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サウナの時間は何分が正解?基本の10分から始める「ととのう」ための完全ガイド

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【サウナの適正入浴時間】何分入ればいいの?サウナ初心者あるあるの疑問を解決 idetox オンラインショップ

はじめに

「サウナに興味があるけど、何分入ればいいの?」「水風呂のタイミングがわからない…」そんな疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。

サウナは正しい時間と入り方を知ることで、その効果を最大限に引き出すことができます。逆に、適切な時間を守らないと体への負担が大きくなってしまうことも。

この記事では、サウナの適切な時間の目安から、自分に合った時間の見つけ方、そして押さえておきたい基本的なマナーまで、科学的な根拠を交えながら初心者の方にもわかりやすく解説します。idetoxが提案する、心地よいサウナ体験への第一歩を踏み出しましょう。

 

サウナの時間の目安|基本は「10分・2分・10分」

まずは結論からお伝えします。サウナ入浴における時間の目安は以下のとおりです。

ステップ 目安時間 ポイント
サウナ 10分 無理せず心地よい範囲で
水風呂 1〜2分 冷たすぎたら短めにOK
外気浴 10分 リラックスして深呼吸

ただし、これはあくまでも目安です。個人の体質や体調、サウナの温度設定によって最適な時間は変わります。

サウナの時間を調整する4つのポイント

以下の要素を考慮して、自分に合ったサウナ時間を見つけていきましょう。

  • サウナ経験の有無:初心者は短めからスタート
  • 体格の個人差:体が大きい人は温まるまで時間がかかる傾向
  • その日の体調:疲労時や寝不足時は控えめに
  • サウナ・水風呂の温度:施設によって大きく異なる

注意!

サウナ初心者の方や初めての施設では、目安時間より短めからスタートするのが鉄則です。最初から長時間入ると、心臓への負担や脱水症状のリスクが高まります。「物足りないかな」と感じるくらいがちょうど良いスタートラインです。

 

自分に合ったサウナ時間の見つけ方

サウナに慣れてきたら、次のステップは「自分だけのベストタイム」を見つけることです。同じ10分でも、日によって体感は異なります。以下の4つの視点から、最適な時間を探っていきましょう。

  • 体の反応を観察する
  • 段階的に時間を調整する
  • サウナの種類に応じて変える
  • その日の体調を考慮する

体の反応を観察してサウナ時間を決める

サウナ中やサウナ後の体の変化を意識的に観察することが大切です。

  • 心拍数の変化:脈が急激に速くなったら無理をせず退室を。日本サウナ・スパ協会によると、安静時心拍数の約2倍(100〜150拍/分程度)に達したら退出の目安とされています
  • 発汗の状態:じんわりと汗が出始めたら体が温まったサイン。適度な発汗は血行促進の良い兆候です
  • 気分の変化:頭痛やめまい、吐き気を感じたら時間が長すぎる証拠。すぐに退室して休憩しましょう
  • 手足の温かさ:末端まで温まっている感覚があれば、体全体に血液が循環しているサインです

「我慢すればするほど効果がある」という考えは危険です。体のサインに素直に従うことが、安全で効果的なサウナの秘訣です。

サウナ時間は段階的に延ばしていく

一気に長時間入るのではなく、少しずつ時間を延ばしていくアプローチがおすすめです。

  1. 最初は5〜8分から始める
  2. 慣れてきたら1〜2分ずつ延長
  3. 12分程度を上限として調整
  4. 無理をせず、快適な時間を見つける

サウナの種類別|おすすめ滞在時間の目安

サウナの種類によって温度や湿度が異なるため、最適な滞在時間も変わってきます。一般的なサウナ施設の設定を参考に、種類別の目安をまとめました。

サウナの種類 温度目安 推奨時間
高温ドライサウナ 90〜100℃ 6〜10分
フィンランド式サウナ 80〜90℃ 8〜12分
ロウリュサウナ 70〜90℃ 8〜12分
低温サウナ 50〜60℃ 15〜20分

※温度が同じでも湿度が高いほど体感温度は上がります。ロウリュ(蒸気を発生させる行為)を行うと、一時的に体感温度が10〜20℃上昇することもあるため、時間を短めに調整しましょう。

体調に応じたサウナ時間の調整法

その日のコンディションによって、柔軟に時間を調整することが重要です。

  • 体調が万全でない時:5分程度から様子を見て、無理をしない
  • リラックス目的の時:少し長めに設定し、ゆったりと過ごす
  • 仕事前など集中力を高めたい時:短めのセッションでスッキリと
  • 運動後:体がすでに温まっているため、通常より短めに

POINT

自分に合った時間を見つけることで、サウナのリラクゼーション効果や疲労回復効果をより実感できるようになります。「時計を見ながら入る」のではなく「体の声を聞きながら入る」ことを心がけてみてください。

 

サウナで「ととのう」メカニズム|なぜ気持ちよくなるのか

サウナ愛好家の間でよく使われる「ととのう」という言葉。これは単なる気分的なものではなく、科学的に説明できる身体反応です。

自律神経の切り替わりが鍵

サウナと水風呂の温冷交代浴では、自律神経が大きく揺さぶられます。

  • サウナ室(高温):交感神経が優位になり、心拍数が上昇。血管が拡張し、体は熱を逃がそうとします
  • 水風呂(低温):急激な温度変化により、交感神経がさらに刺激されます。血管が収縮し、血圧が一時的に上昇します
  • 外気浴(常温):温度刺激から解放され、副交感神経が優位に。この切り替わりのタイミングで、深いリラックス状態が訪れます

ホルモンと脳内物質の変化

サウナ入浴中は、さまざまなホルモンや脳内物質が分泌されることが研究で示されています。

サウナ入浴により、β-エンドルフィン(多幸感をもたらす物質)の血中濃度が上昇することが報告されています。また、ストレスホルモンであるコルチゾールの低下も確認されており、これらがリラックス効果に寄与していると考えられています。

参考:日本サウナ学会「サウナの科学」

この「ととのう」状態を最も感じやすいのが、水風呂後の外気浴です。急激な温度変化を経た後、体が平常状態に戻ろうとする過程で、独特の浮遊感や多幸感を体験できます。

 

サウナに入る前に必要な準備|水分補給が最重要

サウナ前に水分補給をする様子

サウナを楽しむ前に、絶対に欠かせないのが「水分補給」です。

サウナでは1回のセッション(10〜15分程度)で約300〜500mlの水分が発汗により失われます。これは日本サウナ・スパ協会や複数の研究機関が報告している数値です。脱水状態でサウナに入ると、血液の粘度が上昇し、心臓への負担が増加。最悪の場合、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。入浴前には必ず500ml程度の水を飲み、利尿作用のあるアルコールやカフェインは控えましょう。

サウナ前の準備チェックリスト

  • 水分を500ml程度摂取する
  • アルコール・カフェインは避ける
  • 食後すぐのサウナは控える(1〜2時間空ける)
  • 体を洗って汚れを落としておく
  • アクセサリー類は外しておく(金属は高温で熱くなり火傷の原因に)

 

サウナの詳しい入り方|時間配分と手順を解説

サウナ室の内部とベンチ

サウナの基本的な流れは「サウナ → 水風呂 → 外気浴(休憩)」の3ステップです。この一連の流れを「1セット」と呼び、通常2〜3セット繰り返すことで「ととのい」と呼ばれる深いリラックス状態を体験できます。

サウナ室での過ごし方と時間

準備ができたらいよいよサウナ室へ。以下のポイントを押さえましょう。

  • 最初は5〜8分、慣れてきたら10分程度を目安に
  • 辛くなる前に出ることが大切。「もう少しいけそう」で退室するのがベスト
  • 初心者は入り口近くの下段からスタート(上段ほど高温。上下で10〜20℃の差があることも)
  • 髪のダメージを防ぐため、タオルを頭に巻くかサウナハットを活用
  • 深くゆっくりとした呼吸を心がける

水風呂の入り方と適切な時間

サウナを出たら、シャワーで汗を流してから水風呂へ。水風呂は「ととのい」への重要なステップです。

  • 足先からゆっくりと浸かる(いきなり入らない)
  • 入ったらじっと動かずに静止する(体の周りに「羽衣」と呼ばれる温かい層ができます)
  • 目安は30秒〜1分程度(長くても2分まで)
  • 冷たすぎて辛い場合は、冷水シャワーで代用してもOK

外気浴(休憩)の時間と効果

外気浴は、サウナ体験の中でも最も重要なパートと言っても過言ではありません。ここで「ととのい」を体感できます。

  • 外気浴スペースや休憩椅子に座る
  • 目を閉じて深くゆっくり呼吸する
  • 目安は5〜10分(心拍数が平常に戻るまで)
  • 気温が低い季節は短めに調整する
  • 背もたれ付きの椅子があればリクライニングで

外気浴までがサウナの1セットです。通常は2〜3セット繰り返しますが、初心者の方は無理をせず1〜2セットから始めましょう。

サウナ後のアフターケア

サウナ後のケアも忘れずに行いましょう。

  • 水分補給:失われた水分をしっかり補う(ミネラルを含むスポーツドリンクもおすすめ)
  • 肌の保湿:発汗後は肌が乾燥しやすいため、化粧水や乳液でケア
  • 適度な休息:激しい運動は避け、ゆっくり過ごす

 

最低限知っておきたいサウナのマナー

サウナ施設の休憩スペースと椅子

サウナは共用スペースです。周囲の方が気持ちよく過ごせるよう、以下のマナーは必ず守りましょう。

サウナ室や浴室で大きな声で話さない

サウナ室内はもちろん、水風呂や外気浴スペースでも静かに過ごすのがマナーです。多くの利用者がリラックスやリフレッシュを目的にサウナを訪れています。

友人や家族と一緒に訪れた場合も、会話は必要最低限に、声のボリュームは控えめにしましょう。静寂の中で自分と向き合う時間もサウナの醍醐味です。

水風呂に入る前に必ず汗を流す

サウナ後の水風呂では、必ずシャワーやかけ湯で全身の汗を洗い流してから入りましょう。頭から足先まで丁寧に流すのがポイントです。

注意!

多くの施設では水風呂に頭まで浸かることを禁止しています。初めて利用する施設では、必ず掲示されているルールを確認してから利用しましょう。

その他覚えておきたいマナー

  • サウナ室のベンチには敷きタオルを敷く
  • 場所取りはしない
  • スマートフォンの持ち込みは控える
  • 体調が悪くなったら無理せず退室する

 

自宅サウナなら時間を気にせずマイペースで楽しめる

公共のサウナでは他の利用者への配慮が必要ですが、自宅サウナなら時間を気にせず、自分だけのペースでサウナを楽しむことができます。

idetoxでは、本格的なフィンランド式サウナから手軽に設置できるバレルサウナまで、さまざまな自宅サウナをご用意しています。ロウリュにも対応しているため、体感温度を自由に調整でき、サウナ初心者から上級者まで満足いただけます。

  • 好きな時間に好きなだけ入れる
  • 温度や湿度を自分好みに調整できる
  • 家族や友人とプライベートな時間を過ごせる
  • 通う手間やコストを削減できる

 

まとめ|サウナは時間と入り方で効果が変わる

サウナを最大限に楽しむためのポイントをおさらいしましょう。

  • 基本の時間配分:サウナ10分 → 水風呂1〜2分 → 外気浴10分
  • 時間の調整:体調やサウナの種類に応じて柔軟に変える
  • 体のサインを大切に:心拍数や発汗状態を観察し、無理せず心地よい範囲で楽しむ
  • 準備と水分補給:入浴前に500ml程度の水分を摂取し、脱水を防ぐ
  • マナーを守る:静かに過ごし、汗を流してから水風呂へ

サウナは正しい時間と入り方を知ることで、その効果を何倍にも高めることができます。自律神経の切り替わりやホルモン分泌といった科学的なメカニズムを理解すれば、より意識的に「ととのい」を体感できるようになるでしょう。まずは無理をせず、少しずつ自分に合ったスタイルを見つけていってください。マナーを守りながら、心地よい「ととのい」体験を楽しみましょう。

 

アンケート - idetoxアンケート

アンケート

最後までご覧いただきありがとうございます。 より良い自宅サウナを提供するために、アンケートにご協力よろしくお願いします!質問は3つです。

もし自宅サウナを購入するなら、自宅サウナに求める「一番の価値」は?
購入時に最も「重視する(厳しく見る)」点は?
判断材料として一番欲しい情報は?
質問 1 / 3
ご回答ありがとうございました!
皆さまの貴重なご意見を参考に、
より良いサウナや情報を提供してまいります。
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サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

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