【サウナの息苦しさを改善】5つの対策や呼吸法をご紹介します
はじめに
睡眠の改善やストレス解消など多くの健康効果があるサウナですが、暑すぎて息ができずに、すぐにやめてしまう人も多いですよね。
私も初めてサウナに入ったときには、暑苦しさよりもムワッとした空気を吸うことが辛くてすぐに出た記憶があります。
そこで今回はサウナで息苦しさを感じにくい対策方法を解説していきます。
サウナが息苦しい理由
そもそもサウナで息苦しさを感じる理由は大きく2つあります:
- 熱すぎて鼻や喉の粘膜が痛みを感じる
- 酸素が薄い
これらのどちらか、または両方が原因となっていることがあります。
空気が熱すぎて鼻や喉の粘膜が痛みを感じる
日本で一般的なサウナは、温度が90度前後あるとても高温のサウナです。この温度がデリケートな粘膜などにつくと、喉や鼻の粘膜にダメージが入り、痛みを感じてしまいます。
この痛みを本能的に避けようとして呼吸がしづらくなっています。
酸素が薄い
高温なサウナ内の空気は酸素の濃度が薄くなります。またロウリュなどで湿度が高くなると相対的に酸素濃度が薄くなります。
そのため、普段どおり呼吸をしていても酸素が不足して息苦しさを感じてしまうのです。
息苦しさを改善し、サウナに長時間いるための5つの呼吸法
これから紹介する5つの方法をしばらく続けていると次第にサウナの空気に体が慣れて、普通の呼吸でも息苦しさが少なくなってきます。無理のない範囲で、ぜひ1度やってみてください。
方法1:濡れた薄いタオルやマスクで口元を覆う
空気が熱すぎることによって息苦しさを感じている場合は、この方法が有効です。
タオルやマスクについた水分が気化するときに周りの熱を奪うため、熱い空気が喉や肺に入る頃には、大幅に温度が下がっています。結果的に呼吸のしやすさを劇的に改善することができるでしょう。
一方でこの方法では、一度の呼吸に体力を多く使ったり、酸素の量を不足させてしまいます。少なくとも次に説明する方法を同時に実践するようにしましょう。
方法2:姿勢を正しくする
酸素供給量が少ない場合にはこの方法が効果的です。
首が伸び切っていたり、猫背になったり、肩が前に出ているなど姿勢が悪いと呼吸が浅くなってしまいます。すると酸素を吸収する量が少なくなり、息苦しさを感じてしまうのです。
サウナ内では背筋を伸ばしてあごを引き、正面を向いて座ることで、呼吸のときに肺に入る空気の量を増やし、息苦しさを改善することができます。
方法3:鼻から吸う
息苦しいときには楽に酸素を取り込める口呼吸に頼ってしまいがちですが、口呼吸は結果的に酸素を体の隅々に届けにくい呼吸法です。また口呼吸は姿勢を悪くする原因にもなります。
酸素を体に効率よく取り入れるために、鼻から吸うことを意識してみてください。
方法4:ヴィム・ホフ呼吸法
ここからは、できるだけ長い時間サウナにいるためのテクニックです。息苦しさ自体を改善するものではありません。
子の方法ではサウナの中での呼吸の回数をできるだけ減らすことができます。
- まず、サウナの中で30回ほど深呼吸をします(できるだけで大丈夫です)
- 最後に息を吐くときには、完全に息を吐ききります
- そしてその状態のまま、できるだけ息を止めます
- 最後に大きく深呼吸を1回して、体が落ち着くまで普通の呼吸に戻します
ヴィム・ホフ法は息苦しい寒冷地や高所などでできるだけ快適に滞在するために考えられた呼吸法です。この呼吸法で呼吸の回数が減るだけでなく、ストレスを下げたり心臓や免疫系を強くすることも科学的にも示されています。
方法5:ボックス呼吸法
「スクエア呼吸」という名前でも知られているこの方法は、アメリカの特殊部隊などが取り入れている呼吸法です。
- まず鼻から4秒間掛けて限界まで息を吸います
- その後4秒間息を止めます
- さいごに4秒間かけて息を吐き出します
この方法を繰り返すことにより、息苦しい環境でも少ない呼吸で長時間滞在することができます。
ちなみにボックス呼吸法は、方法4のヴィム・ホフ呼吸法に比べてやり方が簡単である半面、ストレスを減らしたり免疫を強くするなどの効果は薄いとされています。
それでも息苦しいときには
上記の方法を続けても改善しなかった場合は、そもそも行っているサウナの種類が体の体質と相性が悪いのかもしれません。
そんなときは思い切ってサウナの種類を変えてみることをおすすめします。
サウナはドライサウナだけでなく、スチームサウナやミストサウナ、フィンランド式サウナや遠赤外線サウナなど様々な種類があります。
この中でも呼吸がしやすいサウナの種類は「遠赤外線サウナ」です。遠赤外線サウナは(ロウリュがないため)湿度も低く、高温でもないため非常に呼吸がしやすいサウナの1つです。
遠赤外線サウナは日本ではまだまだ少ないですが、アメリカではジムや自宅を中心に普及しており、よくあるサウナの種類の1つになっているようです。
もし自宅の近くに遠赤外線型のサウナがあれば、試しに行ってみてもいいと思います。
サウナはリラックスするところ
サウナは苦しいことを頑張って耐えるものではなく、本来リラックスするために作られたものです。
苦しさを感じながら限界までサウナに入ることは、サウナの趣旨が分かっていない行為です。自分の無理のない範囲で、できるだけ快適にサウナで過ごせる方法を見つけて実践されてくださいね。
↓サウナの入り方はこちらをご覧ください
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