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【塩サウナにしかない美肌効果とリスクとは?】初めてでも安心の入り方

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【塩サウナにしかない美肌効果とリスクとは?】初めてでも安心の入り方

はじめに

最近、一部で塩サウナが注目を集めています。

サウナ中に塩を使用することで、デトックス効果やリラックス効果が得られるだけでなく、美肌に役立つとされています。

しかし、正しい入り方を知らないと、身体に負担をかけたり、逆効果になったりすることもあります。

そこで、本記事では、塩サウナの効果や影響、また初めてでも安心の入り方について解説します。

健康的な生活を送りたい方や、塩サウナに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

塩サウナとは?

塩サウナとは、塩を身体に塗って楽しむサウナの1種です。

ただし、普通のサウナに塩の要素を加えた楽しみ方の1つであるため、厳密にはサウナの種類ではありません。

一般的には「スチームサウナ+塩」「ミストサウナ+塩」「遠赤外線サウナ+塩」がサウナ施設によくある「塩サウナ」になります。

 

塩サウナには後述する美肌効果があり、特に女性に人気のサウナになっています。

 

塩サウナにしかないメリット・効果

では具体的に塩サウナにはどんな効果があるのでしょうか。

塩サウナもサウナの1つであるため、「リラックス」や「ストレスの解消」、「睡眠の質の向上」、「自律神経のバランスを整える」など普通のサウナと同じ効果ももちろんあります

しかし塩サウナにしかない効果が大きく2つ存在します。

 

楽に汗をかくことができる発汗効果

塩には浸透圧の効果や、末梢血管の血流をよくするなどの効果もあり、塩を身体にのせることで汗を楽に流すことができるようになります。

 

 

 

サウナは高温な環境のため、何もしなくても汗が出てきますね。しかし長時間サウナに滞在すると疲れたり、息苦しくなったり、暑苦しくなったりしますよね。

塩をからだにのせることで、長時間滞在することなく多くの汗を流せるのです。

 

同じ効果を利用したグッズの1つに「バスソルト」があります。

バスソルトも同じように塩の効果によって短時間でも汗をかきやすくしています。 

 

塩で古い角質を落とす美肌効果

塩を肌にのせることで、「塩溶効果」という効果を得ることができます。

汗をかくと身体にのせた塩は、汗に溶けていきます。この「塩が溶けた汗」はタンパク質を溶かす働きがあります。

すると皮膚の古い角質などを効果的に剥がし落とすことができ、肌のターンオーバーを整えることができるのです。

 

汗に塩が溶けている必要があるため、バスソルトではこの効果を十分に得ることは出来ません。

塩サウナでは先程の発汗効果とこの塩溶効果が合わさって、効率のいい美肌効果をGETすることができます。

 

塩サウナのデメリット・影響

血圧に異常がある人や日常的に薬を服用している人など、通常のサウナに入ることが推奨されない人はもちろん塩サウナにも入るべきではありません。

それに加えて塩サウナで気をつけておきたいデメリットや影響もあります。

 

塩サウナの長時間入浴は脱水症状に注意!

塩サウナでは、普通のサウナ以上に汗を流しやすくします。そして塩サウナがある「スチームサウナ」や「ミストサウナ」は20分ほどじっくり滞在することが推奨されています。そのため、脱水症状にはより注意が必要です。

時間をしっかり守るだけでなく、サウナ前の水分補給をしっかりと行うように心がけておきましょう。

 

肌にニキビや炎症があるときには痛いし悪化する

肌にニキビや炎症があるときに塩サウナを利用すると、激しく痛んだり、場合によっては悪化するリスクがあります

 

塩は体液より濃度が濃いため、浸透圧効果によってニキビや炎症が起きているところから、体液が多く出ようとします。これが刺激となって痛みが生じます。

炎症があるときには塩サウナ以外のサウナを利用するか、一旦治るまでサウナを控えた方がいいでしょう。

 

初めての方でも安心な塩サウナの入り方

【まずは水分補給】

塩サウナに入る前には、十分な水分補給を行いましょう。

身体が脱水状態になると、発汗効果が薄れ、身体に負担がかかることがあります。水分補給は、サウナに入る前に行うことが重要です。

一般的には1回のサウナで300~500mlの水分が失われるため、この量を目安にスポーツドリンクなど電解質の入った飲み物を接種するようにしましょう。

また、カフェインやアルコールなど利尿作用のある飲み物はサウナ前には控えましょう

 

【入る前に身体を洗い流す】

サウナに入る前には、身体を洗い流すことが大切です。

これによって、身体の汚れをあらかじめ取り除き、古い角質を落としやすくするなど効果的に美肌効果を得ることができるようになります。

 

(入る前にお風呂で身体を温める)

必須ではありませんが、塩サウナに入る前にお風呂に入って身体を温めておくことで、短時間でも汗をかきやすくすることができます。

 

【サウナに入って塩を身体にのせる】

サウナに入ったら、塩を身体全体にのせていきます。

メリットでお伝えした通り、塩を汗に溶かすことで美肌効果が生まれます。無理に肌に塗り込んだり擦り付ける必要は全くありません軽く身体にのせる程度にしておきましょう。

また塩の量は、肌を見たときに肉眼で粒がギリギリ確認できる程度の少量で十分です。もりもり身体にのせても効果は上がりませんのでご注意ください。

 

【時間を守ってしっかり発汗】

サウナに入ったら、時間を決めて過ごしましょう。

初めての方は熱さに身体が慣れていないため、5分から10分程度が適切です。

熱さに慣れたら20分程度を目安(サウナの種類による)にして時間を決めて入ることで、身体に負担をかけることなく、効果的に汗をかくことができます。

また時間以外の目安としては、身体にのせた塩が完全に汗で溶け切った段階です。特に足はサウナで温まりにくいので、足にのせた塩が溶けたらサウナから出てもいいでしょう

 

【シャワーで汗と塩を洗い流す】

サウナから出たら、シャワーで汗と塩を洗い流しましょう

塩は、皮膚を刺激する成分が含まれているため、放置すると肌トラブルを引き起こす可能性があります。シャワーで身体を洗うことで、清潔な状態を保ち、肌荒れやトラブルを予防することができます。

 

(水風呂)

必須ではありませんが、塩サウナで十分に身体が温まったあとに水風呂に入ることで自律神経を整えたり、血行を促進したり、血圧を正常値に近づけるなどの効果が期待できます

水風呂が苦手な方は少し冷たいシャワーを身体にかけて汗を止め、次の【休憩】を長めにとってください。

 

【休憩】

サウナに入ったあとには外気浴などで十分に休憩することが重要です。

血圧や体温を正常に戻したり、副交感神経を優位にさせてリラックスすることで、より多くの健康効果を期待することができます。また十分に休憩をとっておかないと、日常生活に戻ったときに交感神経が優位になったままになり、体調を崩すリスクもあります

休憩中には、ゆっくりと深呼吸を行い、適宜水分補給を行うようにしましょう。

 

まとめ

以上、塩サウナの効果や入り方について解説していきました。

正しい入り方を守り、適度な休憩を挟みながら過ごすことで、効果的に美肌効果を得ることができます。

ただし、身体に負担をかけることなく、健康的に過ごすためには、体調や環境に合わせて入浴時間や温度、湿度などを調整し、無理をしないように注意しましょう。

サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

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