コラム

【サウナで頭痛が改善した!】実際にやっている頭痛対策のサウナ活用法

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サウナで頭痛が改善!?頭痛に悩む方必見のサウナ活用法 idetox オンラインショップ

はじめに

日本は10人に1~2人の割合で、頭痛持ちの方がいると言われており、これは他国と比べてもかなり多い割合です。

一度頭痛が起きてしまうと仕事や家事が集中できなくなるなど、頭痛による影響は様々な場面で出てきてしまいますね。

 

頭痛には種類がありますが、その中の1つが「緊張型頭痛」です。

緊張型頭痛の発生にはいろんな要因があると言われていますが、姿勢がよくない、寝る体勢が悪いなど体の物理性ストレスから起きる場合と、人間関係などの心理的なストレスによって筋肉が緊張して起きる場合の2種類があります。

緊張型頭痛は我慢できないほどの痛みではないことが多いため、筋肉の緊張状態を軽減させれば症状も和らげることができます。

 

実はこの緊張型頭痛は、サウナを利用することで症状改善につながることが分かっています。

 

私自身も、昔から頭痛持ちでしたが継続的にサウナに入ることで、頭痛症状を改善することができました。そこで今回は、サウナ利用で頭痛症状の改善につながった理由をご紹介します。

 

頭痛持ちの私がサウナに通う理由

2. 頭痛持ちの私がサウナに通う理由

頭痛持ちの私がサウナに通っている理由は緊張型頭痛の痛みを緩和できるからです。

実際に緊張型頭痛とサウナの関係について調査した研究がありますのでご紹介します。

 

筋骨格痛の専門家でオークランド大学の名誉准教授を努めているギレッシュ・カンジ氏らが2015年に発表した研究です。

研究では、緊張型頭痛持ちの対象者37名を2つのグループに分け、片方に週に3回、1回20分のサウナに入ってもらっています。

するとサウナに入っていたグループでは、頭痛の強さ(痛さ)が4周目から明らかに低下し、8周目には約40%以上低下したのです。

また頭痛の強さだけではなく、頭痛の時間(長さ)も8周目には約32%低減しています。

 

つまり、サウナによって緊張型頭痛が完全に改善されるわけではありませんが、定期的にサウナに入ることで頭痛の痛みや長さを大きく減らす効果が期待できるのです。

 

頭痛の種類によっては、改善がみられない場合も

3. 頭痛の種類によっては、改善がみられない場合も

サウナの利用は「緊張型頭痛」には効果があるものの、「偏頭痛」に関しては痛みを緩和する効果が期待できません。

なぜかというと、2つの頭痛は頭痛が起こる原因が真逆だからです。

  • 緊張型頭痛=血流の悪さが原因。
  • 偏頭痛=脳の血管が拡張することが原因。

 

サウナは、体温を上昇させて血管を拡張し、血流の流れをよくする効果があります。それによって筋肉の緊張がほぐれるため、緊張型頭痛の改善には効果が期待できます。

しかし、偏頭痛はそもそも脳の血管が拡張しすぎることが痛みとなる症状です。そのためサウナに入ると改善しないどころか悪化するリスクもあります。しかも、サウナは足下よりも頭上の温度が高い設計となっていますので、温度調整環境としても望ましくありません。

 

では、偏頭痛持ちの方はサウナを楽しめないのかというとそうではありません。以下2つの方法を実施することで改善することができます。

 

① 冷水で冷やしたタオルを頭に巻く

冷水で冷やしたタオルを頭に巻くことで、頭の温度の上昇を抑え、脳の血管の拡張を抑えることができます

実際私も、冷水でキンキンに冷やしたタオルを頭に巻いてサウナに入っています。これだけのことでも絶大な効果を実感しています

 

これを行うときには、できるだけ保冷効果を伸ばすためにタオルはあまり絞らず、ビチャビチャの状態で頭に巻くことをおすすめします。(もちろん水がボタボタ落ちない程度です。)

偏頭痛持ちのみなさんは、まずこの対策をお試しください。

また「サウナハット」というサウナ専用のアイテムも同様の効果がありますので、サウナによく入る方は購入を検討されてみてください。

② サウナ後には水シャワーで頭を冷やす

サウナの後には水風呂に入る温冷交代浴を行うことで、より多くの健康効果に期待ができます。ですが、サウナ後の頭痛を防ぐにはもっとおすすめのやり方があります。

それはサウナ後に冷たいシャワーを「頭にかける」ことです。

これによって頭の温度を冷やし、サウナ後の頭痛の発生を抑えることができます。

 

サウナ後は水風呂などで体温を下げていきますが、「頭」は取り残されて、温度が高いままになっていることが多いです。

サウナ後に首から下を冷やすだけでなく、同時に水シャワーを頭に浴びることで、脳の血管を収縮させ、偏頭痛を防いだり抑えることが期待できます。

 

以上2つの方法で、頭痛持ちでサウナを避けていた方でもお楽しみ頂けるかもしれません。

 

まとめ

今回は、頭痛に悩む方必見のサウナ活用法をご紹介させていただきました。

サウナは緊張型頭痛の症状を緩和することができますが、偏頭痛だと逆効果の可能性がありますので注意も必要です。偏頭痛がひどい時や前兆が出ている場合は、サウナに入ることは避けるべきです。ご自身の体調をととのえながら実践していただければと思います。

私は実際に対策を行うようになってからは、偏頭痛を防ぐことができていますので一定の効果があるのは事実です。緊張性頭痛に対しては、サウナは改善策になりえますので、むしろ積極的にサウナを利用してもいいと思います。お悩みの方はぜひ1度お試しください。

※他にもたくさんあるサウナの効果や影響についてはこちら『【サウナの効果総まとめ】計25項目の効果と影響をサウナプロ資格保持者が解説』をご覧ください。

※サウナのは入り方については『【サウナの入り方講座】サウナ・スパプロフェッショナルが教えるポイントを押さえた入り方とマナー』をご覧ください。

idetox管理人

自称!?日本初のサウナコンシェルジュとして活動。 初心者の方でも、安心・安全に楽しんでいただくために、サウナにまつわる疑問やお悩み解決を日々発信中。 サウナの入り方やマナーまでご不明な点などございましたら、お気軽にご相談ください。

https://idetox.jp/

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