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サウナ後の"水風呂"と"シャワー"を比較!効果と選び方を解説します

サウナ後の

はじめに

サウナでたっぷり汗をかいた後、その効果をさらに引き出すために次の重要なステップがクールダウンですね。

しかし、水風呂とシャワーの2つが設置してあるサウナ施設では、どちらを選ぶか迷ったことはありませんか?

この記事では、水風呂とシャワーの違いや効果、適している人について詳しく解説します。サウナ施設でどちらを選ぶべきか迷っている方、自宅サウナのクールダウン方法を検討中の方の参考になれば幸いです。

 

水風呂とシャワーの違い

最初に水風呂とシャワーを比較したときにそれぞれの優れている点、またそれぞれ適している人を以下の表にまとめました。

項目 水風呂 シャワー
優れている点 ・血液循環
・肌(毛穴)の引き締め
・強いリフレッシュ感
・温度調整
・体への負担が少ない
・使いやすさ
適している人 ・健康な人
・寒冷刺激に強い人
・強いリフレッシュを求める人
・心臓に負担をかけたくない人
・寒冷刺激が苦手な人
・心地良いリラックスを求める人

 

以降ではこの表について詳しく解説していきます。

 

水風呂の効果とメリット

サウナ後に入る水風呂の代表的な効果とメリットは以下の3つになります。

  • 血液循環の促進
  • 肌の引き締め効果
  • 心身のリフレッシュ

血液循環の促進

水風呂に浸かることで、体温が急激に下がり、血管が収縮します。その後の外気浴で血管が拡張し、全身の血液循環が大幅に促進されます。この効果は、シャワーでは得られない水風呂特有のメリットです。

血行が良くなることで、体内の老廃物が効率的に排出され、栄養が行き渡りやすくなります。

 

肌の引き締め効果

サウナで開いた毛穴を、水風呂の冷水が一気に引き締めます。これにより、肌のハリと弾力が増し、健康的な肌の維持に期待ができます。

また、毛穴の奥に溜まった老廃物も、水風呂による血行促進効果で排出されやすくなります。シャワーに比べ、水風呂は肌の引き締めと老廃物排出により効果的です。

 

心身のリフレッシュ

水風呂は、全身を冷水に浸すことで、強い刺激を与えます。この刺激が、交感神経を優位にさせ、その後の外気浴で自律神経を整えることに役立ちます。これにより、水風呂はシャワーよりも強いリフレッシュ感をもたらし、外気浴での"ととのい"にもつながるのです。

また、水風呂はストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑制する効果もあるとされています。シャワーと比較すると、水風呂は心身のリフレッシュとストレス解消により即効性があると言えるでしょう。

 

水風呂が適している人

  • 健康な心臓を持っている人
  • 寒冷刺激に耐えられる人
  • 強いリフレッシュ感を求める人

健康な心臓を持っている人

水風呂は急激に体温を下げるため、心臓や血管に大きな負担がかかります。高血圧などの持病がある場合、水風呂の利用はリスクが高いため避けることが賢明です。

一方、心臓や血管に異常がなく、シャワーでは物足りない強い刺激を求める人には、水風呂が適しているでしょう。

 

寒冷刺激に耐えられる人

サウナで体が火照っていると、シャワーの冷水では満足できない人もいます。そのような人にとって、水風呂の強い寒冷刺激は魅力的です。

ある程度の寒冷刺激に耐えられる体質の人には、水風呂が非常に効果的なクールダウンだと言えます。

 

強いリフレッシュ感を求める人

水風呂は、シャワーでは得られない非常に強いリフレッシュ感をもたらします。この強烈な刺激が、"ととのう"感覚につながります。

特に疲れが溜まっているときやストレスを感じているときには、水風呂の効果が実感できるでしょう。シャワーよりも強いリフレッシュ感を求める人に、水風呂はおすすめです。

 

水風呂の効果的な使い方のポイント

  • 入浴前の準備
  • 適切な入浴時間の目安
  • 入浴後のケア

 

入浴前の準備

水風呂に入る前に、シャワーで汗を流し、体を清潔にしておくことが大切です。また、心臓への負担を軽減するために、入る前に深呼吸をして軽くリラックスしましょう。

 

適切な入浴時間

水風呂に入る時間は、1分から3分程度が理想的です。長時間入りすぎると、体温が下がりすぎてしまい、体に悪影響を及ぼす可能性があります。

ただし、適切な時間は水風呂の温度や水流の有無、そのときの体調、サウナの時間などによっても変わるため、あまり時間は意識しすぎず、冷たさが苦痛に感じてきたら出るようにしましょう

 

入浴後のケア

水風呂から出た後は、外気浴をすることが一般的ですね。ただ、冬場など気温が低いときには、外気浴前にタオルで体をよく拭き、体温を保つために暖かい場所で休むことが重要です。

また、サウナで失った水分を補うために、十分な水分補給を忘れずに行いましょう。

 

シャワーの効果とメリット

  • 体調や好みに合わせた温度調整が可能
  • 体の特定部位を集中的に冷やすことができる
  • シャワーの水流がもたらすリラックス効果

体調や好みに合わせた温度調整が可能

シャワーは水温を自由に調整できるため、自分の体調や好みに合わせたクールダウンが可能です。

水風呂の冷水に比べて、シャワーは少し高めの水温から始め、徐々に温度を下げていくことができます。これにより、急激な体温変化を避け、心臓への負担を軽減しながら、快適にクールダウンを行えます。

 

体の特定部位を集中的に冷やすことができる

シャワーでは、水風呂では冷やしにくい、頭や顔、首筋などの部位も集中的に冷却できます。

また、脇の下や足の裏など、汗をかきやすい部位を重点的に冷やすことで、さっぱりとした清涼感を得ることもできます。

 

シャワーの水流がもたらすリラックス効果

シャワーの水流や水圧は、体を心地よく刺激し、当てた箇所にマッサージ効果をもたらします。この刺激が筋肉の緊張をほぐし、リラックスにもつながります。

水風呂と比べて、シャワーは心身をゆったりとリラックスさせながらクールダウンできる点が魅力です。

 

シャワーが適している人

  • 心臓や血管に負担をかけたくない人
  • 冷水や寒冷刺激が苦手な人
  • きめ細やかな温度調整を好む人

心臓や血管に負担をかけたくない人

心臓や血管に疾患がある人や、そのリスクを避けたい人にとって、シャワーは最適なクールダウンの方法です。

シャワーなら、徐々に水温を下げていくことで、心臓や血管への負担を最小限に抑えながら、体を冷やすことができます。

 

冷水や寒冷刺激が苦手な人

水風呂の冷たい水に長時間浸かるのが苦手な人や、寒冷刺激に弱い人にとって、シャワーは快適なクールダウンの選択肢です。

シャワーなら、自分に合った水温から始めたり、あまり刺激が強くない箇所からゆっくりと体を冷やしていくことができます。冷水が苦手な人でも、無理なく体温を下げられるため、サウナ後のクールダウンに最適です。

 

きめ細やかな温度調整を好む人

サウナ施設などの水風呂は、みんなが利用するため温度を勝手に変えることが難しいですよね。その点シャワーは自分の体調や好みに合わせて、細かく水温を変えることができます。その日の体調や気分に合わせて、最適な水温を選ぶことができるのです。

また、体の部位ごとに水温を変えるなど、きめ細やかな温度調整も可能です。自分に合ったクールダウンを求める人に、シャワーはおすすめです。

 

シャワーの効果的な使い方のポイント

  • 温度設定と時間の目安
  • 体を冷やす場所の順番
  • シャワー後のケア

温度設定と時間の目安

シャワーの水温は、最初は30℃程度のぬるま湯から始め、徐々に下げていきます。体温を下げすぎないように、低くても18℃~20℃程度までにしておきましょう。

全身を冷やすために、シャワーの時間は3分から5分程度が目安です。

 

体を冷やす場所の順番

シャワーでのクールダウンは、体の末端から中心部に向かって行うのが効果的です。まず、手足から冷やし始め、徐々に上半身や頭部へと移動していきます。

特に、首筋や脇の下、太ももの付け根などの大血管が通る部分を丁寧に冷やすことで、効率よく体温を下げることができます。顔は最後に冷やすようにしましょう。

 

シャワー後のケア

シャワー後は、タオルで水気をしっかりと拭き取り、体を冷やしすぎないように注意します。特に、髪の毛は濡れたままだと体温が奪われやすいので、丁寧に拭き取ることが大切です。

また水風呂同様に、クールダウン後は十分な水分補給を心がけましょう。

 

サウナの健康効果を高めるためのまとめ

水風呂とシャワーのどちらを選ぶかは、自分の体の状態や好みによります。どちらもクールダウンとしての良さがあり、どちらも健康的な身体づくりをサポートすることができます。自分に合った方法を見つけて、サウナを楽しみながら健康を維持しましょう。

最後にこの記事のまとめを以下の表にしています。

項目 水風呂 シャワー
血液循環 大幅に促進 緩やかに促進
肌の引き締め 強い やや効果あり
リフレッシュ感 非常に強い 控えめ
温度調整 固定(冷水) 自由
負担 高め(心臓に負担がかかることがある) 低め
使いやすさ 場所や設備に依存 自宅でも簡単に実施可能
適している人 健康な心臓を持っている人
寒冷刺激に強い人
強いリフレッシュ感を求める人
心臓に負担をかけたくない人
水風呂が苦手な人
温度調整を細かく行いたい人

サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

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