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自宅サウナはどこに置く?設置場所選びで失敗しないための7つのポイント

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自宅サウナはどこに置く?設置場所選びで失敗しないための7つのポイント

はじめに

自宅サウナを検討する際、多くの方が最初に直面する課題が「どこに設置するか?」という問題です。設置場所の選択は、サウナの使い勝手、安全性、そして長期的な満足度を大きく左右する重要な要素となります。

場所選びを間違えれば、設置費用が予想以上に高くなったり、安全面で問題が生じたり、最悪の場合はせっかく導入したサウナが使われなくなってしまう可能性があります

適切な場所に設置することで、毎日でも利用したくなるような快適なサウナ体験を実現できるでしょう。この記事では、自宅サウナの設置場所を選ぶ際の重要なポイントと、各設置場所のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

POINT

idetoxでは100種類を超えるカスタマイズオプションと豊富な品ぞろえで、お客様のライフスタイルに最適な自宅サウナをご提案しています。設置場所の相談から導入後のサポートまで、専門スタッフが丁寧にサポートいたします。

 

自宅サウナの設置場所を選ぶ際の重要なポイント

自宅サウナの設置場所選びのポイント

設置場所を選ぶ際には、以下の4つのポイントをしっかりと押さえることが重要です。これらの要素を総合的に検討することで、理想的なサウナ環境を実現できます。

  • スペース:十分な設置空間の確保
  • 動線:水風呂・休憩への流れ
  • 電源:専用回路の確保
  • 換気:適切な空気循環

スペースの確保

サウナを設置するためには、十分なスペースが必要です。導入したいサウナの種類によって必要な広さは変わりますが、配線関係や周りへの熱の影響を考慮して、サウナルーム本体よりも少し余裕のある広さのスペースを確保しておきましょう

また、安全性を考慮して、可燃物から十分な距離を保った場所を選ぶことが重要です。一般的に、1人用サウナでも最低1.5m四方のスペースが必要とされています。

動線の考慮

サウナの効果を最大化するためには、「サウナ→水風呂→外気浴(休憩)」という一連の流れがスムーズに行える動線設計が不可欠です。

シャワールームや水風呂、休憩スペースへの距離が遠いと不便になり、せっかく自宅にサウナがあっても面倒になってしまいます。理想的には、サウナから水風呂まで10歩以内でアクセスできる配置が望ましいとされています。

電源の確保

自宅サウナでは電気ストーブを使う場合がほとんどです。設置予定の場所に適切な電源(専用回路)が確保できるか、事前に必ず確認しておきましょう

特に注意すべき点は以下の通りです:

  • 200V電源が必要な電気ストーブの場合、専門の電気工事が必要
  • サウナ専用の30-60アンペアの専用回路が推奨される
  • 「コンセントがあれば良い」というわけではなく、容量の確認が重要

換気の確保

サウナ内は高温多湿になるため、設置する場所にも適切な換気が必要です。換気が不十分だと、サウナ内はもちろん、設置スペースの周りにカビや結露が発生する原因になります。

換気については、自然換気か機械換気かを問わず、十分な空気の流れを確保できる場所を選ぶことが重要です。特に屋内設置の場合は、専用の換気システムの導入も検討しましょう。

 

設置場所別メリット・デメリット完全比較

サウナの設置場所は大きく「屋内」と「屋外」に分けられ、それぞれに特徴があります。以下の比較表で各設置場所の特徴を確認してみましょう。

設置場所 メリット デメリット 適用度
リビング・寝室
  • 広いスペース確保しやすい
  • 設置ハードルが低い
  • 水風呂への動線が困難
  • 汗による床の汚れ
★★☆
脱衣所・浴室
  • 理想的な動線
  • 水回りとの連携
  • スペース制限
  • 湿気によるカビリスク
★★★
倉庫・ガレージ
  • 大型サウナ設置可能
  • 十分なスペース
  • 断熱・換気性能不足
  • アクセスの面倒さ
★★☆
庭・テラス
  • 開放感のある環境
  • 大型設置が可能
  • 天候の影響
  • プライバシー確保
★★★

リビングや寝室での設置

リビングでのサウナ設置例

リビングや寝室にサウナを設置する最大のメリットは、比較的広いスペースを確保しやすいことです。家具の配置を変更することで、手軽にサウナを置くスペースを作ることができ、電源周りや換気という面でも設置までのハードルが低いと言えるでしょう。

しかし、重要なデメリットとして、水風呂や外気浴への動線が難しくなることが挙げられます。サウナから出た後、リビングを歩いて浴室等まで移動する必要があり、その際に汗が床に落ちてしまうという問題も発生します。

注意!

リビング設置の場合、サウナの熱により周辺の温度が上昇し、エアコンの効きが悪くなる可能性があります。また、来客時のプライバシー確保も課題となります。

脱衣所・浴室での設置

浴室でのサウナ設置例

脱衣所や浴室にサウナを設置すると、温浴施設のように、水風呂や休憩スペースへの動線がシンプルになります。サウナ後すぐに水風呂に入ることができ、理想的なサウナ体験を実現できます。

この設置方法は、サウナの効果を最大化したい方には最適な選択肢と考えられます。「サウナ→水風呂→外気浴」のサイクルを最短時間で実行でき、体への負担も最小限に抑えられます。

ただし、脱衣所や浴室のスペースは限られているため、サウナを設置するスペースを確保しにくいというデメリットがあります。また、お風呂で発生する蒸気がサウナ本体にカビを発生させてしまうリスクもあります。

倉庫・ガレージでの設置

ガレージでのサウナ設置例

倉庫やガレージをお持ちの方にとって、これらの場所は魅力的な設置場所となります。最大のメリットは、広いスペースを確保しやすいことです。家族や友人と一緒に楽しむことができる大きな自宅サウナも設置可能でしょう。

しかし、倉庫やガレージは本来サウナ設置を想定していないため、断熱性や換気性が低い場合があり、外気温の影響を受けやすかったり、カビが発生しやすい環境となる可能性があります。追加の断熱材設置や換気設備の導入が必要になる場合もあります。

また、住居部分から離れているため移動するのが面倒になるというデメリットも考慮する必要があります。

地下室での設置

地下室でのサウナ設置例

地下室がある住宅では、この場所も有力な選択肢となります。地下室は外部の騒音の影響を受けにくいため、静かで落ち着いた雰囲気の中でサウナを利用できます。またプライバシーもしっかり守ることができます。

北米では地下室へのサウナ設置が一般的で、「プライベートな瞑想空間として理想的」とされています。

ただし、地下室にサウナを設置すると換気が不十分になる場合があり、また、水風呂や外気浴への動線管理がやや難しくなることがあります。湿気対策も重要で、カビの発生を防ぐための適切な換気システムが必要です。

ベランダ・バルコニー・屋上での設置

ベランダでのサウナ設置例

ベランダ、バルコニー、屋上にサウナを設置するメリットは、屋内のスペースを占有せずに済むことや、開放感があり、自然や景色を感じながらサウナや外気浴を楽しめることが魅力です。

しかし、デメリットも多く存在します。電源(配線)周りの問題、床面の耐荷重の問題、そして周りから見えるためプライバシーの問題があります

さらに屋外に設置する場合には、外気温や天候の影響を受けやすくなるというデメリットもあります。悪天候の日にはサウナに入れなくなったり、真冬には十分にサウナが暖まりにくかったりする場合があります。

注意!

ベランダ設置の場合、建物の構造上の耐荷重制限や、マンション管理規約での制限がある場合があります。事前に管理組合への確認が必要です。

庭・テラスでの設置

庭でのサウナ設置例

庭やテラスにサウナを設置するメリットは、屋内のスペースを占有せずに済むことと、大きなサウナを設置しやすいことです。また、自然に囲まれた環境でサウナを楽しめるでしょう。

フィンランドなど北欧諸国では、庭でのサウナ設置が伝統的で、「自然との一体感を楽しみながらの外気浴が、ストレス軽減や健康増進に大きな効果をもたらす」とされています。

デメリットとしては、そもそも庭やテラス自体が必要であることに加え、プライバシーの問題や電源周りの問題もクリアする必要があります。また、外気温や天候の影響を受けやすくなるというデメリットもあります。

POINT

庭サウナを設置する場合、建築確認申請が必要な場合があります。また、近隣への配慮やプライバシー確保のため、目隠しフェンスの設置も検討しましょう。

 

設置場所選びの決定要因

最適な設置場所を選ぶために、以下の要因を総合的に検討することが重要です。優先順位を明確にすることで、後悔のない選択ができるでしょう。

設置場所選びチェックリスト

📍 利用頻度・アクセス性

毎日使うなら住居部分から近い場所、週末のみなら多少離れていても問題ないでしょう

💰 予算・工事費用

電気工事、基礎工事、換気工事などの追加費用を考慮しましょう

👥 利用人数・サイズ

1人用なら小スペースでも可能、複数人なら広いスペースが必要

🛠️ メンテナンス性

屋外は定期的な塗装メンテナンスが必要、屋内は比較的楽

住環境別の推奨設置場所

  1. 一戸建て(庭あり):庭・テラス設置が最適。開放感と本格的なサウナ体験を実現
  2. 一戸建て(庭なし):浴室・脱衣所設置で動線を重視
  3. マンション:浴室または寝室設置。管理規約の確認が必要
  4. 賃貸住宅:据え置き型で原状回復可能な設置方法を選択

 

まとめ:理想のサウナライフを実現するために

サウナの設置場所は、快適で安全なサウナ体験を得るために重要な要素です。後付けで自宅にサウナを設置する場合、スペースの確保・水回りへのアクセス・電源・換気といったすべてのポイントを満たす設置場所はなかなかありません

最終的には、何の優先順位を上げるか(下げるか)を整理して場所を決めることが重要です。毎日使いたいなら利便性を、本格的な体験を求めるなら庭設置を、コストを抑えたいなら既存スペースの活用を検討しましょう。

自宅サウナの設置は一度決めると変更が困難なため、事前の検討が重要です。idetoxでは、お客様の住環境やライフスタイルに合わせた最適な設置場所のご提案と、専門的な設置サポートを提供しています。

適切な設置場所選びによって、長期間にわたって満足できるサウナライフを実現し、健康で充実した毎日を送ることができるでしょう。

サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

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