朝サウナの効果とメリット:集中力アップとリラックス効果で仕事前の最高の習慣
はじめに
サウナに行って心身ともにリフレッシュしたくても夜はなかなか時間がなかったり、人気のサウナに行っても人が多すぎてくつろげなかったりしますよね。
そんなときにおすすめなのが”朝サウナ”です。
今回は朝だから得られるサウナの効果やメリットを中心に解説していきます。
朝サウナで得られる3つのメリット・効果
「サウナはお風呂と一緒に夜に利用するものじゃないの?」
と疑問に感じているかもしれません。
確かにサウナは夜寝る前にお風呂と一緒に利用するのが一般的で、たくさんの健康効果が報告されています。
しかし、近年日本では朝サウナについての研究がでてきているほど、朝にサウナを利用する人が増えています。
その具体的な効果・メリットは次の通りです。
- 集中力をブースト
- 心の安定、リラックス効果
- 考える時間ができる
それぞれ解説していきます。
集中力をブースト
朝にサウナに入ることで、その日1日の集中力を上げることができます。
サウナに入ることでストレスホルモンとも呼ばれる「コルチゾール」が適度に生成されます。また熱によって交感神経が優位になります。それによって目が覚めたり、注意力が上がったりして、朝から仕事や家事の生産性を上げることができます。
例えば、仕事のプレゼンテーション前に朝サウナを利用することで、集中力が高まり、効果的なプレゼンができるという話を聞くこともあります。会議や商談で成功を収めたい方は、その日の朝にサウナに行ってみるのもいいかもしれませんね。
心の安定、リラックス効果
朝にサウナに入ることで、その日1日をリラックスして過ごすことができます。
千葉大学で助教をされているイ スミン氏らの研究(※1)では朝にミストサウナを利用した人は、それ以外の人に比べて昼間の心拍数が少なく、また脳のα波が多いことが報告されています。
つまり朝サウナを行う人は昼間に落ち着いた状態で生活ができているのです。例えば、仕事でのストレスが多い場合、朝サウナを習慣にすることで、ストレスに対する耐性が向上し、心が安定します。
※1:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25388947/
考える時間ができる
朝にサウナに入ることで、1日のスケジュールや考えを整理する時間ができます。
朝にサウナを利用することで、前日に達成したことや、難しい問題や課題などをゆっくりと瞑想する時間になります。
例えば、サウナの中で静かに瞑想する時間を設けることで、その日や週の目標を明確にし、効果的に計画を立てることができます。特に経営者やクリエイティブな職業に就いている方々にとって、サウナはアイデアを生み出す重要な時間となります。
気をつけたい朝サウナのデメリット
朝サウナには良いことばかりではありません。1つ大きなデメリットがあります。
それが「昼間に眠くなる」というデメリットです。
サウナや水風呂での体温変化、また疲れなどによって、サウナに入ったあとには眠気が襲ってきます。
そのため、以降では眠くなるというデメリットを出来るだけ緩和するサウナの入り方や種類について解説していきます。
朝サウナの入り方と注意点
サウナの基本的な利用方法は朝でも夜でも変わりません。
しかし朝起きたばかりの体は非常にデリケートです。夜にサウナを利用するときよりもしっかりと準備をしてから利用する必要があります。
- 準備1:サウナ利用は起きて1時間以上の時間をあける
- 準備2:水分をしっかりとる
- 準備3:軽く糖分をとる
準備1:サウナ利用は起きて1時間以上の時間をあける
目が覚めても体は動く準備が完全にはできていません。
この状態でサウナに入ると過度な負荷がかかってしまい、突然めまいや体調不良に襲われる可能性があります。
朝サウナを利用する際は、起床から時間をあけるようにしましょう。また利用前に軽く体操やストレッチをすることも効果的ですよ。
準備2:水分をしっかりとる
夜寝ている間にも体の水分は減っています。
それにも関わらず、十分な水分を取らずに朝サウナで発汗をすると当然脱水症になってしまいます。
朝サウナの前には500mlを目安に水分補給をしてから利用するようにしましょう。
準備3:軽く糖分をとる
空腹の状態でサウナを利用すると、血糖値の低下によるめまいや体調不良になることがあります。
これを避けるためにはサウナ前には軽く食べておくことをおすすめします。
糖分が多く、手軽に食べられるバナナやヨーグルトはおすすめですよ。
- 入り方1:いつもより短時間
- 入り方2:クールダウンをしっかりと
入り方1:いつもより短時間
デリケートな朝の体をサウナに入れてガッツリと発汗することは、「体への負荷が大きい」という意味であまりよくありません。
また先程説明した通り、朝にサウナにしっかり入ると、体力を使いすぎて昼間に眠くなるリスクが上がります。
具体的に何分間がいいかはサウナの温度などによって変わりますので、普段サウナに入り慣れている方はいつもの半分の時間を意識して、慣れていない方は施設の案内に記載される時間より短めにして、早めに切り上げましょう。
入り方2:クールダウンをしっかりと
外気浴などのクールダウンをいつもより長めに取ってください。
朝の体は夜ほど急な変化に対応できません。サウナで膨張した血管が収縮し、血液がしっかり循環されるまで、夜のサウナよりもすこし長めにクールダウンの時間をつくりましょう。
朝サウナに適したサウナの種類
朝にしっかりサウナに入ると、エネルギーを使いすぎて昼間に眠くなってしまうというデメリットがあるため、朝には身体への負担の少ないサウナが望ましいです。
具体的には「ミストサウナ」や「スチームサウナ」が朝サウナに適しています。
高温ドライサウナやフィンランド式サウナは温度が高く、短時間でも身体への負担が大きいという特徴があります。これらは夜に入って睡眠の質の向上につなげていきましょう。
赤外線系のサウナは、身体への負担が少なく理想的に見えます。しかし遠赤外線サウナでは、睡眠を促すメラトニンが多く生成されるという研究報告がされています。そのため朝にはあまり適していません。
ただし、これらのサウナでもしっかりと時間を管理することで、昼間の眠気を抑えることもできます。
朝サウナで1日の質を向上させましょう
サウナは夜だけのものではありません。朝にサウナを利用することでその日1日をスッキリと気持ちのいいものにし、仕事の質や効率を高めてくれるでしょう。
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