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なぜサウナは木製?断熱性や火傷防止など木の5つのメリットを紹介

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【由来と4つのメリット】どうしてサウナは木材で作られているのか? idetox オンラインショップ

はじめに

木製サウナ室の内装

温泉施設やジム、カプセルホテルなど、私たちの身近な場所で目にするサウナ。最近ではキャンプ場にテントサウナが設置されたり、自宅にサウナを導入する方も増えてきました。

「サウナでリフレッシュしたい」「整いたい」——そんな思いでサウナを訪れる方も多いのではないでしょうか。

ところで、持ち運びが便利なテントサウナを除き、ほぼすべてのサウナ室が木材で作られていることにお気づきでしょうか?コンクリートや金属でも作れそうなのに、なぜわざわざ木なのか——その理由を考えたことはありますか?

この記事では、サウナ室が木材で作られる理由と、木材がもたらす5つのメリットについて、科学的な根拠を交えながら詳しく解説していきます。

 

サウナの歴史:フィンランドで生まれた木製サウナ

木で作られたサウナのルーツを探るために、まずはサウナの歴史を振り返ってみましょう。

サウナの発祥地として広く知られているのはフィンランドです。フィンランドでは約2000年以上前からサウナ文化が存在していたと考えられています。

初期のサウナは「サヴサウナ(スモークサウナ)」と呼ばれる形式で、地面を掘った穴や土で囲んだ空間に石を積み、火で熱した後に煙を逃がして入浴するものでした。

POINT

土や石を使ったサウナは現代にも存在します。トルコの伝統的な公衆浴場「ハマム」はその代表例で、大理石や石材を使用した構造が特徴です。つまり、「サウナ」=「木製」とは限らないのです。

しかし、フィンランドは国土の約73%が森林で覆われており、木材は容易に手に入る重要な資源でした。そのため、家や日用品、そしてサウナも自然と木製で作られるようになっていきました。

今日、日本で見られるサウナのほとんどは、このフィンランドの木製サウナをモデルに作られています。

フィンランドでは人口約550万人に対してサウナが約300万個あると言われており、ほぼ1世帯に1台の割合でサウナが存在します。この「サウナ大国」で培われた木製サウナの技術と文化が、世界中に広まっていきました。

 

なぜ現代でもサウナには木材が使われるのか?5つのメリット

現代では、石や金属、プラスチック、さらには強化ガラスなど、様々な素材でサウナを作ることが技術的には可能です。それにもかかわらず、なぜ木材が使われ続けているのでしょうか?

その理由は、木材ならではの優れたメリットにあります。まずは結論として、5つのメリットを紹介します。

  1. 高い断熱性能で省エネと快適な室温を実現
  2. 低い熱伝導率で火傷のリスクを軽減
  3. 科学的に証明されたリラックス効果で心身を癒す
  4. コストパフォーマンスの高さで導入しやすい
  5. 優れた調湿性で結露を防ぎ長持ちする

それでは、それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

 

木材のメリット①:高い断熱性能で省エネに貢献

サウナに使用される木材の断面

サウナは80〜100℃の高温を長時間保つ必要があるため、部屋の断熱性能が非常に重要になります。

木材は金属や石(コンクリート)と比べて熱伝導率が低く、非常に高い断熱性を持っています。

これは木材が「多孔質構造」を持っているためです。木材の内部には無数の微細な空洞があり、この空洞に含まれる空気が優れた断熱材として機能します。

具体的な数値で比較すると、以下のような違いがあります。

素材 熱伝導率(W/m・K)
木材(スプルース) 約0.12
コンクリート 約1.6
約80
アルミニウム 約236

※数値は一般的な参考値です。実際の熱伝導率は材質や条件により異なります。

木材の熱伝導率はコンクリートの約13分の1、鉄の約670分の1と圧倒的に低いことがわかります。サウナ室を木造にすることで熱効率が上がり、少ないエネルギーで部屋を温め続けることができます。

このため、サウナの予熱時間が短縮され、電気代などのランニングコストも抑えられると考えられます。自宅サウナを検討されている方にとって、この省エネ効果は見逃せないポイントと言えるでしょう。

 

木材のメリット②:触れても火傷しにくい安全性

サウナ室に木材を使用することは、利用者の安全面でも大きなメリットがあります。

サウナでは立ったり座ったりするときに、肌が床や壁、ベンチに直接触れます。もし金属やタイルで作られていたら、90℃近いサウナ室では火傷してしまうリスクがあります。

しかし木材は熱伝導率が低いため、触れても火傷するほど熱くなりにくいのです。

これは、木材が内部に多くの空気を含んでおり、その空気が断熱材の役割を果たすためです。木材の細胞構造は、セルロースやリグニンといった成分で構成された無数の小さな空気室からなり、この多孔質構造が熱の伝達を妨げます。

そのため、サウナ室の温度が90℃を超えていても、木の表面は比較的快適な温度に保たれ、素足や素肌で安心して過ごすことができます。

注意!

ただし、サウナストーンやヒーター周辺は非常に高温になります。木材で作られているからといって、これらの部分に直接触れないよう注意が必要です。

 

木材のメリット③:科学的に証明されたリラックス効果

木の温かみを感じるサウナ空間

木材の「温かみ」については、多くの方が直感的に感じられるものですが、科学的にもその効果が研究されています。

静岡大学農学部の研究グループは、マウスを用いた実験で、木製の飼育箱で育てたマウスが、金属製やコンクリート製の飼育箱で育てたマウスよりも生存率が高かったことを報告しています。この研究は、木材が生物に与えるストレス軽減効果を示唆するものとして注目されています。 森林総合研究所 木材の生理的効果に関する研究

また、国内の複数の研究機関で、木質内装の空間が人の生理・心理状態に良い影響を与える可能性について研究が進められています。

木材からは「フィトンチッド」という揮発性物質が放出されており、これが副交感神経を活性化させ、リラックス効果をもたらすと考えられています。

特にヒノキやスギなどの針葉樹は、フィトンチッドの放出量が多いことで知られています。森林浴でリラックスできるのも、このフィトンチッドの効果によるものです。

サウナはリラックスを目的の1つとしているため、木材が使われた空間は、心地よく整える環境を提供してくれます。

idetoxでも、テントサウナよりも木製のバレルサウナの方がリラックスしやすいというお声を多くいただいています。外気浴用の椅子についても「やっぱり木製がいい」という方が多いです。

 

木材のメリット④:コストパフォーマンスの高さ

木材は他の素材と比べてコストが抑えやすいという点も、サウナに木材が選ばれる大きな理由です。

木材がコストパフォーマンスに優れている理由は以下の通りです。

  • 入手しやすさ:日本や世界各地で木材は比較的容易に調達でき、安定した供給が期待できる
  • 加工のしやすさ:切断、接合、表面処理などの加工が金属やコンクリートより容易
  • 運搬コスト:同じ体積あたりの重量が軽く、輸送費を抑えられる
  • 施工期間:組み立てが比較的簡単で、工期を短縮できる

もちろん、木材にも種類やグレードがあり、希少な高級木材を使用すればコストは上がります。しかし、トータルの費用で見れば、木材は非常にコストパフォーマンスが高い素材と言えます。

自宅サウナの導入を検討されている方は、総費用について詳しく解説した記事もご参考ください。

 

木材のメリット⑤:結露しにくく長持ちする

木材は湿度の変化に対して優れた調湿性能を持っています。

サウナでよく行われるロウリュ(熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる行為)などで湿度が急上昇しても、木材は水分を適度に吸収するため、結露が発生しにくいのです。

この調湿効果により、サウナ室内の快適さが保たれ、構造材の劣化も抑えられるというメリットがあります。

金属やタイルの場合、湿度が急上昇すると表面に結露が生じ、その水滴が利用者に落ちてきたり、素材の腐食やカビの原因になったりするリスクがあります。木材はこうした問題を自然に緩和してくれます。

結果として、木材のサウナは適切なメンテナンスを行えば長持ちしやすく、清潔な状態を維持しやすいと考えられます。

POINT

木材サウナを長持ちさせるには、定期的な換気と清掃が重要です。使用後は扉を開けて湿気を逃がし、年に数回は木部の状態をチェックしましょう。

 

サウナに最適な木材の選び方

サウナの木材には、耐久性や香り、熱の伝わり方など、いくつかの重要な要素があります。最適な木材を選ぶことが、快適なサウナ体験につながります。

選定ポイント 詳細 おすすめ樹種
耐久性 高温多湿な環境に耐えられる強度と耐腐朽性 ヒノキ、ウェスタンレッドシダー
香り リラックス効果を高める心地よい芳香 ヒノキ、シダー、アスペン
熱の伝わり方 火傷しにくい低熱伝導率 スプルース、アバチ、ポプラ
ヤニの少なさ 高温でヤニが出にくい アスペン、アバチ、サーモウッド

 

これらの要素を考慮して木材を選ぶことで、より快適でリラックスしたサウナ体験を楽しむことができます。木材の種類による違いについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご参照ください。

 

まとめ:サウナと木材は理想的な組み合わせ

サウナに木材が使われる理由は、単なる伝統や慣習ではありません。科学的な根拠に基づいた、合理的な選択なのです。

  1. 高い断熱性能で省エネと快適な室温を実現
  2. 低い熱伝導率で火傷のリスクを軽減
  3. 科学的に証明されたリラックス効果で心身を癒す
  4. コストパフォーマンスの高さで導入しやすい
  5. 優れた調湿性で結露を防ぎ長持ちする

これら5つのメリットが、約2000年前のフィンランドから現代に至るまで、サウナに木材が使われ続けている理由です。

自宅サウナの導入を検討されている方は、ぜひ木材の持つこれらのメリットを活かした、本格的なサウナ体験をご検討ください。idetoxでは、厳選した木材を使用した高品質な自宅サウナを取り揃えています。

 

アンケート - idetoxアンケート

アンケート

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質問 1 / 3
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idetox管理人

自称!?日本初のサウナコンシェルジュとして活動。 初心者の方でも、安心・安全に楽しんでいただくために、サウナにまつわる疑問やお悩み解決を日々発信中。 サウナの入り方やマナーまでご不明な点などございましたら、お気軽にご相談ください。

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