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自宅サウナはどこに置く?設置場所ごとのメリット・デメリットを比較

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自宅サウナはどこに置く?設置場所ごとのメリット・デメリットを比較

はじめに

自宅サウナを検討する際、最初に問題になるのは「どこに置くか?」ですね。自宅サウナの設置場所を決めることは最初の重要な要素です。

場所選びを間違えれば、設置費用が高くなったり、安全面で問題が生じたり、またサウナが面倒になってしまう可能性があります

適切な場所に設置することで、快適なサウナ体験を得ることができるでしょう。

この記事では、サウナの設置場所を選ぶ際のポイントと、場所ごとのメリット・デメリットを解説していきます。

 

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自宅サウナの設置場所を選ぶ際のポイント

まずは設置場所を選ぶ際のポイントについて整理しておきましょう。

サウナの設置場所を選ぶときには以下の4点をしっかり押さえることが重要です。

  • スペース
  • 動線
  • 電源
  • 換気

それぞれ簡単に解説していきます。

 

スペースの確保

サウナを設置するためには、十分なスペースが必要です。導入したいサウナの種類によって必要な広さは変わりますが、配線関係や周りへの熱の影響を考えて、サウナルーム本体よりも少し余裕のある広さのスペースを確保しておきましょう

また、できる限り近くに可燃物などがないような場所を選んでいきましょう。

 

動線

サウナの利用は、その後のクールダウン(冷水浴やシャワー)や休憩(外気浴など)がセットですね。

そのため、シャワールームや水風呂、また休憩スペースへの距離が遠いと不便になり、せっかく自宅にサウナがあっても面倒になってしまいます。

自宅サウナはその後の動線も考慮した場所を選んで設置するようにしましょう。

 

電源の確保

自宅サウナでは電気ストーブを使う場合がほとんどです。電気ストーブを動かすためには、電源が必要ですね。設置予定の場所に適切な電源(コンセント)が確保できるか、事前に確認しておきましょう

特に200V電源が必要な電気ストーブの場合、追加の電気工事が必要になる可能性があります。「コンセントがあれば良い」というわけではないため、ご注意ください。

 

換気の確保

サウナ内は高温多湿になるため、それを設置する場所にも適切な換気が必要です。換気が不十分だと、サウナ内はもちろん、設置スペースの周りにカビや結露が発生する原因になります。

屋内はもちろん、屋外への設置であっても、風の通りが悪い場所や湿度が高すぎる場所にはサウナを設置するべきではありません。

サウナが自然換気か機械換気かを問わず、十分な換気が行える場所を選びましょう。

 

サウナの設置場所の比較

ポイントを押さえたところで、具体的にサウナの設置場所を比較していきます。

サウナの設置場所は大きく分けて、「屋内」と「屋外」の2つに分けられますね。それぞれの場所によって、メリットとデメリットがあります。

最初に各場所ごとのメリットやデメリットを簡単に表にしてみたので御覧ください。

  

以下の表は、サウナの設置場所ごとのメリットを比較したものです。

 

設置場所 メリット デメリット
リビングや寝室
  • 比較的広いスペースを確保しやすい
  • 水風呂や外気浴への動線が難しい
  • 汗が床に落ちる可能性がある
脱衣所・浴室
  • 水風呂や休憩スペースへの動線がシンプル
  • サウナ後すぐに水風呂に入れる
  • スペースが限られている
  • お風呂の蒸気でカビが発生するリスクがある
倉庫・ガレージ
  • 比較的広いスペースを確保しやすい
  • 大きなサウナを導入しやすい
  • 断熱性や換気性が低い場合がある
  • 家から移動するのが面倒
地下室
  • 外部の騒音の影響を受けにくい
  • プライバシーを守れる
  • 換気が不十分になる場合がある
  • 水風呂や外気浴への動線管理が難しい
ベランダ・バルコニー・屋上
  • 屋内のスペースを占有せずに済む
  • 開放感があり、自然や景色を感じながら楽しめる
  • 電源(配線)周りの問題がある
  • 床面の耐荷重の問題がある
  • プライバシーの問題がある
庭・テラス
  • 屋内のスペースを占有せずに済む
  • 大きなサウナを設置できる可能性がある
  • 自然に囲まれた環境で楽しめる
  • 庭やテラス自体が必要
  • プライバシーの問題がある
  • 電源周りの問題がある

 

リビングや寝室など

リビングや寝室にサウナを設置するメリットは、比較的広いスペースを確保しやすいことです。例えば、リビングの一角の家具類を整理すれば、手軽にサウナを置くスペースを確保できます。電源周りや換気という面でも設置までのハードルが低いと言えるでしょう。

しかし、デメリットとして、水風呂や外気浴への動線が難しくなることが挙げられます。サウナから出た後、リビングを歩いて浴室等まで移動する必要があり、その際に汗が床に落ちてしまうこともあるでしょう。

 

脱衣所・浴室

脱衣所や浴室にサウナを設置すると、温浴施設のように、水風呂や休憩スペースへの動線がシンプルになります。サウナ後すぐに水風呂に入ることができ、休憩スペースも近くに設けられるでしょう。

ただし、脱衣所や浴室のスペースは限られているため、サウナを設置するスペースを確保しにくいというデメリットがあります。また、お風呂で発生する蒸気がサウナ本体にカビを発生させてしまうというリスクもあります。

 

倉庫・ガレージ

倉庫やガレージをお持ちの方は、設置場所の選択肢になるでしょう。倉庫やガレージにサウナを設置するメリットは、広いスペースを確保しやすいことです。もちろん。家族や友人といっしょに楽しむことができる大きな自宅サウナも置きやすいでしょう。

しかし、倉庫やガレージは断熱性や換気性が低い場合があるため、外気温の影響を受けやすかったり、カビが発生しやすいことがあります。場合によっては断熱材の追加や換気設備の設置などが求められる可能性もあるでしょう。

また、単純に家から離れるため移動するのが面倒になるというデメリットもありますね。

 

地下室

自宅などに地下室がある場合には、そこも選択肢の1つになりますね。地下室は外部の騒音の影響を受けにくいため、静かで落ち着いた雰囲気の中でサウナを利用できます。またプライバシーもしっかり守ることができます。

ただし、地下室にサウナを設置すると換気が不十分になる場合があり、また、水風呂や外気浴への動線管理がやや難しくなることがあります

 

ベランダ・バルコニー・屋上

ベランダ、バルコニー、屋上にサウナを設置するメリットは、屋内のスペースを占有せずに済むことや、開放感があり、自然や景色を感じながらサウナや外気浴を楽しめることが魅力です。

しかし、デメリットも多いです。まずは電源(配線)周りの問題、また床面の耐荷重の問題、そして周りから見えるためプライバシーの問題があります

さらに屋外に設置する場合には、外気温や天候の影響を受けやすくなるというデメリットもあります。悪天候の日にはサウナに入れなくなったり、真冬には十分にサウナが暖まりにくかったりする場合があります。

 

庭・テラス

庭やテラスにサウナを設置するメリットは、屋内のスペースを占有せずに済むことと、大きなサウナを設置しやすいことです。また、自然に囲まれた環境でサウナを楽しめるでしょう。

デメリットとしては、そもそも庭やテラス自体が必要です。また、ベランダ等と同じく、プライバシーの問題や電源周りの問題もクリアする必要があるでしょう。

そしてこちらもベランダ等と同様に、外気温や天候の影響を受けやすくなるというデメリットがあります。

 

まとめ:優先順位を整理して選択しよう。

サウナの設置場所は、快適で安全なサウナ体験を得るために重要な要素です。後付けで自宅にサウナを設置する場合、スペースの確保・水回りへのアクセス・電源・換気といったすべてのポイントを満たす設置場所はなかなかありません

最終的には、何の優先順位を上げるか(下げるか)を整理して場所を決めることが重要です。

自分が満足できる設置場所を選ぶことで、自宅でのサウナライフをより充実したものにできるでしょう。

 

サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

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