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【効果と使い方】サウナの本場フィンランドで使う葉っぱ”ヴィヒタ”について詳しく解説

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【効果と使い方】サウナの本場フィンランドで使う葉っぱ”ヴィヒタ”について詳しく解説 idetox オンラインショップ

はじめに

サウナの本場フィンランドで使う葉っぱ”ヴィヒタ”とは?

サウナの本場、フィンランドではサウナの中で"ヴィヒタ(vihta)"と呼ばれる葉っぱを体に打ち付けて体をリラックスさせる伝統的な方法があります。

今回はこのヴィヒタを使ったリラックスの方法や効果について解説していきます。

ヴィヒタて何?

日本人にはなんとも発音しにくいヴィヒタですが、フィンランド語では"鞭"や"棒"という意味があります。

一般的に白樺(しらかば)の葉っぱまでついた枝をたくさん集めて束にしたもので、ほうきのような形をしています。

これを乾燥させたものを"ヴィヒタ"と呼びます。

乾燥させた葉っぱを自分の体にペシペシ直接打ち付けるわけですから、なんとなく痛そうですよね。ですが、正しい使い方をすれば痛みが少ないだけでなく、たくさんの体に嬉しい効果があるのです。

サウナでヴィヒタを使う3つの効果・メリット

サウナの中でヴィヒタを使って体をたたくことで主に3つの効果があると言われています。

1.血行をよくする

人間の体は60~70%が水分でできています。水面をたたくと波紋が広がるように、人間の体をたたくとその振動が体の隅々に届きます。その刺激で血液やリンパの流れがよくなり、老廃物の排出が促進されるのです。

体をたたく行為は競技前のスポーツ選手、特に水泳選手で見たことはありませんか?あれも同じような理由です。アドレナリンを出して興奮状態にする以外に、競技前に血行をよくして、筋肉のパフォーマンスを上げる効果があるからです。

もちろんヴィヒタでたたくのは体が火照ったサウナの中ですから、その効果は普段より高くなります。

2.皮膚をきれいにする

白樺には天然の界面活性剤と呼ばれる"サポニン"が含まれます。ヴィヒタでたたくことで、サポニンが体に付き、皮膚の表面に溜まった老廃物を簡単にはたき落とすことができるのです。その結果肌を清潔に保つことができます。

また白樺には肌への収れん作用があり、肌のキメを整える効果もあります。

3.リラックスする

体をたたいていると、ヴィヒタから白樺のいい香りが漂ってきます。白樺は"ホワイトバーチ"の名前でアロマとしてもよく使われています。その香りによって自然の中でくつろいでいるような気分になり、普段のサウナ以上にとてもリラックスした気分を味わうことができます。

この他にも筋肉痛を和らげたり、からだの表面の菌を減らしたり、虫刺されを早く治すなどたくさんの効果があります。

サウナの本場フィンランドで使う葉っぱ”ヴィヒタ”とは?

ヴィヒタの使い方と気をつけるポイント

古代からフィンランドで使われ、その効果を楽しまれたヴィヒタですが、使用にはいくつかの準備や注意点があります。

1.水に20~25分浸す

そのままヴィヒタを使うと、乾燥した葉で皮膚を傷つけたり、ヴィヒタの葉っぱが落ちるかもしれません。枝や葉に少し水分を含ませて柔らかくするために、最初に水に浸しておきましょう。ちなみに水の温度は常温程度で問題ありません。

2.温かいお湯に5分浸す

ヴィヒタが冷たいままでは香りが出てこないため、十分に効果を発揮できません。より効果を高めるために事前に少しだけ温度を上げておくことをおすすめします。

このとき、あまり熱いお湯に浸してしまうと使用する前に香りが飛んでしまいますので気をつけましょう。

もしサウナ内にヴィヒタを吊るせる場所があれば、そこで温めておいてもいいですね

3.適度にたたく

準備ができたヴィヒタを使って、サウナの中で全身をペシペシたたいていきます。たたく強さに決まりはありませんが、フィンランドでは不快に感じない程度にやや強めにたたくそうです。

たたいてしばらくすると、サウナであたたまる以上に体の表面が温かくなって、汗がドッと出てくるようになります。

たたくのが痛くて嫌な方は葉っぱで体をなぞるだけでも効果がありますよ。

4.洗浄・保管する

基本的にヴィヒタは複数回使えます。使用後はヴィヒタに付いた汗や老廃物を水でかるくすすぎ、涼しく乾燥した場所で逆さ向き(葉っぱを下)に吊るして保管しましょう。長期間利用しない場合は冷凍保存も推奨されています。その場合は、次回の使用前に常温で十分に解凍してから使用してください。

使用できる回数や期限はヴィヒタの種類や保管方法などによって変わりますが、葉っぱが枯れ落ちたり、香りが完全になくなったりしない限りは使えますので繰り返し使っていきましょう。

もちろんヴィヒタを準備してくれるサウナ施設によっては、衛生上の観点から使い捨てされる場合もあります。施設のルールに沿って使用してください。

注意点

公共のサウナスペースではヴィヒタの使用を認めていないところが多いです。知らない間にヴィヒタの葉っぱが落ちてサウナスペースを汚したり、たたいているときに出る風を他の人が嫌がることがあるの無理もありません。

たとえ貸し切りのサウナであってもヴィヒタが使えるかどうかは事前に施設に確認を取るようにしておきましょう。

ヴィヒタを使ってもっと"ととのう"体験を

ヴィヒタを使うことで、いつもとは違ったサウナ体験をすることができます。せっかくのサウナで心身ともにリラックスしたくてもいつも同じ場所ではその効果が薄れてしまいます。いつもと違う、フィンランドの伝統のサウナを体験して味わい深い"ととのい"を体験してみませんか?

ヴィヒタの豆知識

サウナの本場フィンランドで使う葉っぱ”ヴィヒタ”とは?

ここからはヴィヒタについてもっと知りたい方向けの豆知識です。

ヴィヒタなの?ヴァスタなの?

ヴィヒタはフィンランド語で"vihta"と書きますが、同じ意味のフィンランド語でも"vasta(ヴァスタ)"と書く場合があります。これはフィンランドの方言のようなもので、西部では"vihta"、東部では"vasta"と書く(言う)ようです。どちらの同じ意味ですが、どちらも日常的に使われている言葉です。

そのため、もし日本のサウナ施設に"ヴァスタ"と記載があってもヴィヒタと同じことですので、混乱しないようにしましょう。

ちなみに英語圏では"bath broom(お風呂の花)" や "sauna whisk(サウナのほうき)"などと呼ばれます。

ヴィヒタの素材は白樺以外もあるの?

ヴィヒタには古代から白樺が一般的に使われています。しかし、それ以外の木を使ったものもあります。そして、それぞれ違った効果を味わえます。例えばヒノキ科のビャクシンの木を使ったものは白樺より血行促進効果が高く、ユーカリの木を使ったものは抗炎症作用があります。決してヴィヒタは白樺しかダメというわけではありません。

自作でヴィヒタ作れる?

はい、ヴィヒタは自分で作れます。

良いヴィヒタを作るには若い木が必要です。ここでは白樺を前提に作り方を解説します。

まず7月~8月の夏に葉っぱが生い茂った白樺の枝をナイフで30本ほど切り取ります。このとき枝の根本を引き裂いたりすると腐りやすくなりますので注意してください。

切り取った枝の長さを揃え麻紐などでしっかり根本を縛ります。

最後に水に浸せば完成です。特に難しい手順はないので誰でも簡単にマイヴィヒタは作れますよ。