テントサウナで目が痛くなる理由と3つの対策法

はじめに

テントサウナは、自然の中で気持ちよく時間を過ごせる最高のツールの1つです。

でも、薪ストーブを使ったテントサウナで汗をかいていると「目が痛くなった」経験はありませんか？

今回は、その原因や予防法、また目が痛くなったときの対処法について解説していきます。

テントサウナで目が痛くなる2つの理由

まずは、なぜ目が痛くなるのか考えてみましょう。薪ストーブを使ったテントサウナで目が痛くなる原因は、大きく分けて「煙」と「乾燥」の2つです。

もちろん両方が同時に影響して目が痛くなってしまう場合もあります。

①原因の一つはストーブの煙

1つ目は、ストーブから出る煙です。

薪を焚くと煙が出ますよね。この煙には小さな粒子や化学物質が含まれ、目に入ると刺激になって目が痛くなることがあるのです。

大きな煙は白や黒の色がはっきり見えますが、細かい煙は目では色が見えず、知らず知らずのうちに目や喉に入り、悪影響を与えていることがあります。

②温度上昇によって乾燥しやすくなることも原因の1つ

2つ目は、熱による乾燥です。

サウナではストーブによって温度を上げていきますね。

温度が上がると空気中に存在できる水分の量（飽和水蒸気量）が上がり、周りの空間の水分は乾燥しやすくなります。

それによって、目の涙が蒸発しやすくなって目が痛くなることがあります。

テントサウナで目が痛くならないための3つの予防法

これらの問題を避けるためには、いくつかの対策があります。

①十分な換気を行う

まず、煙による目の痛みを防ぐためには、煙がテントの中にたまらないようにしっかり換気することが大切です。

テントサウナ用のテントには通気口がありますね。この通気用の穴を物や草が塞いでいないか確認しましょう。

また、定期的にテントサウナの出入り口を開放し、新鮮な空気を十分に取り入れるようにしましょう。

②薪の入れ方を工夫する

焚き方を工夫すれば煙の量は減らすことができます。

ストーブから煙が大量に出る場合、薪が不完全燃焼を起こしている可能性もあります。

まず、薪の状態を確認しましょう。水分を多く含む乾燥しきれていない薪を使うと多くの煙を発生してしまいます。薪は十分に乾燥したものだけを使ってください。

また、ストーブに対して薪の大きさが大きすぎると不完全燃焼につながります。薪の大きさを確認し、燃焼しやすい大きさのものを使用するようにしましょう。

最後に、投入している薪の量がストーブに対して多すぎないか確認しましょう。面倒臭さを優先して、大量に薪を入れてしまうと煙が出て、目が痛くなってしまいます。ストーブの大きさに合わせて少しずつ薪を投入しましょう。

③ロウリュを行う

乾燥による目の痛みを防ぐためには、テントサウナ内部の水分量を高めることも有効です。

熱くなったサウナストーンに水をかけて蒸気を出してロウリュを行うことで、体感温度を上げることができますね。それだけでなく、空気中の水分を潤わせることで、目の乾燥による痛みを予防することもできるのです。

目が痛くなりそうであればロウリュをしてみるのも手の1つです。

目が痛くなったときの対処法

もし、テントサウナ中に目が痛くなってしまったらどうすればいいのでしょうか。

一番有効なのは、目を流水ですすぐことです。

目に煙が入ったり、乾燥したときにはどちらもこの方法で痛みを軽減することができます。

このとき冷たい水よりも常温の水ですすいだほうが、すすぐ際の刺激がすくないためおすすめです。

また、目が乾燥して痛いときは、目薬を使うのもいいですね。目の乾燥を防ぎ、痛みを和らげることができます。

それでも痛みが強いときや、見えにくいときは、すぐに医者に相談しましょう。

まとめ

• テントサウナで目が痛くなる原因は「乾燥」と「煙」
• 予防法は「換気」「薪の燃焼効率」「ロウリュ」
• 目が痛くなったら流水ですすぐ