どうしてサウナは木材で作られているのか?その理由を詳しく解説

はじめに
温泉施設をはじめ、ジムやカプセルホテルなど様々な場所で目にする「サウナ」。
最近ではキャンプ場にテントサウナがあったり、自宅にサウナを取り入れる人も増えてきているなど、サウナがより身近になってきています。
でも、持ち運びが便利なテントサウナを除いて、「ほぼすべてのサウナ室が木材で作られている」のはどうしてか知っていますか?
今回はサウナ室が木材で作られる理由とそのメリットについて解説していきます。
最初のサウナは?
まず、木で作られたサウナのルーツを探るために、サウナの歴史について見ていきましょう。
世界最古のサウナは今から約50万年前に作られたもので、アフリカで見つかっています。
このサウナではまず、地面を1mほど掘って、そこで石炭を使って火をおこし、中の空間を温めます。熱くなった石炭の約1mほど上にベッド(のようなもの)を置いて、そこに体を横たえて体を温めていたようです。
火を使って空間を温め、それで体を温めるというサウナのアイデア自体は出来上がっていますが、地面の中に作っているこの最初のサウナは枠組みに木を使っていませんね。
つまり「サウナ」=「木製」とは言えないのです。
※ちなみに、土壁を使うサウナは現代にもあります。代表的なものにトルコの「ハマム」というサウナが有名です。
では木を使ったサウナはどこで生まれたのしょうか?
木を使ったサウナの誕生
木を使ってサウナを楽しみだしたのは、サウナの本場でおなじみの「フィンランド」だと言われています。
最初に作られたとされている痕跡は、今から約2000年前につくられたもの。
フィンランドは国土の多くが森林のため、木は手に入りやすい重要な資源として使われており、家はもちろん、くつやカバンまで多くのものが木製でした。そのためサウナも自然に木製の小屋で作られたのだと考えられています。
今日の日本のサウナのほとんどが、このフィンランドで誕生したサウナをモデルにつくられています。だから木でできているというわけです。
ただ昔に比べ、現代では石や金属、プラスチックなど様々な素材で作ることはできるはずですが、どうしてそのまま木が使われ続けているのでしょうか。
そこには木ならではのメリットがあるからとされています。
木のメリット①:断熱性能が高い
サウナは他の部屋よりも高い温度を保つ必要があるため、当然部屋の断熱性能が重要になります。
実は、金属や石(コンクリート)と比較すると、木材は熱伝導率が低いため、断熱性が非常に高い素材なのです。
つまり木をサウナ室の内枠に貼ったり、部屋を木造にするだけで熱効率が上がるというわけです。
最初にサウナ室を温める(準備する)時間が短くなったり、少ない熱量(薪や電気代)で部屋を温め続けたりと、時間の面でもランニングコストの面でも、とってもお得というわけですね。
木のメリット②:触れても火傷しない
サウナ室に木を使うということは利用する側にとっても大きなメリットがあります。
基本的にサウナでは、立ったり座ったりするときに肌が床や壁に触れますよね。でも木製の床や椅子に座っても基本的に火傷するほど熱く感じないはずです。
これは、木が空気をたくさん含んでおり、木の中に含まれている空気は、周りの温度に比べてそれほど熱くならないからです。
だから部屋が100℃近い温度のサウナで、座ったり立ったりしても木の表面は火傷するほど熱く感じないのです。
木のメリット③:温かみがある
木の温かみに関しては「言われなくとも分かる」と思われるほど当たり前かもしれません。ただ、これに関して少しおもしろい研究があったので紹介します。
静岡大学の農学部で行われた研究で、複数のマウスを「木製」「金属製」「コンクリート製」の3つの巣箱に分けて育てたところ、生存率に違いが出たそうで、木製の巣箱で育てたマウスが最も長く生き続けたことが報告されています。
また慶應義塾大学の研究では、人間は「木製」が多い部屋で過ごしたほうが作業効率や睡眠の質が高くなっていることが報告されています。
サウナは本来「リラックス」するために作られたものです。
リラックスした状態で気持ちよく汗をかくためには、やはりコンクリート製の部屋よりも、木製の部屋のほうがいいのかもしれません。
私は個人的に、テントサウナよりもサウナ小屋の方が"ととのい"やすいのですが、それは「木」が理由なのかもしれません。
木のメリット④:価格が安い
最後は作る側のメリットにはなりますが、何と言っても他の素材よりも価格を抑えやすい点があります。
日本はもちろん、世界各地の木材は比較的大量に手に入れることができます。木の価格はもちろん、運搬や加工、組み立てなんかの諸費用も他の素材より安く済む場合が多いです。
もちろん、木材にも種類やグレードがあり、一概に素材が安いと決めつけることは出来ませんが、設置までのトータルの費用で見ると、平均的にやはり安価だといえます。
また、加工がしやすいのでアレンジしやすいという一面もありますね。
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