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サウナ×サプリで美容と健康効果を!目的別のおすすめ成分と飲むタイミング

サウナ×サプリで美容と健康効果を!目的別のおすすめ成分と飲むタイミング

はじめに

サウナはリラクゼーションや健康維持に効果的ですが、もっと汗をかいたり、リラックスしたいときってありますよね。また、発汗による栄養素の流失が気になるときもあります。これらの悩みを解消する方法の1つとして、サプリメントを活用する方法があります。

この記事では、汗をたくさんかきたい方、自律神経を整えたい方、美容効果を高めたい方、サウナで失われる栄養素を補給したい方、高齢者に向けて、それぞれに最適なサプリメントの成分と飲むタイミング、注意点などについて解説していきます。

 

汗をたくさんかきたい方におすすめの成分

おすすめの成分

  • カプサイシン
  • カフェイン
  • L-カルニチン

理由と期待される効果

唐辛子に入っていることでも有名なカプサイシンは代謝を促進し、体温を上げる効果が期待されます。

また眠気覚ましとしても利用されるカフェインにはエネルギー消費を増加させ、発汗を促す可能性が指摘されています。

最後にL-カルニチンは脂肪燃焼をサポートし、エネルギーを効率的に利用することが期待されます。

 

飲むタイミング

これらの成分は、サウナに入る30分前に摂取するのが効果的だと思われます。体が温まりやすくなり、発汗が促進されることが期待されるでしょう。

 

注意点

3つの中でも特にカフェインは利尿作用が強く、サウナでの発汗によって脱水症状を加速させる危険性があります。カフェインを摂るときには、同時に十分な水分補給をするようにしておきましょう。

 

サウナの種類による違いとおすすめ

ドライサウナは高温で低湿度の環境で、発汗を促進する効果が強いですね。そのため、カプサイシンやカフェインを接種することがおすすめです。

一方、比較的低温のスチームサウナは湿度が高く、リラックス効果が強いです。そのため、L-カルニチンを摂取して代謝を促すのがおすすめです。

 

自律神経を整えたい方におすすめの成分

おすすめの成分

  • マグネシウム
  • GABA(γ-アミノ酪酸)
  • バレリアン

理由と期待される効果

マグネシウムは緊張を和らげ(交感神経を抑制し)、リラックス効果を促すことが期待されます。

ストレス対策としてお菓子などにも含まれているGABAも同様で、ストレスを軽減し、リラックス効果があります。

あまり聞き慣れないバレリアンと言う成分はハーブサプリメントとして利用されており、不安を和らげ、リラックス効果をもたらすことが期待されます。

 

飲むタイミング

これらの成分は、いずれもリラックス効果が期待されるため、副交感神経が優位になる「サウナ後の外気浴(休憩)」のタイミングで効果が効いてくることが理想的です。

しかし、吸収されるタイミングは個人差や体調にもよるため、早く摂取しすぎると、サウナや水風呂で交感神経が優位になりにくくなったり、サプリの効果が薄れてしまう恐れがあります。

そのため、これらの成分はサウナ後や外気浴のタイミングに摂取したほうがいいでしょう

 

サウナの種類による効果の違い

いずれの種類のサウナでも、サウナ後のリラックス効果を高めることが期待されるので、サウナの種類による効果の違いはあまりないと思われます。

ただし、マグネシウムは発汗によって失われる成分でもあります。汗をたくさんかくドライサウナ(フィンランド式サウナ)では、マグネシウムを積極的に選んだほうがいいかもしれません。

 

美容効果を高めたい方におすすめの成分

おすすめの成分

  • ビタミンC、ビタミンE
  • 亜鉛
  • ヒアルロン酸

理由と期待される効果

ビタミンCやビタミンEは抗酸化作用があり、肌の老化を抑える効果が期待されています。サウナでは発汗によってビタミンが失われるため、それを補う意味でも効果的だと思われます。

亜鉛は新陳代謝を促進し、健康的な肌を維持する効果が期待できます。亜鉛も発汗によって失われる成分の1つであるため、サウナと組み合わせるべき成分と言えるでしょう。

ヒアルロン酸は肌の保湿に重要な役割がある成分です。サウナで発汗したあとは、体内の水分が多く失われて肌が乾燥しやすいるため、ヒアルロン酸を接種することで肌の潤いを保つことが期待されます。

 

飲むタイミング

これらの成分は、サウナの前に飲んでしまうと、接種した成分の一部もサウナの汗とともに失われてしまう可能性があります。そのため、サウナ後のリラックスタイムに摂取するほうが効果的だと考えられます

 

サウナの種類による効果の違い

どの種類のサウナでも、多くの汗が出てきますね。今回の成分はいずれも汗によって失われるものを補う目的のため、サウナの種類による大きな差はないと考えられます。

 

サウナで失われる栄養素を補給したい方におすすめの成分

おすすめの成分

  • ミネラル(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム)
  • ビタミンB群
  • 亜鉛

理由と期待される効果

ミネラル(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム)は、体の水分バランスや筋肉・神経の機能維持に不可欠です。サウナの汗で失われた電解質を補給することで、疲労回復や体調管理に役立つでしょう。

ビタミンB群は、エネルギー代謝、神経機能、肌の健康に影響しています。サウナの汗で失われたビタミンB群を補うことで、美容効果を高め、代謝機能を保ちやすくなるでしょう。

亜鉛は、肌の健康維持、免疫機能、創傷治癒に重要な役割を果たします。サウナの汗で失われた亜鉛を補給することで、肌の修復機能を高め、健康的な肌を維持できるでしょう。

 

飲むタイミング

美容目的と同じく、これらの成分もサウナの前に飲んでしまうと、接種した成分の一部がサウナの汗とともに失われてしまう可能性があります。そのため、サウナ後のリラックスタイムに摂取するほうが効果的だと考えられます

 

サウナの種類による効果の違い

美容目的と同じく、今回の成分も汗によって失われるものを補う目的のため、サウナの種類による大きな差はないと考えられます。

 

高齢者におすすめの成分

おすすめの成分

  • カルシウム
  • ビタミンD
  • オメガ-3脂肪酸

理由と期待される効果

高齢者は、加齢に伴う骨密度の低下により、骨折リスクが高まります。サウナの発汗により失われるカルシウムを補給することは、骨の健康維持に役立つでしょう。また、サウナの熱により血行が促進され、カルシウムの吸収が高まる可能性があります。

ビタミンDは、カルシウムの吸収を助け、骨の健康維持に重要な役割を果たします。高齢者は、日光浴の機会が減少し、ビタミンDの合成能力が低下します。サウナの熱により、体の代謝が高まった状態でビタミンDを摂取することで、カルシウムの吸収がより効果的に行われ、骨の健康促進に役立ちます

高齢者は、心疾患や関節炎などの炎症性疾患のリスクが高く、オメガ-3脂肪酸の摂取が推奨されています。サウナでは、熱によって血行が促進され、関節の柔軟性が高まります。この状態でオメガ-3脂肪酸を摂取することで、関節の炎症を抑制し、心血管系の健康維持に効果的だと考えられます。

 

飲むタイミング

これらの成分は、いずれもサウナによって吸収効率を上げることが期待できるため、サウナの前に接種しておくことがおすすめです。

基本的には食事といっしょに摂取する成分だと思いますが、食後すぐのサウナは消化不良を起こしやすくするため、食事といっしょに接種して時間を空けるか、食事とは関係なくサウナの1時間程度前に接種することをおすすめします。

 

サプリとサウナを組み合わせるうえでの注意点

ここまで様々な成分について、サウナと組み合わせる意味や効果をお話してきましたが、サウナとサプリメントを組み合わせる際は、体調を考慮し、無理のない範囲で行うことが大切です。

 

適量を守ること

サプリメントは適量を守って摂取することが大切です。過剰に摂取すると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。特にサウナと組み合わせることで吸収が早くなるため、過剰接種による悪影響が出やすくなる可能性があるため注意しましょう。

また、妊娠中の方や高血圧などの持病のある方は必ず事前に医師に相談することをおすすめします。

 

異変があったらすぐにサウナを出ること

サプリメント摂取後にサウナに入り、体調に異変を感じた場合は、すぐにサウナを出て休むことが重要です。特に、めまいや吐き気を感じた場合は直ちに休息を取るようにしましょう。

 

サプリの効果を過信しすぎない

ここまで解説した各成分の効果はあくまで理論的な可能性であり、実際の効果は個人差が大きいと考えられます。

美容や健康の維持には、バランスの取れた食事や適度な運動、質の良い睡眠なども欠かせません。サウナとサプリメントを上手に活用しながら、総合的なアプローチで美容や健康を促進していくことが大切だと言えるでしょう

サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

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