コラム

庭サウナの魅力と5つのタイプを解説

作成日:
更新日:
庭サウナの魅力と5つのタイプを解説

はじめに

最近は自宅にサウナを設置する人が増えています。しかし、室内に設置するスペースがない場合、「庭にサウナを設置してみたい」と考える方も多いのではないでしょうか。

この記事では、自宅の庭にサウナを設置するメリットと注意点について解説します。庭にサウナを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

庭に設置できる屋外サウナ商品一覧はこちら⇩ 

 

庭にサウナを設置する3つのメリット

まずは庭にサウナを設置するメリットを整理していきます。

①設置スペースに制限が少ない

自宅の部屋内(屋内)にサウナを設置する場合、サウナの大きさや壁面の構造、天井の高さなどの制限から設置場所が自由に決められない場合があります。

一方庭なら、ある程度サイズの大きなサウナでも設置できます。また、壁や天井の制限も少ないため、希望するサウナを設置したり、選択肢を広げやすいとうメリットがあります。

 

②熱や湿気を気にせず使える

屋内にサウナを設置して利用すると、(構造にもよりますが)どうしてもサウナがある部屋や近くの廊下の温度が上がってしまうことがあります。また、ロウリュを行うフィンランド式サウナの場合、湿気が漏れることも珍しくありません。寒い冬ならばまだしも、夏のジメジメした熱さのときには、屋内のサウナは周りの空間を不快な空気にしてしまう可能性があるのです。

しかし、庭ならば熱や湿気は外に出ていくだけなので何も気にする必要はありません。思う存分熱いサウナやたっぷりのロウリュを楽しむことができます。

 

③外気浴の効果を最大限に得られる

おそらく多くの方が庭サウナのメリットとしてこれを挙げるのではないでしょうか。

サウナの「水風呂→外気浴」は、リラクゼーション効果や健康増進効果が大きなポイントです。

庭にサウナを設置することで、自然な空気感と開放感のある外気浴を楽しむことができます。サウナ効果を最大限に得ることができるでしょう。

 

庭にサウナを設置する3つの注意点

一方で、庭にサウナを設置する際の注意点も確認しておきましょう。

①防水、防カビ対策が必要

屋外のため、雨や虫などの侵入を防ぐための対策が必要です。

サウナ未使用時に防水シートなどを被せることもできますが、そうすると今度はカビが発生するリスクが出てしまい、定期的に換気を行うなどの対策が必要になってきます。

庭に設置するサウナには屋根を取り付けたり、サウナでも使える防カビのコーティングなどを施すことが推奨されます。

 

②安定した基礎工事が必要になることも

テントサウナのように使うときだけ設置するものを除いて、庭サウナは設置する場所の基礎がしっかりしている必要があります。

特にサウナ小屋やガーデンサウナのように重いサウナを設置する場合には、地盤の沈下などを防ぐため、しっかりとした下地作りが大切です。

少なくとも大雨や台風で地面が崩れやすい場所には、そのまま設置しないようにしましょう。

 

③電源や給排水設備の確保

サウナに必要な電源を確保する配線工事が必要になります。たとえ薪ストーブを使うとしても、照明などの電源は必須となります。

また、サウナ後に外でシャワーや水風呂を行う場合には、給水装置や場合によっては排水設備も必要になることがあります。

もちろんホースで水をかけて、排水は垂れ流しでいいような大きな庭の場合には給排水設備は不要です。

 

庭サウナの5つの種類

ひとくちに「庭サウナ」といってもいくつかの種類があります。自宅に導入する際には、庭の条件や予算に合わせて、特徴を生かしたサウナ型を選ぶのがポイント。

それぞれの特徴をよく知り、使用状況や環境にあったものを設置していきましょう。

 

テントサウナ

テント生地で出来た簡易テント型のサウナですね。テントサウナは組み立てが簡単で低価格なのが特徴のため、とりあえず庭でサウナを試してみたい方にはおすすめです。

一方で、ほぼ毎回設置と撤去が必要のため手間がかかり、耐久性が低いために長期間は使用できず、さらに防水性や断熱性にやや難があるため、季節や天候によっては使用できないというデメリットがあります。

 

バレルサウナ

もともとはフィンランドで移動式のサウナ小屋として使われていたのが発祥の、樽型に作られたバレルサウナ。

移動式が発祥であるように、比較的組み立てや設置が簡単で、なおかつ建築資材も少ないため初期費用を安く抑えることができます。またバレルサウナは、サウナ室内の温度が均一になりやすい構造をしており、(体感)温度を上げやというメリットもあります。

一方で雨漏りしやすかったり、外気温の影響を比較的受けやすく、寒冷地や台風がよく来る場所などでは使いづらいというデメリットもあります。

 

ガーデンサウナ

高級感あふれるラグジュアリーなデザインとしっかりした柱や屋根がついたのがガーデンサウナ。

耐久性が高く、メンテナンスも比較的少ないため別荘地などで利用されています。ガラス張りのものが多く、サウナ室は開放感を感じる空間に。また高級なガーデンサウナはシャワー室やジャグジーがセットになっているものもあります。

一方、初期費用が高いというデメリットもあります。

 

小屋サウナ

ログハウス型やアーチ型など、しっかりしたタイプの木製の小屋サウナ。

防水性や遮音性などに優れ、耐久性が高いため一度設置すれば長く使い続けることが可能です。

一方で、ガーデンサウナ同様に材料費や工事費がかさむため、初期費用が高くなりがちです。

 

簡易小屋サウナ

DIYでも設置可能な簡易的な小屋型の庭サウナ。

テントサウナ程度のスペースに設置することができるほどコンパクトで、初期費用も比較的安く抑えることができます。また耐久性やメンテナンス性に関してもテントサウナなどよりも優れています。

コンパクトなためやや窮屈に感じたり、しっかりした小屋サウナなどに比べるとやや耐久性に劣る部分もあります。

 

庭サウナの設置コスト

庭サウナの設置コストは、サウナのタイプや大きさや機能、設置する場所の条件などで様々ですが、一般的にはサウナ本体は50~150万円ほどが目安となります。これにストーブや設置費用などを含めて、100~200万円の初期費用が必要になるでしょう。

もちろんテントサウナであれば10万円程度でも設置できますし、ジャグジー付きのガーデンサウナであれば500万円を超えるものもあり、価格の幅は大きいです。

また、組立や搬入までに時間がかかることも多いため、予算や時間に余裕を持ったプランを作りましょう。

 

まとめ

自宅の庭にサウナを設置することで、ゆったりとサウナを楽しむことができます。一方で、設置コストや防水などの注意点があるため、事前に十分検討する必要があります。

庭サウナの導入に関してお悩みでしたら、「お問い合わせページ」か「お電話(092-407-7887)」よりお気軽にご相談くださいませ。

 

サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

SNSをフォローしていただくと、サウナに関する情報を随時お届けいたします。

RECOMMEND BOX SAUNA