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【サウナで眠くなる理由は?】睡眠の質を向上する効果的なサウナ入浴法

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【サウナで眠くなる】睡眠の質を最大化する効果的なサウナ入浴法 idetox オンラインショップ

はじめに

サウナ行った夜はやたら眠くなる?「良質な睡眠」をもたらす理由を解説

サウナといえば銭湯やスポーツジムについていて年配の男性の方が好んで入っているイメージといった方も多いと思います。

しかし、近年サウナに大ブームが起き、現在では20代30代の男女からも多く支持を受けています。メディアやYouTube、雑誌にも多く特集が組まれたり、新たなおしゃれサウナ施設が増えたりと、サウナ業界はめまぐるしい進化を遂げています。

サウナは暖かい部屋で汗をかくといったイメージをおもちの方は多いと思います。サウナには汗をかく以外でたくさんの健康効果があるのはご存じでしょうか。ストレス解消やリラックス効果、ほかにもダイエットや美容、睡眠効果など数えきれないほどの効果があるのです。

今回はその中でもサウナで得られる「睡眠効果」についてお伝えしていきたいと思います。

 

睡眠が足りない現代人

寝つきが悪い、眠りが浅い、睡眠時間が短いなど睡眠障害に悩む大人が増えています。

人類の理想的睡眠時間が8時間なのに対して、日本人の働き盛りの20代~40代の半数が平均睡眠時間は6時間未満とかなり短く、十分に睡眠がとれていない方が多いようです。

睡眠時間を削ることが習慣化してしまうと結果不調につながってしまいます。

 

寝付きが悪い、眠りが浅い原因

睡眠障害といっても理由は様々ですが、代表的なものにパソコン、スマートフォンといった日々当たり前に使っているデバイスの長時間利用が挙げられます。

ほかにもストレスであったり、仕事が忙しく十分な睡眠時間がとれなかったりといった理由があります。

 

なぜサウナのあとに眠くなるのか?

話は戻り、サウナに入ると不思議と眠くなりますね。

私もサウナに入った日にはいつもより1時間ほど早く眠気が襲ってきます。

 

実際サウナは睡眠不足の解消にも効果的です。

サウナの本場フィンランドでは「サウナに入れば睡眠薬は必要ない」と言われているほど睡眠の改善にサウナが利用されています。またサウナに入った日と、入らなかった日だとサウナに入った日のほうが2倍深い睡眠時間を得られるといった研究結果もでているそうです。

 

ではなぜサウナのあとに眠くなるのでしょうか。理由は主に3つあります。

 

 

理由と効果①:自律神経改善でメンタル安定

私たちの体を毎日支えている自律神経。

自律神経のバランスが乱れると体に様々の不調が起こってきます。ストレスが増えると体の交感神経が優位になり、疲れがたまりやすく常に緊張状態で体はこわばってしまいます。この状態だとしっかり寝たのになんだか疲れがとれてなかったり、寝つきが悪かったりと睡眠にも大きく影響してくるのです。

 

サウナには自律神経のバランスを整えてくれる効果があります。

高温のサウナで体を温め、すぐに水風呂や外気浴で冷やすと急激な温度差によって自律神経に過刺激を与え、交感神経を優位にさせることができます。

この時血管がギュッと収縮し、すぐに拡張されるため、漂っていた血流がスーッと流れだします。この瞬間に心地よさを感じ、交感神経から副交感神経に切り替わるのです。

副交感神経が優位になると穏やかなリラックス状態になります。血圧も低下し体が休まる状態になります。最も良質な睡眠をとれるには副交感神経が優位な状態ともいえます。

 

サウナで自律神経が整えられることが眠くなったり、ぐっすり眠ったりすることに良い影響をもたらしているのです。

 

理由と効果②:爽快感・リフレッシュ感

サウナ行った夜はやたら眠くなる?「良質な睡眠」をもたらす理由を解説

サウナには心も体もリフレッシュさせてくれる効果があります。

サウナの効果のなかでも一番に思い浮かぶ方が多いのは「発汗」だと思います。サウナに入ると熱い空気に包まれ、体の芯からあたたかくなってきますね。そのときにじわじわと汗がでてきて、毛穴の中の汚れや皮脂なども排出されます。すると体は清潔になり、気持ちもすっきりするのです。

 

また体があたたまることで、血行が促進され体内の老廃物を排出したり、栄養や酸素の供給がスムーズになります。それによってストレスを減らしたり、体内の機能を正常に戻す効果があります。

 

さらにサウナのあとに水風呂に入る「温冷交代浴」をすることにより心拍数が大きく変動して、軽い運動をしたようなエネルギーを消費します。リラックスしているだけで運動したような効果が出るのはうれしいですよね。

 

これらの効果によってサウナの後は睡眠の質が向上するのです。

 

理由と効果③:体温の低下で脳が休息モードに

朝、昼、夜で人の体温は変わります。

基本的に活動する昼間ほど体温が上がり、睡眠する夜ほど体温が下がります。こうすることで効率のよく細胞を働かせることができるからです。

 

この体温の変化を逆に利用することで、自分の脳に睡眠の時間帯を教えることができます。一度上がった体温が下げることが、脳に「もうすぐ夜だから寝る準備をしましょう」と伝えることにつながるのです。

つまりサウナによって一時的に身体を温めることで、そのあと体が冷え、眠りにつきやすくするのです。

 

結果的にサウナ後は、寝付きが早くなり、睡眠の質の向上につながるのです。

 

睡眠の良質化に効果的なサウナ入浴法

サウナにはいろんな入浴法があります。その中でも睡眠の質を上げてくれる入浴方法を説明していきたいと思います。

①:水分補給をしっかりする

必ず入浴前は300~500mlの水分補給を行いましょう。サウナでは大量の汗をかきます。水分を取っておくことで脱水症状をふせげるのはもちろん、からだにしっかり水分をためることができるので気持ちいい汗をかくことができます。

水分補給はジュースやお茶ではなく、ミネラルウォーターやスポーツドリンクがおすすめです。

 

②:体・髪を洗う

サウナに入る前に体と髪をしっかり洗いましょう。皮膚の汚れが取れきれいな汗をかきやすくなるほか、きれいな体で入浴することはほかのお客様へのエチケットでもあります。

 

③:温冷交代浴をする

温冷交代浴とは、高温のサウナと冷たい水風呂を繰り返し入浴する方法です。

サウナ室には5分から10分くらいを目安に入ります。くれぐれも無理をせずに体調と相談して入りましょう。

一旦サウナルームから出てシャワーなどで汗を流します。シャワーから出てすぐに水風呂に入る行為はほかのお客様に不快な思いをさせてしまうので絶対にやめましょう。汗を流したら、水風呂に入りクールダウンします。このとき、水風呂で潜ったりするのも衛生的によくありません。

 

④:外気浴や休憩

水風呂の後は少し休憩をはさみます。この瞬間に「ととのう」のを実感する方が多いそうです。

10分を目安にゆっくりくつろげる場所で休憩しましょう

この休憩の時間が短いと自律神経のバランスが整いにくくなったり、体温調整機能が低下して免疫力が落ちてしまいます。水分補給をしながら、しっかり時間をとって休憩するようにしましょう。

 

⑤:②~④を3セット繰り返す。

このセットを3回ほど繰り返すことでサウナ独特の爽快感が味わえ、良質な睡眠をもたらしてくれます。

眠る数時間前に行うのが効果的なので仕事帰りの時間を見つけていくのがいいと思います。

最近は24時間営業している施設や個室のサウナ、女性専用のサウナなど種類が豊富なのでライフスタイルに合ったサウナ施設を探しやすいです。

 

まとめ

サウナ行った夜はやたら眠くなる?「良質な睡眠」をもたらす理由を解説

サウナには睡眠の質を上げてくれる効果があることがわかりました。現代人を悩ませる睡眠の闇はとても深いと思います。時間もなく仕事に追われる現代人にサウナは最もいい疲労回復方法だと思います。サウナを利用することで少しでも良質な睡眠時間を得られる人が増えてくれればいいなと思います。

※他にもたくさんあるサウナの効果や影響についてはこちら『【サウナの効果総まとめ】計25項目の効果と影響をサウナプロ資格保持者が解説』をご覧ください。

※サウナのは入り方については『【サウナの入り方講座】サウナ・スパプロフェッショナルが教えるポイントを押さえた入り方とマナー』をご覧ください。

サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

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