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【伸び率1位は意外!?】サウナブームを都道府県別にランキングにしてみた

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【伸び率1位は意外!?】サウナブームを都道府県別にランキングにしてみた idetox オンラインショップ

はじめに

ここ数年でサウナは一大ブームを巻き起こし、利用者が増えたことはもちろん、町おこしや宿泊施設の集客としてサウナがどんどん取り入れられていますね。

健康効果を得たい人やコロナ疲れやストレスをリフレッシュしたい人、またトレーニングの一環として利用する人など、その目的は様々ですが、確かに利用者は増え、SNSやネットでもよく検索されるようになっています。

 

でも、果たして本当に日本全国で同じようにブームが起きているのでしょうか。

 

今回は2020年前後に起きている(あるいは起きた)サウナブームを都道府県別に紐解いていきたいと思います。

 

利用するツール

今回利用するツールは誰でも無料で使える「Googleトレンド」です。

Googleトレンドは主にネットの検索数の推移を0~100の間で相対的に数値化してくれるツールです。

 

便利なのが都道府県別に調べることができて、それを比較することもできます。

ここでいう都道府県別とは「検索された場所」です。例えば東京から「北海道のサウナ」を調べても、それは「東京」扱いになるはずです。

もちろん人口が多い東京都と少ない鳥取県で、検索されている「数」自体は大きく異なると思います。しかし、Googleトレンドでは(具体的な計算方法は分かりませんが)あくまでも相対的に数値化してくれるので、2つの都道府県の数値に人口分の大きな差が生まれることはないようです。

今回はこれを使って、日本全体と都道府県別に「サウナ」のトレンドの推移を追っていきます。

 

注意事項

あくまでもGoogleトレンドのネット検索をベースに考えていきます。

SNSの検索や投稿は考慮されていませんし、そもそもあまりネットを利用しないサウナユーザーもいらっしゃいます。ここでの内容がサウナブームのすべてを表しているわけではないことはご理解ください。

またここでは2022年11月30日に測定したデータを使用しています。Googleトレンドのデータが変わる可能性もありますのでご注意ください。

 

まずは日本全国の推移

まずは日本全国で過去約5年間(2018年から2022年)のうち「サウナ」とGoogleで検索された数はどのような推移をしているのか調べていきました。

結果は下図のようになりました。

 Source:Googleトレンド

特にここ3年ほどは順調な右肩上がりをしているのが分かりますね。

新型コロナウイルスが流行りだした2020年の春頃に一度落ちていますが、そこからはきれいに上昇しています。

数値を細かく見ていくと、4年前の2018年が平均で「約15」、2022年が「約70」ですので、5年間で4.5倍ほど検索が増えているようです。

 

すべての都道府県の推移

次に先程調べた全国の数値を比較対象に、47都道府県の数値を調べてみました。

細かいデータはぐちゃぐちゃになるので年間の平均値だけをざっくりグラフにすると以下のようになります。

 

あえてここでは凡例などはつけていません。

だいぶゴチャゴチャしていますが、5年間でどの都道府県も例外なく伸びているのが伝わればと思います。

ただこのグラフから気になるポイントが2つあります。

POINT

  • 都道府県でトレンドの伸び率が違う
  • 2022年の数値(着地点)に大きな差がある

この2つを少し細かく見ていきたいと思います。

 

都道府県で見た「サウナ」の伸び率

最初に2018年と2022年のトレンド値を比較して、その伸び率を都道府県別に比べてみます。

伸び率ランキング

ランキングにすると、いろんな点で意外に思われる方も多いのではないかと思います。

上図の通り都道府県別に年間の平均値を見ていくと、伸び率が最も高かったのは「和歌山県」、そして最も低かったのは「島根県」となりました。

正直、私は1位が関東圏かと思っていたので、和歌山県だったことはかなり意外でした。(和歌山県民のみなさんすみません、、、)

数値で見ると、1位の和歌山県は5年間で8.3倍、最下位の島根県は2.3倍という結果です。

 

私は5.2倍で10位の福岡県在住ですが、たしかに特に20~30代の利用者が(私も含めて)そのぐらい増えているかもしれないなぁという印象です。

あくまでネットの検索数なので、実際のサウナ利用者とイコールではないでしょうが、和歌山県のサウナ施設で利用者が8倍に膨れ上がっているのを想像すると、いちサウナファンとしてなんだかワクワクしてしまいます。

もちろん、決して最下位の都道府県が流行っていない(悪い)という訳ではありません。他の都道府県よりは低いですが、「2倍以上に増えている」というのは単純に嬉しい結果です。

 

日本地図で色分け

念のため地域で特徴があるかもしれないので、伸び率ランキングの上位と下位を日本地図で色分けしてみました。

1位~5位は青色、6位~10位は水色、38位~42位はオレンジ色、43位~47位は赤色にしています。

う~ん、、、サウナのトレンドがよく伸びている都道府県が「寒いか暑いか」や、「太平洋側か日本海側か」など、場所による特徴というのはあまり分かりません。(なにか気づいた方はご連絡ください、、、)

ただ中国・四国地方の伸び率の低さは少し目立ってますね。

単純に「民間のサウナ事業者や市町村などが行った努力が実った都道府県」と判断できるのかもしれません。

 

都道府県で見た「サウナ」のトレンド値

次に2022年のトレンド値を都道府県別に比較していきます。

トレンド値ランキング

2022年のトレンド値が最も高かったのは「神奈川県」、そして最も低かったのは「奈良県」となりました。

数値で見ると、神奈川県が「74」奈良県が「23」ですのでその差は3倍以上です。神奈川県がいかにサウナが流行っているかを表している結果となりました。

トレンド値が低かった都道府県はまだまだ「伸びしろ」があると言えるのかもしれません。

 

ちなみに「伸び率」でも「トレンド値」でも上位に来ていたのは「神奈川県」「熊本県」「東京都」「新潟県」の4つです。

 

 

日本地図で色分け

伸び率と同じようにトレンド値のランキングも上位と下位を日本地図で色分けしてみました。

1位~5位は青色、6位~10位は水色、38位~42位はオレンジ色、43位~47位は赤色にしています。

これでみると関東から愛知にかけてトレンド値が高いのがわかりますね。

逆に低い都道府県は愛知より西側の太平洋側に多いです。今回色分けの対象になっていない下位の都道府県をみても西日本ばかりです。

 

年間を通した気温の高さ(温暖な気候)が住んでいる人のサウナ欲の低さにつながっている可能性も考えられますが、かといって日本全体では冬にサウナのトレンドが急上昇しているかというと、そこまでの季節指数は見受けられません

NTT タウンページのデータをみると比較的寒い地域の人の方が、日常的に温泉施設に入り行っているようです。日本ではお風呂(温泉)とサウナがセットになっている場合が多いですね。つまり、暖かい地域の人は温泉や銭湯などに行く頻度が低いため、サウナのトレンドも低いのかもしれません。

 

ここではこれ以上分析していませんが、「人口あたりのサウナ施設の数」や「平均所得」「平均労働時間(睡眠時間)」なんかで都道府県別に同時比較しても面白いかもしれませんね。

 

まとめ

  • もっともサウナのトレンドが伸びているのは「和歌山県」
  • もっともサウナのトレンドが大きいのは「神奈川県」
  • 伸びもトレンド値も高いのは「神奈川県」「熊本県」「東京都」「新潟県」
  • 関東から愛知までの太平洋側はサウナのトレンドが平均的に大きい
  • 西日本はサウナのトレンドが平均的に小さい

ぜひサウナをもっと日本全国で盛り上げるために、特に順位の低い都道府県の事業者や役所の方にはキャンペーンやPRを、またサウナファンの方には拡散を、この場を借りてお願いしたいと思います。