ドライサウナ入門: その基本から効果、入り方まで徹底解説

はじめに

サウナといえばドライサウナを連想する人も多いのではないでしょうか。

第二次サウナブームと呼ばれた1990年代以降にはこのドライサウナが日本で普及し、この頃にできた銭湯やホテル、旅館などは現在でもドライサウナが設置してあることも多いです。

もちろん現在でも多くの方が好んで利用しており、日本のサウナの最もよくある形として定着しています。

そんなドライサウナの魅力や入り方、効果などについて詳しく解説します。

ドライサウナの基本知識

ドライサウナとは

ドライサウナとは、文字通り「乾燥したサウナ」を指し、基本的に室内は木材で覆われています。

湿度が非常に低く、電気式や薪式、ガス式などのストーブを使用して室内を高温に保ちます。

高温の空気によって、皮膚の表面の温度を上げ、汗をかいたり血行を促進したりすることができます。

ドライサウナの対義語に「湿式サウナ」（ウェットサウナとも呼ばれる）があり、スチームサウナやミストサウナなどがこれに当たります。

フィンランド式サウナとの違い

フィンランド式サウナは、ドライサウナの1つの形態。大きな分類が「ドライサウナ」であり、その中の小さな分類が「フィンランド式サウナ」となります。

（他にもドライサウナの小分類として「スモークサウナ」や「遠赤外線サウナ」などがあります。）

フィンランド式サウナはドライサウナの中で石を加熱し、その石に水をかけることで発生する蒸気を楽しむ（ロウリュを行う）のが特徴です。

しかし、この水をかける行為（ロウリュ）によって室内の湿度が一時的に上昇するため、純粋なドライサウナ（乾燥したサウナ）とは区別されることもあります。

一方で、蒸気を使うから「フィンランド式サウナ＝湿式サウナ」と考えるのは間違いです。基本的に湿式サウナは湿度50％以上の状態を維持しているサウナを指します（参考）。フィンランド式サウナは、湿度が高まるのは一時的で、平均的には湿度20％程度しかないため湿式サウナには分類できません。

ドライサウナのメリット

他のサウナと比較してドライサウナはいかのようなメリットが挙げられます。

ドライサウナのデメリット

一方でデメリットには以下のようなものが挙げられます。

ドライサウナの入り方

基本的な入り方

ドライサウナを効果的に利用するためのステップを以下に紹介します：

注意点

ドライサウナを利用する際には、以下の点を特に注意してください。

ドライサウナの効果

健康効果

ドライサウナの利用は、以下のような健康効果が期待されています。

美容効果

ドライサウナの利用は、皮膚の浄化や毛穴の開き、有害な物質の排出などの美容効果も期待できます。また、汗を大量にかくことで、肌のハリやつやが向上するとも言われています。

まとめ

• ドライサウナは「乾燥したサウナ」
• 湿度が低く、電気式や薪式、ガス式のストーブで空気を温める
• フィンランド式サウナはドライサウナの1種
• ドライサウナは汗をかきやすい
• ドライサウナは肌が乾燥したり息苦しさを感じやすい
• 長時間の利用やアルコール摂取後のサウナの利用は避ける