【サウナに潜む危険】脱水症状と予防する入り方

はじめに
サウナは、疲労回復や睡眠の質の向上、また自律神経を整えるなど多くの健康効果があるものです。
しかしサウナにはいくつかの危険性も潜んでいます。その1つが脱水です。
サウナに入ると汗をかいて、脱水症状を引き起こす可能性があります。もしサウナで頭痛がしたり、汗が出てこなくなったりすれば、すでに脱水状態かもしれません。
ここではサウナがどのように脱水症状を引き起こすのか、また脱水症の症状や、予防方法について詳しく解説していきます。
サウナで脱水症状になる理由
サウナで脱水する理由はシンプルです。
熱い空間にいると、体は体温を下げようと汗をかきます。サウナは基本的に乾燥している場合が多いので、この汗の気化熱であなたの体は冷やされていくのです。
汗は体の中にある水分から作られます。そのため汗をたくさんかくことは、体内の水分をたくさん消費しているのです。
つまり汗がたくさん出ることによって、体の水分がなくなり、脱水症状になるのです。
脱水症状になるとどうなるか
一般的な成人の脱水症状には次のようなものがあります。
- 喉の乾き
- 頭痛
- めまい
- 尿が濃くなる
- 皮膚や口の乾燥
- 皮膚の弾力性低下
- 食欲低下
- 血圧低下
脱水症状になると、とりあえず「喉が渇く」と考えている人も多いかもしれませんが、年齢を重ねるほど脱水状態になっても喉の渇きを感じにくくなると言われています(※1)。そのため高齢者ほど脱水状態に気づくのが遅くなるのです。
またロウリュ等によってサウナ室内の湿度が高まると、喉の乾きを感じなくなってしまいます。決して「脱水症状=喉が渇く」だけだと思い込まないようにしておきましょう。
サウナ中に特に多いのが頭痛です。サウナ中に頭痛を感じた経験がある人は、脱水症状になっていた可能性があります。
また、心臓病や腎臓病など基礎疾患があると脱水状態になるリスクが高くなります。これらの疾患がある方はサウナに入る前にかかりつけの医師に相談するようにして下さい。
サウナでどのくらいの水分が失われるのか
ハーバード大学医学部が発刊しているHarvard Men's Health Watchによると(※2)次のように記載されています。
平均的な人は、サウナに入る短い時間で1Pint(約500ml)の汗をかきます。
もちろんサウナの種類や入っている時間によっても大きく変わっていきますが、目安として500mlの水分と覚えておいた方がよさそうです。
サウナでの脱水症状の予防法
サウナで脱水状態にならないために最も大事なことは、失われるであろう水分をあらかじめ補給しておくことです。
もちろんサウナ後にも水分補給は必要ですが、サウナ中の思わぬ事故を防ぐためにはサウナ前が最もおすすめです。
サウナの前には500mlを目安に水分補給をしておくことが、脱水症状の予防につながるでしょう。
また、失われるのは水だけではありません。汗と一緒に多くの電解質が体から失われています。そのためスポーツドリンクやココナッツウォーターなどが最も脱水予防に適していると考えられます。
↓サウナに適したドリンクについて、詳しくは『【効率いい水分補給と栄養補給】サウナに適したドリンク5選とそれぞれの効果』をご覧ください。
脱水症状につながる、やってはいけないこと
サウナの前後には水分補給が大事ですが、アルコールやカフェインを含む飲み物などは利尿作用があるため逆効果です。
かえって脱水症状のリスクが高くなってしまいますので、サウナ前の水分補給にこれらの飲み物を接種しないように気をつけましょう。
またアルコールに関しては脱水症状以外にも血圧変化などの観点からも危険です。
サウナで起きる死亡事故の半数はアルコール摂取後にサウナに入っていたことも報告されているほど、サウナとアルコールの組み合わせは危険です。
サウナの前には絶対に飲酒しないようにしてください。
脱水症状防ぐ入り方
初心者の場合
ときどきしかサウナに入らなかったり、サウナに入ったことがない方は、体にサウナの耐性がついていません。(サウナは何回も入ると、その熱に体が慣れてきます。)
そのためサウナの時間を10分以内にし、サウナのセッション(サウナ→水風呂→外気浴)の回数も1,2回までにしておきましょう。
気持ちが良かったり、健康効果を多く得たい気持ちはわかりますが、焦りは禁物です。サウナに通っていると、ゆっくり体がサウナに慣れてきます。サウナに慣れてくると、自然にサウナの時間や回数を増やせるようになってきます。
もしサウナ中に頭痛や喉の乾きがでたり、汗が止まってきたら、脱水症状のサインかもしれません。すぐにサウナから出て水分補給をした上で休憩するようにして下さい。
経験者の場合
サウナに定期的に入っている方でも、サウナの時間は最大でも20分までにしておきましょう。
これは慣れの問題ではなく、物理的に水分が足りなくなって危険性がある時間です。
またサウナ経験者であれば3回ほどサウナのセッションを楽しむかと思います。
このサウナのセッションの間である、外気浴の後などにも水分を補給するようにして下さい。備え付けの冷水機などがない場合は、面倒ですが脱衣所に戻って水分をしっかり補給してから次のサウナに向かいましょう。
※他にもたくさんあるサウナの効果や影響についてはこちら『【サウナの効果総まとめ】計25項目の効果と影響をサウナプロ資格保持者が解説』をご覧ください。
※サウナのは入り方については『【サウナの入り方講座】サウナ・スパプロフェッショナルが教えるポイントを押さえた入り方とマナー』をご覧ください。
参考
※1:https://www.ajinomoto.co.jp/nutricare/useful/suibun/
※2:https://www.health.harvard.edu/staying-healthy/saunas-and-your-health
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