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コラム

自宅にサウナを導入したい!費用・種類・選び方まとめ

自宅にサウナを導入したい!費用・種類・選び方まとめ

はじめに

サウナの気持ちよさや健康効果を求めて、好きなときに誰にも気兼ねなくサウナを楽しめる「自宅サウナ」に興味を持つ方も多いのではないでしょうか。しかし、実際に検討し始めると「費用はどれくらいかかるの?」「施設に通うのとどちらがお得?」「どんな種類があるの?」など、疑問は尽きません。

この記事では、自宅サウナの導入を考えている方に向けて、費用相場からコスパ比較、種類別の特徴、メリット・デメリット、設置場所の選び方まで網羅的に解説します。idetox(アイデトックス)がこれまで蓄積してきた知見をもとに、失敗しない自宅サウナ選びをサポートします。

 

自宅サウナと施設サウナの違い:メリット・デメリット比較

自宅サウナとは、その名のとおり自宅に設置して楽しむサウナのことです。庭やベランダに設置する屋外型から、脱衣所や空き部屋に置く屋内型まで、さまざまなタイプがあります。

まずは温泉施設やスパのサウナと比較しながら、それぞれの特徴を整理してみましょう。

自宅サウナの特徴

自宅サウナ最大の魅力は、完全なプライベート空間でいつでも好きなタイミングでサウナに入れることです。

施設のように営業時間を気にする必要がなく、朝の出勤前や深夜でも自由に利用できます。また、温度・湿度・ロウリュのタイミング・アロマ・BGMまで、すべて自分好みにカスタマイズできるのも大きな魅力です。

  • 完全プライベート空間で他人を気にせずリラックスできる
  • 24時間好きなタイミングで利用可能
  • 温度・湿度・ロウリュを自分好みに調整できる
  • 家族や友人と一緒にコミュニケーションの場として活用できる
  • 長期的に見ると施設通いより費用を抑えられる可能性がある
  • 不動産としての資産価値向上にもつながる

一方で、導入には初期費用がかかり、設置スペースの確保や定期的なメンテナンスが必要です。また、マンションでは管理組合の承認が必要なケースもあります。

施設サウナの特徴

施設サウナは、初期投資なしで本格的なサウナ体験ができるのが最大のメリットです。

  • 多くの人が快適に感じる温度、湿度で常に管理されている
  • 水風呂・外気浴スペース・チェアなど付随設備が充実
  • メンテナンスの手間がなく、行くだけでサウナを楽しめる
  • 複数種類のサウナを体験できる施設も多い

ただし、営業時間内しか利用できず、混雑時は順番待ちが発生することもあります。また、頻繁に通う場合は交通費を含めた累計コストが大きくなります。

自宅サウナ vs 施設サウナ 比較表

比較項目 自宅サウナ 施設サウナ
初期費用 50万〜300万円以上 不要
利用可能時間 24時間いつでも 営業時間内のみ
温度・湿度 完全に自分好みに設定可能 施設の設定に従う
プライバシー 完全プライベート 他の利用者と共有
付随設備 自分で用意が必要 水風呂・外気浴など充実
メンテナンス 自分で行う必要あり 不要
長期コスト 頻繁に使うほどお得に 利用回数に比例して増加

自宅サウナの注意点・デメリット

自宅サウナを導入する前に、以下の点も理解しておきましょう。

初期費用がかかる
本格的な自宅サウナを導入するには、サウナ本体だけでなく電気工事費や設置費用も必要です。総額で100万〜300万円以上かかることも珍しくありません。テントサウナから始めれば10万円台でスタートすることも可能です。

設置スペースの確保
サウナ本体は小さいものだと0.5畳ほどの大きさから販売されていますが、設置工事を行うために、もう少し余裕のあるスペースが室内や庭に必要になります。また、サウナ本体だけでなく、水風呂や外気浴のスペース、着替え場所なども考慮する必要があります。

定期的なメンテナンス
木製のサウナは湿気対策やカビ予防など、定期的なメンテナンスが必要です。ストーブやサウナストーンの点検・交換なども発生します。適切にメンテナンスすれば15〜20年は使用できますが、放置すると劣化が早まります。

これらのデメリットと対処法については「自宅サウナの7つのデメリットと解決方法」で詳しく解説しています。また、後悔しないための選び方は「家庭用サウナで後悔する人続出!3人に1人が失敗する理由と対策方法」をご参考ください。

 

自宅サウナの種類と費用相場

自宅サウナには大きく分けて4つのタイプがあります。それぞれの特徴と費用相場を詳しく見ていきましょう。

ボックスサウナ(屋内型)

室内に設置する箱型のサウナです。1人用のコンパクトなものから、家族で入れる大型タイプまでサイズはさまざまです。マンションでも設置できるため、都市部での人気が高まっています。

項目 内容
価格帯 100万〜200万円程度(1〜3人用)
設置総費用 150万〜350万円程度(電気工事含む)
設置場所 脱衣所・空き部屋・リビングなど
おすすめの人 マンション住まいの方、省スペースで導入したい方

屋内型は天候に左右されず、一年中安定した環境でサウナを楽しめるのがメリットです。電気式が主流のため火災リスクも低く、マンションでも管理組合の承認が得られれば設置可能なケースが多いです。詳しくは「自宅用屋内サウナのメリット・デメリット徹底解説」や「自宅サウナ1人用の価格相場と電気工事費」で解説しています。

バレルサウナ(屋外型)

樽(バレル)を横にしたような円筒形の屋外サウナです。フィンランドの伝統的なスタイルで、見た目のおしゃれさと熱効率の良さが特徴です。庭付きの戸建てや別荘に人気があります。

項目 内容
価格帯 100万〜500万円以上
設置場所 庭・別荘・屋上など
耐用年数 適切なメンテナンスで10〜20年
おすすめの人 庭がある方、デザイン性を重視する方

円筒形の構造により、熱が効率よく循環するため温まりが早く、室内温度も均一になりやすいというメリットがあります。ただし、断熱材もなく壁も薄いため、外気温の影響を受けやすいのが1つのデメリットです。薪ストーブと電気ストーブの両方に対応でき、薪ストーブならではの炎の揺らぎや香りを楽しむこともできます。詳しくは「バレルサウナとは?価格相場・おすすめ商品を徹底解説」をご確認ください。

埋め込み型(リフォーム)

浴室や専用スペースにサウナ室を造作するタイプです。新築時やリフォーム時に設計段階から組み込むことで、住まいと一体化した本格的なサウナ空間を実現できます。

項目 内容
価格帯 200万円以上(工事費込み)
設置場所 浴室内・専用室
特徴 住まいと一体化、長期利用に最適
おすすめの人 新築・リフォーム予定の方

初期費用は高くなりますが、水風呂や外気浴スペースも含めた総合的な設計ができるため、長く使うことを考えるとコストパフォーマンスは高いといえます。「リフォームで実現する自宅サウナ」や「新築住宅でサウナ導入」で詳しく解説しています。

テントサウナ

耐熱テントとサウナストーブを組み合わせた簡易型サウナです。アウトドアでの利用が中心ですが、庭やベランダに設置して自宅サウナとして楽しむ方も増えています。

項目 内容
価格帯 10万〜50万円程度
設置場所 庭・ベランダ(屋外)
特徴 持ち運び可能、低コストで始められる
おすすめの人 まず試したい方、アウトドア好きな方

テントサウナは自宅サウナの入門として最適で、まずは自宅でサウナを試して見たい方におすすめです。しかし、基本的に都度の設営・撤収が必要で、耐久性は他のサウナに比べると大きく劣ります。箱型サウナが15~20年の耐用年数に対して、テントサウナは一般的に2~3年と言われています。また、冬場は外気温の影響を非常に受けやすいのも痛いポイント。詳しい特徴は「テントサウナのメリット・デメリット」をご覧ください。

 

自宅サウナ vs 施設サウナ:コスパ徹底比較

「自宅サウナは高い」というイメージがありますが、長期的に見ると施設に通い続けるよりお得になるケースも多いです。週に3回サウナに入るとして、具体的に2つのコストを比較してみましょう。

施設サウナの年間コスト

サウナ施設の利用料金は、銭湯併設の手軽な施設で500円程度から、本格的なプライベートサウナでは5,000円以上と幅があります。ここでは、一般的なサウナ施設(入浴料1,000〜1,500円程度)を想定し、往復の交通費を含めて1回あたり1,500円として計算します。

週3回利用した場合の年間コスト:

1,500円 × 3回 × 52週 = 約23.4万円/年

自宅サウナのランニングコスト

自宅サウナのランニングコストは、電気代に加えてメンテナンス費用も考慮する必要があります。

費用項目 月額目安 備考
電気代 約1,600〜2,500円 週3回×1.5時間使用の場合
メンテナンス費 約500円 防カビスプレー・洗剤・木部保護オイルなど
合計 約2,100〜3,000円

週3回利用した場合の年間ランニングコスト:

約2,500円 × 12か月 = 約3万円/年

注意!

上記は目安であり、サウナの種類(電気式/薪式)、設置場所(屋内/屋外)、使用頻度、季節(冬場は電気代が上がりやすい)によって大きく変動します。特に屋外設置の場合は外気温の影響を受けやすく、冬場は電気代が増加する傾向があります。

自宅サウナは何年で元が取れる?シミュレーション

年間ランニングコストは圧倒的に自宅サウナのほうが安いですが、自宅サウナには大きな初期費用がかかりますね。

では、初期費用150万円のボックスサウナを導入した場合で、何年で元が取れるのか計算してみましょう。

項目 施設通い 自宅サウナ
初期費用 0円 150万円
年間コスト 約23.4万円 約3万円
年間の差額 約20.4万円(自宅サウナがお得)
5年間の総コスト 約117万円 約165万円
7年間の総コスト 約164万円 約171万円
10年間の総コスト 約234万円 約180万円

週3回以上サウナを利用する方なら、約7〜8年で初期投資を回収でき、それ以降は毎年約20万円の節約効果が生まれます。

さらに、施設への移動時間がなくなることで時間の節約にもなります。往復1時間の移動が週3回なら、年間で約156時間(約6.5日分)の時間をほかのことに使えるようになります。

より詳しいシミュレーションは「自宅サウナのコスパを徹底検証!何年で元が取れるのか?」で解説しています。

 

設置場所の選び方

自宅サウナを設置する場所は、サウナの種類や住環境によって異なります。それぞれの特徴を理解して、最適な場所を選びましょう。

屋内設置のポイント

脱衣所・洗面所付近は水回りへのアクセスが良く、動線がスムーズです。専用室を設ける場合は換気計画が重要で、排熱・排湿のための換気口設置が必須となります。

屋内設置は天候に左右されず、一年中安定した環境でサウナを楽しめるのがメリットです。外気温の影響を受けにくいため、電気代も比較的安定します。詳しくは「自宅サウナの電気代は設置場所でこんなに違う!」をご覧ください。

屋外設置のポイント

庭に設置する場合は、電源の引き込み、排水計画、近隣との距離を確認しましょう。ベランダは荷重制限があるため、構造的に設置可能か事前確認が必要です。屋上は眺望が楽しめる反面、防水・防火対策が重要になります。

屋外設置は自然を感じながらのサウナ体験ができる反面、メンテナンス頻度は屋内より高くなります

設置に必要な条件

  • 十分なスペース(サウナ本体+周囲50cm以上の余裕)
  • 専用電源回路(200V電源が必要な場合が多い)
  • 適切な換気経路
  • 水回りへのアクセス(シャワー・水風呂用)

設置場所の詳しい検討方法は「自宅サウナを設置できる場所とは?」や「自宅サウナはどこに設置すべき?屋内・屋外サウナの違いを徹底比較」で解説しています。

 

失敗しない自宅サウナ選びのポイント

自宅サウナは大きな買い物です。後悔しないために、導入前に確認すべきポイントを整理しましょう。

使用頻度と目的を明確にする

週にどのくらい使うのか、1人で使うのか家族と使うのかによって、最適なサウナは変わります。月に数回程度ならテントサウナでも十分かもしれませんが、週に2回以上使いたいなら耐久性の高いボックスサウナやバレルサウナがおすすめです。

設置場所の現実的な検討

「庭にバレルサウナを置きたい」と思っても、搬入経路の確保や近隣との距離、電源の引き込みなど、現実的な課題があります。

idetoxでは無料の現地調査を行っていますので、夢と現実のギャップを事前に埋めることができます。

長期的なコストを試算する

安いサウナを買っても、断熱性能が低ければ電気代がかさみます。サウナ本体の価格だけでなく、ストーブ、電気工事費、設置費用、そして年間のランニングコスト(電気代・メンテナンス費)まで含めた総コストを試算しましょう

アフターサポートの確認

サウナは10年以上に渡って使うものです。故障時の対応、消耗品(サウナストーン・ヒーターなど)の入手性、メンテナンスサポートの有無を確認しましょう。海外製の安価なサウナは、部品が手に入らなくなるリスクもあります。

体験してから決める

可能であれば、購入前に同じタイプのサウナを体験することをおすすめします。ショールームで実物を見たり、バレルサウナを設置しているグランピング施設を訪れたりすることで、イメージが具体的になります。

POINT

idetoxでは、80種類の自宅サウナを揃え、100以上のカスタマイズに対応しています。豊富な品ぞろえで、お客様の住環境・予算・ライフスタイルに合わせた最適なサウナをご提案。「どのサウナが自分に合うかわからない」という方は、サウナ選びサポートフォームからお気軽にご相談ください。

 

導入までの流れ

STEP2 ヒアリング

自宅サウナの導入を検討する際の一般的な流れをご紹介します。

ステップ1:情報収集・検討

まずは自分の住環境(戸建て/マンション、庭の有無など)と予算、使い方のイメージを整理しましょう。この記事のような情報を参考に、どのタイプのサウナが自分に合っているか検討します。

ステップ2:専門業者への相談

設置場所の現地調査や具体的な見積もりは、専門業者に相談するのがベストです。電気工事の要否、換気計画、搬入経路など、プロの目で確認してもらいましょう。

ステップ3:サウナ・オプションの選定

サウナ本体、ストーブの種類(電気/薪)、サイズ、オプション(照明、音響など)を決定します。予算と希望のバランスを取りながら、長く使えるものを選びましょう。

ステップ4:工事・設置

電気工事が必要な場合は電気工事士による施工が必要です。サウナ本体の設置は業者が行うケースが多いですが、組み立て式の場合はDIYも可能です。

ステップ5:使用開始・メンテナンス

設置完了後、使用方法やメンテナンス方法の説明を受けて使用開始です。定期的なメンテナンスを行うことで、長く快適に使い続けられます。メンテナンス方法は「屋外サウナを長持ちさせる!メンテナンスのやり方」をご確認ください。

後付けで設置する場合の詳しい流れは「自宅サウナ後付けの費用と流れ」をご覧ください。

 

よくある質問

マンションでも自宅サウナは設置できる?

設置できるケースは多いです。1人用の電気式ボックスサウナなら0.5畳程度のスペースがあれば設置可能です。ただし、管理組合への確認と承認が必要です。idetoxでは管理組合への説明資料作成からサポートしています。

電気代はどのくらいかかる?

1人用サウナを1回1.5時間使用した場合、約150〜200円程度です。週3回使っても月々約1,600〜2,500円前後と、意外とリーズナブルです。ただし、屋外設置で冬場の使用が多い場合は電気代が増加する傾向があります。設置場所による電気代の違いは「自宅サウナの電気代は設置場所でこんなに違う!」で詳しく解説しています。

どのくらいの期間使える?

適切にメンテナンスすれば15〜20年は使用可能です。特にサーモウッド加工された木材を使用したサウナは耐久性が高く、長期間の使用に適しています。木材の特性については「サーモウッド加工で自宅サウナの耐久性アップ」をご覧ください。

火災の心配はない?

電気式サウナは適切に使用すれば火災リスクは低いです。自宅サウナによる火災件数は限定的で、多くはストーブの上で洗濯物を乾かすなど、誤った使用方法が原因です。「自宅サウナは火事が心配?統計でわかる実際のリスクと安全対策」で詳しく解説しています。

水風呂はどうすればいい?

既存の浴槽を活用する方法が最も手軽で、実際にそうされている方も多いようです。より本格的にしたい場合は、専用のチラー(冷却装置)や屋外用の水風呂を導入する方法もあります。

 

まとめ:自宅サウナで豊かなライフスタイルを

自宅サウナは、初期投資こそかかりますが、週3回以上サウナを楽しむ方にとっては7〜8年で元が取れる計算になります。それ以上に、いつでも自分のペースでサウナを楽しめる生活は、日々のストレス解消やQOL向上に大きく貢献してくれるでしょう。

サウナの種類は、ボックスサウナ、バレルサウナ、埋め込み型、テントサウナと多様です。住環境や予算、使い方に合わせて最適なものを選ぶことが、後悔しない自宅サウナ導入の鍵となります。

idetox(アイデトックス)では、お客様の住環境やライフスタイルに合わせた最適なサウナをご提案しています。業界最大級の約80種類のサウナと豊富なカスタマイズオプションから、あなただけのサウナ空間を一緒に作り上げていきましょう。

より詳しい情報は、各セクションでご紹介した関連記事もぜひご覧ください。サウナに関するご質問やご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

アンケート - idetoxアンケート

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質問 1 / 3
ご回答ありがとうございました!
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サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

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