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画面を見る時間が大人に与える悪影響とその対策 - 健康と生活の質を守るために

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画面を見る時間が大人に与える悪影響とその対策 - 健康と生活の質を守るために

はじめに

子供のスマホ時間やゲーム時間、YouTube時間などをある程度制限している方も多いのではないでしょうか。

私自身も、子供に「飛行機」や「スポーツ」など普段見る機会が少ないものをYouTubeで見せ、新たな学びを期待しています。しかし、これに夢中になると、日常生活に支障をきたすため、ある程度の制限をかけるよう心がけています。

しかし、制限が必要なのは子供だけではありません大人もまた、画面を見る時間をコントロールしないと、身体的および精神的な健康に悪影響を及ぼす可能性が高いです。

今回は、画面を見ることが大人に与える影響とその対策について詳しくご紹介します。

画面を見る時間が大人に与える悪影響

アメリカのシンクタンク「Pew Research Center」の報告によれば、高齢者でさえも、子供と同じくらいデジタルの画面を見ることが多いそうです。その結果、以下のような悪影響が指摘されています。

  • ストレス制御の低下
  • 人間関係の悪化
  • 肥満のリスク増加
  • 視力の低下
  • 睡眠の質の低下

これらの影響について、詳しく解説していきます。

ストレスの制御ができなくなる

ストレスの制御ができなくなる

画面を長時間見ることで、計画や整理、ストレスの制御、共感をつかさどる前頭葉に影響が及びます。ゲームやインターネット中毒者の脳をMRIで調査した結果、複数の脳領域で灰白質の萎縮が確認されました(安徽医科大学などの研究)。

これにより、身の回りが整理できない、物事の計画を立てられない、攻撃的になる、共感力が低下するといった問題が生じます(浙江師範大学の研究)。

つまり、画面を見すぎることで、仕事の生産性が低下し、結果として残業が増えたり、給与が上がらなくなったりといった悪影響が生じる可能性があります。

人間関係が悪化する

画面を見る時間が長くなることで共感力が損なわれ、深く有意義な人間関係を築くことが難しくなります

スマホ依存症になると、会話中でも画面を見たくなり、イライラすることが増えます。その結果、相手との関係が悪化する可能性があります。

アメリカのブリガム・ヤング大学の研究によれば、

薄い人間関係ばかりの人は死亡リスクが50%高い

と報告されています。大人の人間関係は繊細で、疎遠になることもあります。孤独感を避け、充実した人生を送るためには、画面を見る時間を減らすべきです。

肥満になりやすくなる

肥満になりやすくなる

スマホやテレビを長時間見続けると、身体活動が減り、肥満のリスクが高まります。イギリスの医学誌「Lancet Diabetes Endocrinol」(電子版)によると、

肥満体型の人は健康寿命(自立して生活できる年齢)が19年も短い

ということです。

健康的な生活を送るためにも、画面を見る時間を減らし、散歩や軽い運動を取り入れることが重要です。

視力が低下する

画面を長時間見続けると、目の周りの筋肉が緊張し、視力が低下するリスクが高まります。特に悪い姿勢で画面を見続けると、視力の悪化が進みやすいです。

ただし、「画面を見る=視力が低下する」というわけではありません。「長時間近い距離で見る」ことが視力低下の主な原因です。この点を誤解しないようにしましょう。

睡眠の質が下がる

画面のブルーライトが脳を刺激し、睡眠の質が低下することが報告されています。ハーバード大学の研究では、睡眠前に電子書籍を読む人は、紙の本を読む人に比べて「眠りにつくまでに時間がかかり、翌朝の注意力が低下する」という結果が出ています。

翌日の仕事や家事を気持ちよく始めるためにも、睡眠前に画面を見ることは避けたほうが良いでしょう。

画面を見る時間を減らすために

画面を見る時間を減らす方法

テクノロジーは現代社会の不可欠な要素であり、仕事でも娯楽でも画面を見る機会が多くなっています。問題なのは、「長時間見続ける」ことです。画面を見る時間を減らす簡単な方法は、「身体活動を増やすこと」です。

身体活動にはジムでのトレーニングやランニングだけでなく、家事をいつもより丁寧に行ったり、車で行っていた場所を歩いてみたりといった日常的な工夫も含まれます。

サウナでリフレッシュ

個人的におすすめなのがサウナです。サウナ内ではスマホを操作することができず、自然と画面を見る時間が減ります。さらに、サウナは睡眠の質を向上させストレスを解消する効果もあります。

月に一度でも温泉施設を訪れてサウナ浴を楽しむことで、心身ともにリフレッシュし、自然に画面を見る時間を減らすことができます。

 

まとめ

画面を見る時間が長すぎると、ストレスの制御や人間関係、肥満、視力、睡眠の質などに悪影響を与える可能性があります。これを防ぐためには、日常生活での身体活動を増やし、サウナなどのリフレッシュ方法を取り入れることが重要です。画面を見る時間を意識的に減らし、健康で充実した生活を送りましょう。

idetox管理人

自称!?日本初のサウナコンシェルジュとして活動。 初心者の方でも、安心・安全に楽しんでいただくために、サウナにまつわる疑問やお悩み解決を日々発信中。 サウナの入り方やマナーまでご不明な点などございましたら、お気軽にご相談ください。

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