コラム

【整うための入り方】水風呂の正しい入り方とその効果について詳しく解説

【整うための入り方】水風呂の正しい入り方とその効果について詳しく解説 idetox オンラインショップ

はじめに

最近は、サウナ好きという芸能人も多くなり、テレビでもよく取り上げられているサウナ。

サウナでの楽しみ方はたくさんありますが、その中でもよく耳にする「ととのう」という状態について紹介していきます。

実際にサウナに行っても、今自分は「ととのう」という状態にいるのか分からないという方もいるかと思います。

そんな整うためには水風呂の入り方が1つの重要なキーになります。

今回は「ととのう」について、また整うための水風呂の入り方について解説していきます。

 

サウナで「ととのう」とは何なのか

ととのうとは、サウナ⇨水風呂⇨外気浴(休憩)を行うことで自律神経が安定し、リラックスが出来る状態の事です。

サウナや水風呂に入ることで、身体は高温になり交感神経が優位になって頭や体が興奮状態になります。

その後外気浴を行うことで、副交感神経が優位になり、身体はリラックス状態となります。

 

このなんとも言えないリラックス感覚が癖になり、サウナからの水風呂・外気浴に夢中になって通い始める人も多いようです。

 

「ととのう」と「めまい」の違い

ときどき、水風呂から出た起きる「めまい」を「ととのう」と勘違いしている方もいらっしゃいますが、この2つは異なります。

前述しました通り、「ととのう」ことは自律神経の働きによってリラックスした状態を指します。

一方で、水風呂から出ると(個人差はありますが)人によっては立ちくらみやめまいが起きることがあります。

これは水風呂に入るときに体温が下がって血管が収縮し、上がる際には血管が拡張するため、一時的に脳血管への血液が減少することによっておきます。

 

水風呂から出たあとで、クラクラっとめまいが起きたらすぐその場に座り、水分補給を行うようにしてください。無理をしますと転倒の危険性があります。

 

サウナと水風呂の正しい入り方

サウナと水風呂の正しい入り方

 

「ととのう」ために、サウナと水風呂で重要なことは入浴時間と温度です。

もちろん、他の方に迷惑にならないように最低限のマナーも知っておく必要があります。

①事前にシャワーで汚れを落とす

サウナに入る前はシャワーを浴びます。

お風呂や温泉に行くときと同じように、最初にシャワーを浴びて身体の汚れを落とします。

②最初は下段のベンチに座る

その後、サウナに入ります。

サウナ室内の上部席は、直接熱い空気が来るためとても高温になります。

サウナに慣れていない方は下部席やドアの近くに座ったほうが適度に楽しむことができます

③目安は10分程度

また、サウナに入る時間は10分程度が一つの目安となります。

これ以上長く入っていると、心臓や血圧への影響や脱水症状など身体への負担が大きくなってしまいます。

ただし、10分というのもあくまで目安です。「サウナに入り慣れているか」や「その日の体調」、「利用しているサウナの温度や湿度」によっても適切な時間は変わってきます。特にサウナに慣れていない方は5分程度から始めてみてください。

④シャワーで汗を流す

サウナ後はまずシャワーやかけ湯で綺麗に汗を流します。

熱くなった身体で、そのまま水風呂に入りたいという欲求もあるかと思いますが、ここはグッと我慢してください。

まずはサウナでたくさん出た汗をしっかり流しましょう。

水風呂の近くに設置してある桶を使用して流すのもおすすめです。

⑤水風呂にゆっくり入る 

水風呂に入る際は足先からゆっくり入ります。

いきなり入ってしまうとヒートショック(心臓麻痺や失神)になってしまう危険性があります。心臓から遠い部分からゆっくり入ってください。

水風呂に座ることが出来たら、身体は動かさずにじっとしましょう

じっとしていることで身体の周りに「羽衣」と言われる膜ができ、だんだんと冷たさが和らいでいきます

また、動いてしまうとせっかくまとった「羽衣」が壊れますので、水風呂は静かに入ることを推奨します。

水風呂に入っている時間は長くても2~3分程度です。

慣れていない方は無理をしないようにしてください。

肩まで入ることができなくても足だけ、そして腰と段階的に調整してみましょう。足先だけでも十分に冷んやりと冷却効果を楽しめます。

⑥しっかり外気浴(休憩)

水風呂後はゆっくりと外気浴休憩を行いましょう。

休憩では10~15分程度を目安に身体を休めます。

近くの椅子や湯船の周りで身体を休めながら外気浴をお楽しみください。

ただし外気温が高すぎたり低すぎたりする場合は、かえって体を興奮状態にしてしまい、自律神経のバランスがととのわなくなります。夏場や冬場には体を拭いて更衣室などの室内で過ごしても大丈夫です。もちろん、周りの方の迷惑にならない場所を選んでください。

 

⑦繰り返す

サウナと水風呂・外気浴の3セットを繰り返すことで、自律神経が安定します。

 

※水分補給を忘れずに

1回のサウナで300~500mlの水分が失われるとされています。

サウナ前や休憩後に水分を補給することも忘れないように心がけましょう。

水分もただの水ではなく、ミネラルを含む麦茶や吸収効率の良いポカリスエットをおすすめします。しっかりと水分補給をしながらサウナを楽しんでください。

 

水風呂入浴がもたらす健康効果

水風呂入浴がもたらす健康効果

血圧の改善

サウナに入ることで交感神経が刺激されて血圧が上がります。

そして、水風呂に入ることで副交感神経が刺激され血圧が下がります。

これを繰り返すことで、血圧が安定し少しずつ血圧が改善していきます

 

自律神経が安定する

上記で述べたようにサウナと水風呂ではそれぞれ、交感神経と副交感神経が刺激されます。

交感神経が強く刺激された後に副交感神経が優位になると、普段よりもリラックスできる状態になります。

自律神経が安定することで、心身共にリラックスすることが出来ます

 

免疫力を高める

サウナ後に水風呂に入ることで、身体は急激に冷えます。

そのため身体の中では温めようと血液の流れを早くする働きが行われます。

血液の中にはウイルスや細菌から身体を守る白血球が存在していますが

血液の流れを早くすることで、白血球も身体中に早く行き渡るため免疫力が高くなると言われています。

 

血行促進

サウナで身体が高温になると、身体は冷まそうと血管が拡張します。

その後水風呂に入ることにより次は身体を温めようとして血管が収縮します。

この温冷交換浴により、血液の流れが良くなり血行が改善されます

血行が悪いことによって生じる肩こりや腰痛、胃腸の機能低下が改善されていきます。

 

肌が引き締まる

水風呂に入ることで毛穴が引き締まり肌も引き締まります

また、上記で述べたように血行が促進されることによって、シミやしわの改善も期待されます。

サウナに入ることによって肌が乾燥するデメリットもありますが、毛穴の汚れが浮いて除去できるので、入浴後にしっかりと保湿ケアを行うことで美肌に近付けます。

多くの温浴施設では、17℃前後に水風呂を調整されていますが、シングルという10℃以下の水風呂も全国の施設には存在します。体が慣れてきたら、このような刺激的な水風呂にも挑戦してみてください。

 

まとめ

今回は「ととのう」について紹介していきました。

サウナ後の水風呂には「ととのう」以外にも、たくさんのメリットがあります。

これからも1人1人違った、それぞれの心地よいサウナライフを楽しんでください。

↓サウナのは入り方のまとめはこちら

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idetox管理人

自称!?日本初のサウナコンシェルジュとして活動。 初心者の方でも、安心・安全に楽しんでいただくために、サウナにまつわる疑問やお悩み解決を日々発信中。 サウナの入り方やマナーまでご不明な点などございましたら、お気軽にご相談ください。

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