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子供は何歳からサウナに入れる?行く前に知っておきたい健康効果と潜在リスク

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子供は何歳からサウナに入れる?気をつけるべき4つのポイント idetox オンラインショップ

はじめに

サウナで父親と一緒にリラックスする男の子

「子供と一緒にサウナを楽しみたい」「子供がサウナに興味を持っているけれど、何歳から入れるの?」そんな疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

サウナブームが続く中、親子でサウナを楽しみたいというご家庭も増えています。しかし、子供の体は大人とは異なるため、安全面での配慮が必要です。

結論から言えば、日本では法的な年齢制限がないため、子供は「何歳からでも」サウナに入ることが可能です。

ただし、専門機関からは慎重な意見も出ており、子供がサウナを利用する際には知っておくべき注意点やリスクがあります。この記事では、子供とサウナを安全に楽しむための年齢別の目安、気をつけるべき4つのポイント、おすすめのサウナの種類まで詳しく解説します。

 

子供は何歳からサウナに入れる?年齢制限の実態

サウナ自体には、日本では法律上の年齢制限はありません。しかし、国や地域、施設によって考え方は異なります。

サウナ大国フィンランドでは生後4〜5ヶ月から

サウナの本場フィンランドでは、赤ちゃんが初めてサウナに入るのは平均で生後4〜5ヶ月とされています。中には新生児の頃からサウナに入れる家庭もあるほどです。

フィンランドでは、赤ちゃんの初サウナは平均で生後4〜5ヶ月である。 World Of Sauna

フィンランドは約550万人の人口に対して、300万以上のサウナがあると言われています。ホテルやジム、自宅はもちろん、職場にもサウナがあることが珍しくありません。サウナは文化そのものであり、家族の絆を深める大切な時間として位置づけられています。

子供のサウナに年齢制限を設ける国もある

子供は体温調整機能が未発達なため、サウナによる健康リスクが懸念されています。

そのため、具体的に推奨年齢を定めている国もあります。例えばドイツでは、小児科医協会(BVKJ)が1歳未満のサウナ利用を非推奨としています。

ドイツ小児科医協会(BVKJ)は、1歳未満の乳児がサウナに入ることを推奨していない。 Thermenportal
国・地域 子供のサウナに関する推奨・規制
ドイツ 小児科医協会(BVKJ)が1歳未満のサウナ利用を非推奨
オランダ 一部のサウナ施設では15歳以上を条件としている
フィンランド 年齢制限なし(ただし7歳以下は大人の同伴が一般的)
日本 法的規制なし(施設ごとにルールが異なる)

日本では施設のルールを事前確認することが重要

日本全体としてはサウナの年齢規制はありません。しかし、多くの施設では独自のルールを設けています。

注意!

特にオムツが外れていない乳幼児は、衛生上の理由からサウナ・浴場への入場をお断りしている施設がほとんどです。子供を連れてサウナに行く際は、必ず事前に施設のルールを確認しましょう。

 

子供がサウナで得られる健康効果とは?

サウナで気持ちよさそうに汗をかく女の子

大人にとって心臓や血圧の健康維持、リラックス効果があるサウナですが、子供にも同様の効果が期待できます。それだけでなく、子供特有のメリットも研究で報告されています。

子供の免疫力向上に期待?サウナと健康に関する研究報告

定期的なサウナ利用が、子供の免疫力向上に寄与する可能性があります。

ドイツで行われた研究では、幼稚園児に週1回のサウナを半年間続けさせたところ、興味深い結果が報告されています。

週1回のサウナを半年間続けた幼稚園児は、サウナに行っていない子供と比較して、病気で休む人数が約半分に減ったという報告がある。 Saunas And Stuff

体が強くなることで、保育園や学校での学びの機会を逃すことが減るのは、親にとっても嬉しい効果ではないでしょうか。ただし、これはあくまで一つの研究報告であり、すべての子供に同様の効果が保証されるわけではありません。

気管支喘息の症状改善の可能性

また、ドイツの別の研究では、気管支喘息を持つ子供がサウナに定期的に通うことで、症状が改善する可能性があることが示されています。

気管支喘息を持つ子供がサウナに定期的に通うことで、症状改善の可能性が示唆されている。 PubMed

POINT

持病のあるお子様をサウナに連れて行く場合は、必ず事前にかかりつけ医に相談してください。個々の健康状態によって適切な判断が異なります。

 

子供とサウナに入るときに気をつける4つの注意点

子供でも入れるサウナですが、体温調整機能が未発達な子供がサウナに入る際には、以下の4つのポイントを必ず守ってください。

注意点①:必ず大人が同伴する

子供がサウナに入る際は、必ず大人が付き添いましょう。

特に8歳までの子供は以下のリスクがあります。

  • 体温調整機能が未発達で、熱中症になりやすい
  • 自分の体調の変化をうまく認識・伝えられない
  • サウナから出るべきタイミングが分からない
  • 具合が悪くなった際の対処法を知らない
  • 転倒や火傷のリスクがある
フィンランドでは、7歳までの子供は1人でサウナに入らないのが一般的とされている。 PubMed

子供がサウナに入る際には、常に付き添い、表情や様子を注意深く観察してください。

注意点②:サウナの時間は短く、回数も少なく

子供のサウナは「短時間・少回数」が鉄則です。

体が小さく皮下脂肪も薄い子供は、サウナの中ですぐに体の芯まで熱くなります。大人より短時間で体温が上昇し、脱水症状に陥りやすいため、以下の目安を守りましょう。

項目 子供向けの推奨
1回あたりの時間 初めてなら1〜2分程度から
セット数(サウナ→外気浴) 多くても2回まで
座る位置 温度の低い下段がおすすめ

注意点③:水風呂は控える

子供には水風呂を無理に入れないでください。

高温のサウナから冷たい水風呂へ急に移動すると、体への負担が非常に大きくなります。大人でも吐き気やめまいを起こすことがありますが、子供はそのリスクがさらに高いと言われています。

水風呂の代わりに、以下の方法をおすすめします。

  • ぬるめのシャワーをさっと体にかける
  • 外気浴の時間を多めに取る
  • 濡れタオルで体を冷やす

注意点④:水分補給を徹底する

サウナの前後には、子供にしっかりと水分を摂らせてください。

子供は大人に比べて体重あたりの体表面積が大きく、汗をかきやすい傾向にあります。また、皮下脂肪が薄いため体内の水分を保持しにくく、脱水症状になりやすいのです。

サウナに入る前、サウナから出た後の両方で、意識的に水分を摂らせるようにしましょう。

 

子供におすすめのサウナの種類と選び方

子供を連れてサウナに行く場合、どのタイプのサウナを選ぶかも重要なポイントです。体温調整機能が未発達な子供には、低温サウナが比較的安全でおすすめです。

高温サウナと低温サウナの違い

サウナの種類 温度帯 子供への適性
ドライサウナ(高温) 80〜100℃ △ 体への負担が大きい
ミストサウナ 40〜50℃ ◎ 低温で湿度が高く快適
スチームサウナ 40〜50℃ ◎ 呼吸がしやすい
遠赤外線サウナ 50〜60℃ ◎ 効率よく発汗できる

日本では80〜100℃の高温ドライサウナが主流ですが、子供にとっては暑さが苦痛に感じることが多く、体へのリスクも高くなります。

お近くに低温サウナがあれば、そちらを選ぶのが安心です。

ミストサウナやスチームサウナは暑苦しさを感じにくく、子供でも適度にリラックスできます。idetoxで取り扱っている遠赤外線サウナは、低温でも効率よく発汗でき、体への負担が少ないため、アメリカでは家族向けサウナとして人気があります。

 

子供の意思を尊重してサウナを楽しもう

家族でサウナを楽しむ笑顔の親子

最終的に子供をサウナに連れて行くかどうかを決めるのは親の責任です。しかし、それ以上に大切なのは子供自身の意思です。

サウナは健康になるための「苦行」ではありません。子供を無理に連れて行くのではなく、以下の点を確認しながら進めましょう。

  • 子供がサウナに興味を持っているか
  • サウナの中で楽しそうにしているか
  • 「もう出たい」と言えば、すぐに対応できるか

子供が嫌がる場合は無理強いせず、また別の機会を待ちましょう。

 

子供と安心して入れる自宅サウナという選択肢

公共のサウナでは、施設のルールや周囲のマナーを気にしなければならない場面も多いものです。特に子供連れの場合、以下のような悩みを感じる方も少なくありません。

  • 男女別のサウナで、異性の子供と一緒に入れない
  • 周囲の目が気になって、子供のペースで楽しめない
  • 施設の年齢制限で入れない場合がある
  • 混雑時は子供の安全確保が難しい

これらの悩みを避け、家族だけのプライベートな空間でサウナを最大限に楽しむ方法として、近年「自宅サウナ」という選択肢が注目を集めています。

自宅サウナなら、子供と一緒に楽しむ時間を自由に設定できます。

子供たちは自分のペースでリラックスしながら、自然とサウナのマナーやルールを学ぶことができます。

何よりも、自宅サウナは家族の絆を深める絶好の機会です。

一緒に汗を流し、リラックスする時間を共有することで、忙しい日々の中で見失いがちな家族のコミュニケーションを取り戻すことができます。

 

まとめ:子供は何歳からサウナに入れる?

この記事のポイントをまとめます。

  • 日本では法的な年齢制限がないため、子供は「何歳からでも」サウナに入れるが、施設のルール確認は必須
  • フィンランドでは生後4〜5ヶ月からサウナに入る文化があるが、ドイツでは1歳未満は非推奨
  • 子供のサウナ利用には4つの注意点がある(大人同伴、短時間、水風呂控える、水分補給)
  • 低温サウナ(ミスト・スチーム・遠赤外線)が子供には安心
  • 子供の意思を尊重し、無理強いはしない
  • 自宅サウナなら家族のペースで安心して楽しめる

idetoxでは、ご家族で安心して楽しめる高品質な家庭用サウナを豊富に取り揃えております。

サウナの導入に関してお悩みでしたら、「お問い合わせページ」または「お電話(092-407-7887)」よりお気軽にご相談ください。

 

アンケート - idetoxアンケート

アンケート

最後までご覧いただきありがとうございます。 より良い自宅サウナを提供するために、アンケートにご協力よろしくお願いします!質問は3つです。

もし自宅サウナを購入するなら、自宅サウナに求める「一番の価値」は?
購入時に最も「重視する(厳しく見る)」点は?
判断材料として一番欲しい情報は?
質問 1 / 3
ご回答ありがとうございました!
皆さまの貴重なご意見を参考に、
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idetox管理人

自称!?日本初のサウナコンシェルジュとして活動。 初心者の方でも、安心・安全に楽しんでいただくために、サウナにまつわる疑問やお悩み解決を日々発信中。 サウナの入り方やマナーまでご不明な点などございましたら、お気軽にご相談ください。

https://idetox.jp/

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