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コラム

サウナは何回がベスト?初心者から上級者まで最適な回数と時間

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サウナは何セットがベストなのか?サウナビギナーの方向けに基本知識を徹底解説 idetox オンラインショップ

はじめに

サウナでリラックスする人

「サウナは何セット入るのがベストなの?」「どのくらいの時間が効果的?」

サウナブームの今、このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。実は、サウナの効果を最大限に引き出すには、適切な回数と時間が重要です。

多くのサウナ利用者は「熱くなったら出よう」「あの人より長く入ろう」といった曖昧な基準でサウナを楽しんでいます。しかし、新陳代謝アップや自律神経のバランス調整など、サウナの健康効果を最大化するには科学的な根拠に基づいた入り方が大切なのです。

本記事では、サウナ研究の結果と実体験から、サウナ初心者からベテランまで誰もが実践できる最適なサウナの回数と時間を徹底解説します。この記事を読めば、あなたも明日からサウナ時間を効果的に活用できるようになります!

サウナの基本的な流れを知ろう

サウナの基本的な流れ

まずは、サウナの基本的な流れを確認しておきましょう。サウナは「サウナ→水風呂→外気浴」の3ステップで1セットとなります。

入る前の安全チェックリスト

POINT

安全にサウナを楽しむための事前チェックリスト

  • 必ず水分を摂取してから入る
  • 適度に食事をしておく(空腹は避ける)
  • 食後すぐ・飲酒後は控える
  • 体調不良時は利用を控える

また、サウナ効果を高めるコツとして、体と髪を洗って清潔にし、全身の水滴をしっかり拭き取ることも重要です。水滴を拭き取ることで皮膚温度が上がりやすくなり、汗がスムーズに出やすくなります。

サウナ1セットの基本の流れ

サウナ → 水風呂 → 外気浴の流れを1セットとして繰り返します。

①サウナ

体を温め、発汗を促す
無理せず体調確認

②水風呂

体を冷やし、血行促進
汗を流してから入浴

③外気浴

体を休め、リラックス
深呼吸を意識する

注意!

サウナと水風呂では特に体の状態を観察し、少しでも不調を感じたらすぐに退出してください。無理は禁物です。また、水風呂に入る前は必ずシャワーで汗を流しましょう。これは衛生面でも重要なマナーです。

それでは、この基本の流れをベースに、「何セット」「何分」行うのが最適なのかを解説していきます。

サウナの最適な回数とは?科学が教える理想のセット数

初心者は2セット、慣れている方は3~4セットが最適です。この回数設定は単なる経験則ではなく、科学的研究と実体験から導き出された理想的な数字です。

科学的研究から見るベストなセット数

サウナの健康効果に関する多くの科学研究では、3~4セットのサウナ入浴を実施しています。例えば:

研究内容 セット数 研究機関
うつ症状軽減効果 4セット カリフォルニア大学
肥満男性の生理学的変化 4セット ヴァルミア・マズーリ大学

これらの研究では、4セット以上になると体が暑さや冷たさに慣れてしまい、心拍数や血圧の変動が少なくなり効果が薄れることが示唆されています。つまり、「ただ回数を増やせばいい」というわけではないのです。

サウナ効果のピークポイント

1セット目
2セット目
3セット目
4セット目以降
サウナ効果

※3セット目でサウナの効果がピークに達し、4セット目以降は効果が減少する傾向

サウナ愛好者の体験:2回目以降で広がる心地よさ

セット数を重ねるごとに感じられる深いリラックス効果こそが、複数セット推奨の大きな理由です。

1セット目では「サウナの暑さや水風呂の冷たさに耐える」感覚が強いですが、2セット目からは体が環境に順応し始め、むしろ心地よさを感じられるようになります。3セット目、4セット目と進むにつれて、より深い「ととのい」状態を体験できるのです。

特に「外気浴」での心地よさは、2セット目以降でより深く感じられます。1セット目では心拍数が高く落ち着かない状態でも、2セット目以降では心身ともにリラックスした深い安らぎを得られるのです。

サウナの各ステップの最適な時間

サウナの回数だけでなく、各ステップにかける時間も効果を左右する重要な要素です。ここでは、サウナ・水風呂・外気浴それぞれの最適な時間を解説します。

サウナ室での理想的な時間と座る位置

初心者の目安

5分程度から始める

入口近くの低い位置がおすすめ

少しでも辛いと感じたら退出

経験者の目安

10~12分程度が最適

効果に応じて座る位置を選択

心拍数や体感を意識する

サウナ室内の座る位置は温度に大きく影響します。高い位置・奥側ほど温度が高く、低い位置・入口側ほど温度が低くなります

POINT

高温エリア(上段・奥):疲労回復、肩こり・腰痛に効果的
低温エリア(下段・入口側):リラックス効果、安眠効果に優れる

水風呂の最適な入浴時間

30~60秒程度が水風呂の理想的な時間です。

水風呂は短時間でも十分な効果があります。サウナで上昇した体温を急激に下げることで血管の収縮が促され、血行促進効果が高まります。

水風呂が苦手な方は、まずは足だけ、次に腰まで、と徐々に慣らしていくのがコツです。また、一気に飛び込むのではなく、ゆっくりと体を水に慣らしながら入ると、比較的入りやすくなります。

外気浴でリラックスする理想的な時間

10~20分程度が外気浴の目安です。

外気浴は水風呂から出た直後から1~2分で副交感神経が優位になり始めますが、体温や血圧が平常に戻るにはさらに時間が必要です。外気浴の時間が短すぎると自律神経のバランスが整わないまま次のサイクルに入ることになります。

外気浴では深呼吸を意識し、体の変化に集中することでより深いリラックス効果が得られます。この時間こそが「ととのう」と呼ばれる至福の瞬間です。

まとめ:あなたに最適なサウナ頻度

サウナの効果を最大限に引き出すには、適切な回数と時間でサウナを楽しむことが大切です。

POINT

◆ 最適なセット数
・初心者:2セット
・経験者:3~4セット

◆ 各ステップの目安時間
・サウナ:初心者5分/経験者10~12分
・水風呂:30~60秒
・外気浴:10~20分

これらの回数と時間を参考に、ぜひあなた自身のベストなサウナパターンを見つけてください。サウナ→水風呂→外気浴の流れをきちんと守り、適切なセット数と時間で行うことで、より深い「ととのい」を体験できるでしょう。

また、今回ご紹介したのは日本で主流のドライサウナ(フィンランド式サウナ)を前提にした情報ですが、サウナにはさまざまな種類があります。

「外出せずにいつでもサウナを楽しみたい」という方には、自宅サウナという選択肢もあります。idetoxでは、自宅で手軽に本格的なサウナ体験ができる家庭用サウナや、アウトドアでも使えるテント型サウナを販売しています。毎日のサウナ習慣を手軽に実現したい方は、ぜひチェックしてみてください。

サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

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