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サウナとお風呂の違い:自律神経からリラックス効果まで徹底比較

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サウナとお風呂の違い:自律神経からリラックス効果まで徹底比較

はじめに

日本人に馴染み深い「お風呂」と、近年ブームを迎えているフィンランドの「サウナ」。

方法は異なりますが、どちらも体を温め、疲労回復や身体の洗浄といった共通の役割を果たしています。

では、「お風呂」と「サウナ」には具体的な効果の違いがあるのでしょうか?

ここでは、まずそれぞれの効果を簡潔にまとめ、その違いについて詳しく解説していきます。

※なお、本記事ではサウナは「ドライサウナ」を指し、水風呂や外気浴まで含むセッション全体を考慮しています。

 

サウナとお風呂の共通効果

まずは、サウナとお風呂の両方に期待できる代表的な健康効果を見てみましょう。

  • 疲労回復
  • リラックス
  • 免疫力アップ
  • 代謝促進
  • 身体の汚れを落とす
  • 睡眠の質の向上

 

サウナが優れている効果

次に、サウナの方がお風呂よりも高い効果が期待できるものを挙げます。(理由については後述します)

 

お風呂が優れている効果

反対に、お風呂の方がサウナよりも高い効果が期待できるものを見ていきましょう。

  • リラックス
  • むくみ解消
  • 冷え性改善

 

サウナとお風呂の違い

では、ここからはサウナとお風呂の効果の違いが生じる理由について詳しく解説していきます。

まず、サウナ浴と入浴(お風呂)について、その方法や温度などを比較してみましょう。

  サウナ お風呂
温め方 空気 お湯
温度 70~100℃ 約40℃
湿度 10~30% -
体感温度 約50~70℃ 約40℃
冷水浴(水風呂) あり なし
熱が伝わる部分 皮膚(全身)+気道 皮膚(顔以外)

主な違いは、「温め方」「体感温度」「熱が伝わる部分」「冷水浴の有無」の4つです。

 

温め方の違いによる効果の違い

サウナでは熱した「空気」を浴びて身体を温めますが、お風呂では熱した「お湯」に浸かって身体を温めます。

特に「お湯」に浸かることで、サウナにはない特殊な効果が2つ現れます。

水圧(静水圧)の効果

まず1つ目は「水圧(静水圧)」です。

お風呂に浸かっていると、身体は空気中の圧力(気圧)よりも高い水圧を受けます。特にお腹周りへの水圧により、肺の容量が減少し、一度に吸える空気の量が少なくなります。このため、呼吸数が増えたり、静脈の血液が心臓に押し戻され、全身の血行が促進されます。

お風呂はむくみ解消や冷え性改善により効果的です。これらの効果はサウナには見られません。

浮力の効果

2つ目は「浮力」です。

お風呂の中では浮力が発生し、体重は空気中の約1/9程度に減少します。

これにより、体重が軽くなるため、筋肉がほぐれやすくなり、サウナ以上にお風呂にはリラックス効果が期待できるのです。

 

体感温度の違いによる効果の違い

基本的に、サウナの方が体感温度が高くなります。サウナに入ると、お風呂よりも「熱い」と感じることが多いですよね。

この熱ストレスによって交感神経が優位に働きやすくなり、サウナ後の冷水浴(水風呂)によってさらに活性化されます。

サウナには自律神経を鍛えてバランスを整える効果が期待できるのです。

 

冷水浴の有無による効果の違い

サウナでは、サウナ後に火照った身体を水風呂で冷やすことで、緩んだ血管が急激に収縮し、血圧が上昇します。

このプロセスにより、サウナでは心臓をトレーニングし、血圧を正常値に近づける効果が得られます

 

熱が伝わる部分の違いによる効果の違い

お風呂では顔は直接温められませんが、サウナでは全身が温められます。

サウナは顔の汗腺を鍛え、ニキビを防止したり改善したりする効果が高いと言えます。

 

まとめ

  • どちらも「疲労回復」「代謝の促進」などの健康効果があります。
  • サウナは「自律神経」「ニキビ」「血圧」に高い効果が期待できます。
  • お風呂は「リラックス」「むくみ解消」「冷え性改善」に優れた効果があります。

 

サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

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