方法によってコストは大きく変動します。
水風呂・外気浴の動線比較|サウナ体験の質を左右する重要ポイント

サウナ愛好家にとって、サウナ→水風呂→外気浴の流れは「ととのう」ための重要なルーティンです。この動線の作りやすさは、屋内と屋外で大きく異なります。
なぜ「ととのう」のか?温冷交代浴の科学的メカニズム
サウナで「ととのう」感覚は、単なる気分の問題ではありません。温冷交代浴による生理学的な変化が関係しています。
サウナ浴により深部体温が上昇すると、血管が拡張し血流が促進されます。その後の冷水浴で血管が収縮し、再び外気浴でリラックスすることで、自律神経のバランスが整えられると考えられています。日本温泉気候物理医学会雑誌
また、急激な温度変化により体内ではヒートショックプロテイン(HSP)と呼ばれるタンパク質が生成されます。HSPは細胞の修復や免疫機能の向上に関与するとされ、サウナの健康効果の一因と考えられています。
屋外サウナの動線|自由度が高く理想的な環境を作りやすい
動線の自由度が高いのは屋外サウナです。
屋外サウナのメリットは以下の通りです。
- サウナのすぐ横に水風呂(浴槽やプール)を設置できる
- 外気浴用のインフィニティチェアやベンチを自由に配置できる
- 星空を眺めながらの外気浴など、自然と一体になった体験ができる
- 動線が短く、体が冷める前に次のステップに移れる
庭に十分なスペースがあれば、サウナ小屋、水風呂、休憩スペースを理想的な配置で設計できます。これは施設サウナでも難しい、自宅サウナならではの贅沢です。
さらに、屋外での外気浴には「森林浴効果」に近い恩恵も期待できます。樹木から発散されるフィトンチッド(植物由来の揮発性物質)には、リラックス効果やストレス軽減効果があるとされています。庭木に囲まれた環境での外気浴は、より深いリラクゼーションをもたらす可能性があります。
屋内サウナの動線|工夫次第で快適な環境に
屋内サウナの場合、水風呂や外気浴への動線はやや工夫が必要です。
- 浴室に近い場所に設置すれば、シャワーでのクールダウンがスムーズ
- 脱衣所設置の場合、浴室との行き来が簡単
- エアコンの効いた部屋での休憩も選択肢に
POINT
冬場に屋外での水風呂や外気浴を「寒すぎる」と感じる方は、屋内サウナの方が快適かもしれません。エアコンの効いた部屋でリラックスしながら休憩できるのは、屋内サウナならではのメリットです。idetoxのお客様アンケートでも、寒冷地にお住まいの方の約6割が屋内サウナを選択されています。
メンテナンス比較|屋内サウナは手間いらず、屋外サウナは定期ケアが必須

自宅サウナを長く快適に使い続けるためには、適切なメンテナンスが欠かせません。この点で、屋内と屋外には明確な差があります。
屋内サウナのメンテナンス|シンプルで手間が少ない
メンテナンスが圧倒的に楽なのは屋内サウナです。
屋内サウナは外部の気象条件に左右されないため、以下のような基本的なケアで十分です。
- 使用後の換気と乾燥
- ベンチや床の定期的な拭き掃除
- ストーブ周りの点検(年1~2回程度)
木材の劣化も緩やかで、適切に使用すれば10年以上問題なく使い続けられるケースも珍しくありません。
屋外サウナのメンテナンス|定期的なケアで寿命を延ばす
屋外サウナは雨風や紫外線の影響を受けるため、定期的なメンテナンスが必要です。
なぜ屋外サウナには手厚いケアが必要なのでしょうか。木材は天然素材であり、以下のような環境因子によって劣化が進みます。
- 紫外線:木材の主成分であるリグニンを分解し、変色や表面劣化を引き起こす
- 湿気・雨水:木材内部に浸透し、腐朽菌の繁殖を促進する
- 温度変化:膨張と収縮を繰り返すことで、ひび割れや反りが発生する
屋外サウナで必要なケアには以下があります。
- 外壁の防腐・防水処理:年1~2回の塗装メンテナンス
- カビ対策:湿気がこもりやすい部分の定期チェック
- 屋根・排水の確認:雨漏りや水たまりの防止
- 木材の劣化チェック:腐食や割れの早期発見
- 薪ストーブの場合:煙突掃除(年1~2回)
特に冬場は結露や凍結によるダメージが発生しやすいため、シーズン前後の点検が重要です。
ストーブの選択肢|屋外サウナなら薪ストーブも選べる

サウナ体験の質を大きく左右するのがストーブの選択です。この点で、屋外サウナには大きなアドバンテージがあります。
屋外サウナ|薪ストーブと電気ストーブから選択可能
ストーブの自由度が高いのは屋外サウナです。
薪ストーブのメリット
- パチパチと燃える炎の音、木の香りなど五感を刺激する体験
- 電気代がかからない(薪代は必要)
- 停電時でも使用可能
- フィンランド式サウナの本格的な雰囲気
薪ストーブが生み出す「揺らぎ」のある炎には、リラックス効果があるとも言われています。炎の不規則なゆらめきは「1/fゆらぎ」と呼ばれ、人間の心拍や脳波と同調しやすい周波数帯を持つとされています。
薪ストーブのデメリット
- 温度調整が難しい
- 予熱に時間がかかる(1時間以上)
- 薪の調達・保管が必要
- 煙が出るため近隣への配慮が必要
屋内サウナ|電気ストーブが基本
屋内サウナでは、安全性と煙の問題から電気ストーブが基本となります。
電気ストーブのメリット
- 温度調整が簡単で安定した熱
- 予熱時間が短い(30分~1時間程度)
- 煙が出ないため住宅密集地でも安心
- メンテナンスが容易
電気ストーブのデメリット
- 電気代がかかる
- 200V電源が必要な機種が多い
- 薪ストーブのような情緒的な体験は得にくい
POINT
屋内サウナと屋外サウナ|どちらを選ぶべき?タイプ別おすすめ
ここまでの比較を踏まえ、どんな人に屋内サウナが向いているか、屋外サウナが向いているかをまとめます。
屋内サウナがおすすめの人
- ランニングコストを抑えたい
- メンテナンスの手間を最小限にしたい
- 天候に関係なくいつでもサウナを楽しみたい
- 住宅密集地に住んでいる
- 広い庭や屋上がない
- 冬場は暖かい室内で休憩したい
屋外サウナがおすすめの人
- 薪ストーブで本格的なサウナ体験がしたい
- 開放感のある空間でサウナを楽しみたい
- 水風呂・外気浴の理想的な動線を作りたい
- 庭や屋上に十分なスペースがある
- メンテナンスの手間を惜しまない
- 星空を眺めながら外気浴したい
まとめ|自宅サウナは屋内・屋外どちらも魅力的
屋内サウナと屋外サウナには、それぞれ明確なメリット・デメリットがあります。一概にどちらが優れているとは言えません。
重要なのは、自分のライフスタイル、予算、設置可能なスペース、そしてどんなサウナ体験を求めているかを明確にすることです。
最後に、自宅サウナの設置場所を選ぶ際のチェックリストをまとめました。
- 設置スペース:屋内なら1.5m四方以上、屋外なら庭や屋上に2m四方以上あるか?
- 予算:初期費用だけでなく、ランニングコストも考慮しているか?(屋内◯、屋外△)
- 動線:水風呂・外気浴へのスムーズな動線は作れるか?(屋外◯、屋内△)
- メンテナンス:定期的なケアに時間をかけられるか?(屋内◯、屋外△)
- ストーブ:薪ストーブを使いたいか?(屋外のみ可能)
- 近隣環境:煙や音への配慮は必要か?
idetoxでは、お客様の環境やご要望に合わせて、100種類を超えるカスタマイズオプションから最適な自宅サウナをご提案しています。屋内・屋外どちらにするか迷っている方も、お気軽にご相談ください。専門スタッフが設置環境の確認から最適なプランのご提案まで、トータルでサポートいたします。
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