【サウナの水風呂】その効果や風邪につながる間違った入り方を詳しく解説します

はじめに
第三次サウナブームもあって、現在は多くの人がサウナに関心を持っています。
サウナはリフレッシュやストレス解消、自律神経を整えたり睡眠の質を高めるなどたくさんの健康効果が期待できるものです。
そんなサウナの効果を高めたり、"整う"ために欠かせないのが、何といっても水風呂です。
しかし水風呂の入り方を間違えると、自律神経のバランスが乱れたり、風邪を引くリスクが上がったりしてしまいます。
そこで、ここでは水風呂に関する健康効果や、水風呂に入るときの注意点などを、「サウナ・スパ プロフェッショナル」保持者が解説していきます。
なぜサウナの後に水風呂に入るのか?
まず、どうしてサウナから出たあとに水風呂に入るのでしょうか。
その理由は大きく次の2つがあります。
- サウナの健康効果を上げる
- ”整い”やすくする
それぞれ詳しく見ていきます。
サウナ後の水風呂入浴がもたらす健康効果
サウナ後の水風呂は、体を冷まし、爽快感や恍惚感を得るだけのものではありません。
水風呂に入ることによって様々な健康効果が期待されます。
効果①:免疫力が向上する
サウナに入ることにより血管が拡張され、水風呂に入ることにより血管の収縮が起こります。
この血管の収縮効果により、血管を強くしたり免疫が生成される内臓の活発化が促進され、免疫力が向上するとされています。
効果②:自律神経が整えられる
自律神経は、交感神経と副交感神経という2つの神経から構成され、このバランスによって体の調子を整えてくれています。
身体が興奮状態のときは交感神経が優位になり、身体がリラックスしているときには副交感神経が優位になります。
一般的にサウナでは「サウナ⇨水風呂⇨外気浴」を行いますね。
サウナのあとで水風呂に入ることで「熱い⇨冷たい」という急激な変化に身体が反応して交感神経が優位(興奮状態)になります。
そして外気浴ではストレスから開放されて副交感神経が優位(リラックス状態)になります。
つまり水風呂に入ることで交感神経と副交感神経を強制的に鍛え、2つのバランスをとりやすくする効果があるのです。
効果③:肩こり・腰痛を改善する
肩こりや腰痛の原因は主に筋肉の緊張や血行不足です。
冷たい水風呂に入ると血管が収縮し、血圧が上がって血行が良くなります。
つまりサウナの後に水風呂に入ることで、肩こりや腰痛の改善に繋がるのです。
効果④:疲労を回復する
身体が疲労すると、体内に炎症物質が蓄積されます。
先程と同じように冷たい水風呂に入ると血管が収縮し、血圧が上がって血行が良くなります。
血行が良くなることによって、疲労による炎症物質を効果的に排出することができ、疲労の回復を早めることができるのです。
効果⑤:むくみを解消する
むくみの原因は様々ですが、主要な原因の1つが血行不良です。
こちらも先程と同じく、水風呂に入ると血管が収縮し、血圧が上がって血行が良くなります。
水風呂に入ることで血行不良を改善し、結果的にむくみを解消する効果が期待できます。
効果⑥:美肌効果
血液の循環が良くなることで、新陳代謝が活性化されます。
その結果、肌のターンオーバーが改善する効果も得られます。
また、サウナの熱で開いた毛穴が冷水によって引き締まる効果も合わさって、美肌効果が期待できます。
効果⑦:湯冷めしにくくなる
一見、水風呂に入ることにより湯冷めしそうなイメージありませんか?
実はその反対で、水風呂に入ることにより毛穴が収縮し体内の熱を逃がさないようにしてくれます。
効果⑧:冷え性改善
冷え性の原因は手先や足先の毛細血管までに血液が届かなくなることとされています。
血液が届かないと血管が使われていないと判断され、機能が低下してしまいます。
サウナと水風呂に入ることにより、血行が良くなり体の末端まで血液が行きわたるため、冷え性の予防・改善に繋がります。
水風呂に入ると"整い"やすくする
サウナで「整う」とは、サウナによって生じる効果が心身の調子を整え、リフレッシュされた状態になることを意味します。
サウナは、温熱効果や交感神経・副交感神経の働きによって、リラックス効果や血行促進、筋肉の緊張緩和などの効果があります。これらの効果により、心身がリフレッシュされ、バランスの良い状態に整うのです。
サウナの後に水風呂に入ることで、血行の促進やリラックス効果、自律神経を鍛えるなどの効果が高まり「整う」状態に入りやすくなります。
やってはいけない水風呂入浴法とその危険性
良い効果だけでなく、気を付けなければいけないこともあります。
サウナ後の冷水浴では、上記でもお伝えしたように、血管の収縮や血行が大きく作用します。
そのため、心臓病を患っている方や動脈硬化症、高血圧や高度の糖尿病の方などは、突発性の事故を起こしかねませんので水風呂を避けた方がいいでしょう。
持病がない方でも自身の体調を優先し、無理のない範囲で入浴するようにしてください。
その他、マナーであったり、健康上の理由など、やってはいけないことがあるので紹介していきます。
マナー編
いきなり入らない
サウナの後は、汗を沢山かいているので、水風呂に入る前に必ずかけ水を行いましょう。
温泉で最初にかけ湯をすることと一緒で、水風呂も汚さないように心がけましょう。
かけ水が苦手な方は、無理に水を浴びるのではなく、サウナ後シャワーや、温泉のかけ湯などで身体を流してから水風呂へ入りましょう。
水風呂へ潜らない
基本的には温泉と一緒で、水風呂に潜ることを禁止している施設が多いです。
サウナによって身体が温まり、潜りたくなる気持ちも分かりますが、施設のマナーに従い、他人の迷惑や不快な気持ちになることは避けましょう。
もちろん、一部の施設では顔まで浸かっても良い所もありますので、事前に確認をしてから利用されてください。
健康に悪影響編
一気に水風呂に浸からない
サウナの後、一気に水風呂へ入ると心臓への負担が大きくなります。
この心臓の負担により「ヒートショック」と呼ばれる血圧の上昇によって、脳卒中や心臓麻痺、失神を引き起こす場合があります。
心臓への負担を減らすためにも、心臓の遠いところからゆっくり入ることを心がけてください。
長時間入らない
いくら身体が温まっているからとはいえ、長時間の入水は控えましょう。
基本的には1~2分前後、初心者の方は30秒程度を目安にすると良いでしょう。
また、水風呂への入浴中は体を動かさないことが望ましいです。水風呂の中でじっとしていると皮膚と水の間に膜ができ、冷たさを感じにくくする、羽衣(はごろも)というものができます。すると冷たさを不快に感じない、気持ちの良い状態になるのです。
水中で、激しく動いてしまうと、膜である羽衣が崩れ、寒さや冷たさを感じやすくなってしまいます。
水風呂にはゆっくり入り、入浴中はじっとするのが良いでしょう。
十分に外気浴をする(※重要)
水風呂のあとには十分な外気浴(休憩)をすることが特に重要です。
外気浴(休憩)は身体がリラックスできる気温であったり風速が強くない環境で行う必要があります。季節や天候を見ながら、時には室内を選んでゆっくり時間をとって休憩するようにしましょう。
外気浴をしないと以下の4つの健康上のリスクがあります。
免疫力低下によって風邪を引きやすくなる
水風呂で体温が下がった後、外気浴をせずにすぐに日常生活に戻ると、体の冷えが続くことがあります。これにより、筋肉痛や関節痛が起きたり、免疫力の低下によって風邪を引いてしまう可能性があります。
「水風呂に入ると風邪をひく」と言われることがあります。たしかに水風呂に入りすぎると免疫力が低下するため、間違っているわけでははいないと思います。しかし、その後の外気浴で適切に体温を戻せばそのリスクはかなり減らすことができます。どちらかというと「外気浴不足によって体温が下がったままになると風邪をひく」の方がサウナーの皆さんにしっかり警鐘するべきことだと私は思います。
自律神経のバランスが乱れやすくなる
また水風呂では交感神経が優位になり、十分な外気浴をしないと自律神経のバランスが乱れ、ストレスや不眠などの問題が生じることがあります。
血管が収縮したままになり高血圧などのリスクが上がる
さらに水風呂で体温が下がった後、外気浴をせずにすぐに室内に戻ると、血管の収縮と拡張のサイクルが短くなり、循環器系への負担が増加することがあります。これは、高血圧や心臓病のリスクを高める可能性があります。
疲れやすくなる
最後にサウナと水風呂の交互浴は、体温調節機能を高める効果があります。しかし、外気浴を省くと、体温調節機能が低下し、熱交換効率が悪くなることがあります。これは、適切な体温調節ができなくなり、体への負担が増える原因となります。
ご飯を食べた直後に入らない
サウナや水風呂に入ることにより、血液が体中に巡るようになります。
一方、食後には消化のために胃や腸へ血液が集中しなければいけません。それにもかかわらずサウナや水風呂で血液が分散すると消化機能が低下し、下痢などの消化不良になってしまいます。
目安としては食後1~2時間ほど空けるのが望ましいとされています。
サウナに入るときには食事から時間を空け、また消化に負担がかかる油物などは極力控えるようにしておきましょう。
サウナ後の水風呂の入り方
- サウナを出た後、まずかけ湯等で汗を流します。これにより、水風呂の水が汚れるのを防ぎます。
- 体をクールダウンさせるために、まず足を水風呂にゆっくり入れていきます。冷やしていきます。これにより、心臓にかかる負担を減らすことができます。
- ゆっくり体全体を水風呂に入れます。急激な冷却は体に負担をかけるため、慣れるまでゆっくりと進んでいきます。
- 水風呂に入ったら、呼吸を深くしてリラックスしましょう。深呼吸を行うことで、心拍数が落ち着き、リラックス効果が高まります。
- 水風呂には、長くても3分程度が適切です。長時間入りすぎると、体が冷えすぎることがあるため、注意してください。
- 水風呂から出た後、再び体を温めるために外気浴を行います。外気浴で体温が戻るまで、十分に休憩しましょう。
- 心地よい温度差を楽しみながら、サウナと水風呂を繰り返しましょう。ただし、無理をせず、自分の体調や体力に合わせて行います。
まとめ
水風呂の効果と注意点を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
水風呂は単に身体を冷ますためのものと思っていた方も多いのではないでしょうか。
何気なく入っていた水風呂は、身体にとってこんなにも効果があることや、マナーや健康の面で注意点もあることがおわかりいただけたと思います。
これらを理解した上でサウナを楽しみ、水風呂による正しい入浴でより充実したサウナ時間を過ごしてください。
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