コンテンツに進む

コラム

  • ホーム
  • コラム
  • そのサウナの入り方、死に繋がるかも。ヒートショックを防ぐ5つのルール

そのサウナの入り方、死に繋がるかも。ヒートショックを防ぐ5つのルール

作成日:
更新日:
そのサウナの入り方、死に繋がるかも。ヒートショックを防ぐ5つのルール

はじめに

サウナは心身をリフレッシュできる素晴らしいリラクゼーション方法ですが、正しい知識なく利用すると思わぬ健康リスクを招くことがあります。

特に注意すべきなのがヒートショックです。これは急激な温度変化によって血圧が乱高下し、最悪の場合は脳卒中や心筋梗塞を引き起こす危険な現象です。

消費者庁の報告によると、入浴中に亡くなる方は交通事故で亡くなる方より多く、その原因の一つとしてヒートショックが関係していると指摘されています。サウナも例外ではありません。

この記事では、サウナ愛好家の皆さんが安全にサウナを楽しめるよう、ヒートショックのメカニズムからリスクの高い人の特徴、そして具体的な予防法まで、科学的根拠に基づいてわかりやすく解説していきます。

 

サウナで起こるヒートショックとは

サウナでおきるヒートショックとリスクを減らす入り方 サウナでのヒートショックとは

ヒートショックの定義と発生メカニズム

ヒートショックとは、急激な温度変化に体の調整機能が追いつかず、血圧が急上昇・急降下することで起こる健康被害の総称です。

人間の体は温度変化に対して血管を拡張・収縮させることで対応しています。しかし、サウナの高温環境(80〜100℃程度)から水風呂(15〜20℃程度)への移動など、短時間で大きな温度差にさらされると、この調整機能が限界を超えてしまいます。

具体的には、高温環境では血管が拡張して血圧が下がりますが、急に冷たい環境に移ると血管が一気に収縮し、血圧が急上昇します。この急激な血圧変動が、脳や心臓に大きな負担をかけるのです。

入浴中の急死についての調査によれば、急激な温度変化による血圧の大きな変動が、心臓や血管に大きな負担をかけることが指摘されています。消費者庁「冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!」

 

ヒートショックで現れる症状

ヒートショックの前兆や症状として、以下のものが挙げられます。

  • めまい・立ちくらみ
  • 吐き気・気分不良
  • 激しい頭痛
  • 動悸・胸の苦しさ
  • 呼吸困難
  • 意識がもうろうとする・失神

注意!

これらの症状が一つでも現れた場合は、直ちにサウナを中止してください。涼しい場所で横になり、症状が改善しない場合は速やかに医療機関を受診しましょう。

 

サウナでヒートショックが起きる2つの主な原因

サウナ利用時にヒートショックが発生する原因は、大きく分けて2つあります。

原因1:急激な温度変化による血圧の乱高下

サウナ室(80〜100℃)と水風呂(15〜20℃)の温度差は60〜80℃以上にもなります。この極端な温度差が血管に大きなストレスを与え、血圧を急変動させます

特に、サウナで十分に体が温まった状態から水風呂に飛び込むと、末梢血管が急速に収縮。その結果、心臓に戻る血液量が急増し、血圧が一気に上昇します。この急激な血圧上昇が脳卒中や心筋梗塞の引き金となることがあるのです。

原因2:脱水症状による血液粘度の上昇

サウナでは1回のセッションで300〜500ml程度の汗をかくといわれています。この発汗によって体内の水分が失われると、血液の粘度が上昇し、血栓(血の塊)ができやすくなります

血栓が脳や心臓の血管を詰まらせると、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす危険性が高まります。脱水症状は自覚しにくいため、知らないうちにリスクが高まっていることも少なくありません。

 

サウナでヒートショックを起こしやすい危険な入り方

サウナでヒートショックが起きやすい入り方 サウナでおきるヒートショックとリスクを減らす入り方

以下のようなサウナの入り方は、ヒートショックのリスクを大きく高めてしまいます。心当たりがある方は、今日から入り方を見直しましょう。

長時間のサウナ滞在

「長く入った方が効果がある」と思い込み、我慢してサウナに居続けるのは危険です。長時間の滞在は脱水症状を進行させ、体への負担を増大させます。

サウナ室での滞在は1回10〜15分程度を目安にしましょう。

水分補給の不足

サウナ前後に十分な水分を摂らないと、発汗によって血液の粘度が上がりやすくなります。「喉が渇いてから飲む」では遅いのです。

いきなり高温のサウナに入る

体が温まっていない状態で、いきなり最上段(最も高温の場所)に座るのは血管への負担が大きくなります。体を段階的に慣らすことが重要です。

サウナ→水風呂を休憩なしで繰り返す

外気浴や休憩を取らずにサウナと水風呂を繰り返すと、体の温度調節機能が疲弊し、血圧コントロールが乱れやすくなります。

飲酒後のサウナ利用

飲酒後のサウナは絶対に避けてください

アルコールには以下のような作用があり、ヒートショックのリスクを大幅に高めます。

  • 血管拡張作用による血圧の不安定化
  • 体温調節機能の低下
  • 利尿作用による脱水症状の促進
  • 判断力の低下による危険な行動

 

ヒートショックのリスクが高い人の特徴

ヒートショックのリスクが高い人 サウナでおきるヒートショックとリスクを減らす入り方

以下に該当する方は、ヒートショックのリスクが高いため、サウナ利用には特に注意が必要です。場合によっては医師に相談してから利用することをおすすめします。

高齢者(65歳以上):血管の老化と体温調節機能の低下がリスク

結論として、65歳以上の方はヒートショックのハイリスク群です。なぜなら、加齢とともに体温調節機能は低下し、血管も硬くなりやすくなるためです。血管の柔軟性が失われると、急激な温度変化に対応しにくくなり、ヒートショックのリスクが高まります。

厚生労働省の人口動態統計によると、入浴中の事故による死亡者の約9割が65歳以上の高齢者となっています。

POINT

高齢の方がサウナを楽しむ場合は、温度設定が低めのサウナを選ぶ、滞在時間を短めにするなどの工夫が大切です。ご両親へのプレゼントに自宅サウナを検討している方は、温度を細かく調整できるタイプを選ぶと安心です。

心臓病・高血圧・糖尿病などの持病がある人

これらの疾患を持つ方は、サウナ利用に特に慎重になる必要があります。もともと血管や心臓に負担がかかりやすい状態にあるため、サウナでの急激な体温変化が症状を悪化させたり、重大な発作を引き起こしたりする可能性があります。

持病のある方は、必ず主治医に相談してからサウナを利用してください

妊婦

妊娠中は平常時より体温が高く、また羊水の生成などに水分が使われるため、脱水症状になりやすい状態です。胎児への影響も考慮し、妊娠中のサウナ利用は慎重に判断する必要があります。

子供(特に小学生以下)

子供は体温調節機能が未発達で、体の表面積に対して体重が軽いため、大人よりも急速に体温が変化します。サウナを利用する場合は、短時間・低温を徹底し、必ず大人が付き添いましょう。

 

ヒートショックを防ぐ安全なサウナの入り方

ヒートショックのリスクを減らす正しいサウナの入り方 サウナでおきるヒートショックとリスクを減らす入り方

ここからは、ヒートショックのリスクを最小限に抑えながらサウナを楽しむための具体的な方法をご紹介します。

サウナ前に体を温めて熱に慣らす

サウナに入る前に、ぬるめのシャワーを浴びたり、湯船に浸かったりして体を予熱しましょう。

いきなり高温のサウナ室に入ると、血管が急激に拡張し、血圧が大きく変動します。体を徐々に温めることで、この変動を緩やかにすることができます。

サウナ室内でも、最初は入口付近や下段(温度が低い場所)に座り、体が慣れてきたら上段へ移動するのがおすすめです。

 

適切な時間で区切って入る

長時間のサウナ滞在は脱水症状を進行させ、ヒートショックのリスクを高めます。

セッション 推奨時間
サウナ室 10〜15分
水風呂 1〜2分
外気浴・休憩 10〜15分

体の声に耳を傾け、無理を感じたら時間に関係なくサウナ室を出ることが大切です。

 

こまめな水分補給を徹底する

脱水症状を防ぐため、水分補給は欠かせません。

POINT

サウナ前:300〜500ml程度の水分を摂取
サウナ後:失った水分を補うため、同程度以上の水分を補給
おすすめの飲み物:常温の水、麦茶、スポーツドリンクなど

サウナ直前に冷たい飲み物を一気に飲むと、体温調節を乱す可能性があります。常温の飲み物をゆっくり飲むことを心がけましょう。

 

サウナ後は段階的に体を冷やす

サウナから出たら、急激な冷却は避けて段階的に体温を下げることがヒートショック予防の鍵です。

  1. まず外気に当たって少しクールダウン
  2. 水シャワーを手足の先からかけて徐々に冷やす
  3. 水風呂に入る場合は足元からゆっくり浸かる
  4. 水風呂から出たら外気浴でゆっくり休憩

いきなり水風呂に飛び込むのは、血管への負担が大きく危険です。「徐々に」を常に意識しましょう。

 

体調に応じて柔軟に対応する

サウナに入る前に、その日の体調をしっかり確認しましょう。

以下のような場合は、サウナを控えるか、通常より短時間・低温で利用することをおすすめします。

  • 睡眠不足や疲労が溜まっているとき
  • 風邪気味など体調がすぐれないとき
  • 食事直後(消化のため血流が胃腸に集中している)
  • 激しい運動の直後

「いつも通り」ではなく、「今日の自分の体調」に合わせた入り方をすることが、安全にサウナを楽しむコツです。

 

自宅サウナでヒートショック対策をより確実に

公共のサウナでは温度設定や混雑状況を自分でコントロールすることが難しい場合があります。「もっと低い温度で入りたいのに、施設の設定が高すぎる」「水風呂が冷たすぎて入れない」といった経験はありませんか?

その点、自宅サウナなら自分の体調や好みに合わせて温度・時間を細かく調整できるため、より安全にサウナを楽しむことができます。

idetoxのフィンランド式自宅サウナが安全な理由

idetoxが取り扱うフィンランド式自宅サウナには、ヒートショック対策に有効な特徴があります。

  • 温度を自由に調整可能:ご自身の体調に合わせて、まずは60℃程度の低温からゆっくり体を慣らすことができます。血圧に不安のある方や高齢の方でも、無理のない範囲でサウナを楽しめます。
  • ロウリュによる穏やかな温度上昇:サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させるロウリュは、体感温度を穏やかに上げるため、乾いた高温サウナが苦手な方でも心臓への負担を抑えながら深部から温まることができます。
  • 自分のペースで入浴:混雑を気にせず、体調に合わせて休憩を取りながらマイペースでサウナを楽しめます。

施設のルールや他のお客さんに気を遣うことなく、あなただけの安全なサウナ環境を整えられるのが自宅サウナの大きなメリットです。

 

また、サウナの安全な入り方についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご参照ください。

関連記事:その入り方、本当に安全?サウナに潜む10のリスクと正しい知識

 

まとめ

サウナでのヒートショックは、正しい知識と対策があれば十分に防ぐことができます。最後に、この記事のポイントを振り返りましょう。

ポイント 具体的な対策
ヒートショックの主な原因 急激な温度変化と脱水症状
特に危険な行動 飲酒後のサウナ利用
水分補給 サウナ前後に300〜500ml
サウナ室の滞在時間 1回10〜15分が目安
温度変化への対応 「徐々に温める」「徐々に冷やす」

サウナは正しく利用すれば、心身のリフレッシュに大変効果的です。この記事を参考に、安全で快適なサウナライフをお楽しみください。

POINT

自分のペースで安全にサウナを楽しみたい方には、温度調整が自由にできる自宅サウナがおすすめです。idetoxでは、本格的なロウリュが楽しめるフィンランド式自宅サウナを取り扱っています。

 

アンケート - idetoxアンケート

アンケート

最後までご覧いただきありがとうございます。 より良い自宅サウナを提供するために、アンケートにご協力よろしくお願いします!質問は3つです。

もし自宅サウナを購入するなら、自宅サウナに求める「一番の価値」は?
購入時に最も「重視する(厳しく見る)」点は?
判断材料として一番欲しい情報は?
質問 1 / 3
ご回答ありがとうございました!
皆さまの貴重なご意見を参考に、
より良いサウナや情報を提供してまいります。
送信中にエラーが発生しました。もう一度お試しください。

サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

SNSをフォローしていただくと、サウナに関する情報を随時お届けいたします。

RECOMMEND BOX SAUNA