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【睡眠の質を上げるためのサウナ講座】眠りやすくなる理由と効果的な入り方

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【疲労解消のためのサウナ講座】質の良い睡眠が得られる理由と入り方 idetox オンラインショップ

はじめに

最近気持ちのいい睡眠がとれていますか?

仕事の忙しさや人間関係によって、疲れ・ストレスが体に蓄積され、体がリラックスできていない状態が続くと日々の睡眠にも悪影響を与えます。

質の悪い睡眠が続くと、翌日の仕事のモチベーションが低下したり、正常な判断ができなくなったりしてしまい余計に疲れが増えてしまうという悪循環になってしまいます。

 

しかし、忙しい人ほど質の良い睡眠が必要です。今すぐ仕事や人間関係から開放される方法があればいいのですが、なかなかそうもいきませんよね。

そんなときにおすすめなのがサウナです。

サウナは睡眠の質を改善することが期待できるもっとも手軽な方法です。

実際、サウナの本場であるフィンランドで睡眠に関して研究しているプトコネン(Putkonen)氏 とエローマ( Elomaa)氏は、サウナと睡眠に関する研究結果を発表(※1)しています。研究では、睡眠前にサウナを利用した人は利用していない人に比べて、深い睡眠が最初の2時間で70%強増加し、6時間で45%増加したことが分かっています。

※1:https://sauna.fi/saunatietoa/sauna-ja-terveys/sauna-ja-uni/

 

できる人ほどサウナに行っている?

疲労解消にサウナが効果的!質の良い睡眠が得られる理由

芸能界ではダウンタウンの松本人志さんや爆笑問題の太田光さん、スポーツ界では長嶋茂雄さんやイチローさんなど多くの有名人が「サウナ好き」と公言されています。またSirabeeの調査(※6)では、最もサウナ好きが多い職業は会社経営者だとされています。ホリエモンこと堀江貴文さんもサウナ好きとして有名ですね。

このように一流の人達にサウナを好む傾向が見られるのは、やはり睡眠の質がサウナによって高められているからなのかもしれません。

※6:https://sirabee.com/2019/07/21/20162091879/

 

 

サウナの利用が良質な睡眠につながる理由

良質な睡眠につながる理由

ではなぜサウナが睡眠の質を高めるのでしょうか。理由は大きく3つあります。

 

1⃣全身のリラックス

1つはサウナの中で体温が上昇し、凝り固まった筋肉をほぐし、体の末端まで血液の循環を促進することでリラックスができるからです。

リラックスをした状態でそのまま眠りにつくことで、気持ちのいい睡眠をすることができます。これについてはサウナに行ったことがある方は実際に体感された方が多いかと思います。

 

2⃣エネルギーの消費

たくさん運動した後に、気絶するように眠ったことは誰しも経験があるのではないでしょうか。

実は日中のエネルギー消費量の大きさによって睡眠の質は変わります

デスクワークが多く、エネルギーを適度に消費できていないと、質の低い睡眠になってしまうのです。

 

サウナでは心拍数が上昇したり汗をかいたりして、多くのエネルギーを消費します。それによって身体が適度に疲れ、睡眠の質を高めることができるのです。

 

3⃣体温の変化

最後の1つは体温の変化です。

体温は通常、日中にやや上昇して「覚醒モード」になり、夜間に低下して「睡眠モード」になります。

暑い夏の夜は寝付きが悪かったりしますよね。これは夜に体温を下げきれずに、身体が日中の「覚醒モード」のままになっているからなのです。

 

この性質を利用して、眠る前に体温を下げることで、身体を夜間の「睡眠モード」に誘導することができるのです。

このとき間違えないようにしたいのは、「体温が低い」ことが眠気を誘発するのではなく、「体温を下げる」ことが眠気を誘発する点です。寒ければ眠りやすいというわけではありませんのでご注意ください。

 

サウナの中では体温が上昇しますね。そしてサウナから出ると、平熱に戻ろうとして上昇した体温が低下していきます。これによってサウナ後には身体を「睡眠モード」にすることができ、眠りにつきやすくなるのです。

  

サウナを利用する前に気をつけておきたいこと

疲労解消にサウナが効果的!質の良い睡眠が得られる理由

サウナを利用することはいいことばかりではありません。事前にそのリスクについてよく知っておく必要があります。

 

脱水症状

サウナ利用中はたくさんの汗が出るため、脱水症状になる危険性があります。そのため、サウナに入る前に水分を補給し、利尿作用のあるカフェインやアルコールを控えることが重要です。

一般的には1回のサウナで300~500mlの水分が失われるとされていますので、サウナに入る前には300~500mlの水分をとっておきましょう。またドリンクには水よりも電解質の入ったスポーツドリンクなどを選んだほうが良いでしょう。

 

気道への刺激

サウナでは熱気を吸い込むため、喉や肺に刺激が加わることがあります。喉に炎症があるなど、異常があるときにはサウナの利用は控えましょう

 

血圧の急激な変化

血圧が正常より低いまたは高い場合は、サウナを使用する前に医師に相談することをお勧めします

サウナ利用中や利用後には急激な血圧の変化が起きるため、思わぬ不調をきたす場合があります。

 

睡眠の質を高めるサウナの入り方

効果的な睡眠を取るためにはしっかりとサウナで「全身のリラックス」「エネルギーの消費」「脳のクールダウン」が行われる必要があります。

そのためには、以下の手順でサウナに入っていきましょう。

  1. サウナの前に300~500mlの水分補給をする
  2. サウナに入る前に体の汚れを洗い流す
  3. 10分を目安にサウナに入る(はじめてなら5分くらいから様子見)
  4. 背中の真ん中あたりが温まったらサウナから出る
  5. 30秒から1分の水風呂でシャキッと体を引き締めて汗を止める
  6. (水風呂がキライなら少し冷たいシャワーで代用する)
  7. 10分程度の外気浴(休憩)で自律神経や体温を戻していく
  8. 水分補給をはさんで、サウナから外気浴までを計3回程度繰り返す

実際には時間の目安はサウナの種類や温度・湿度、また個人差によっても多少変わってきます。施設に時間の目安が記載されていればそれを参考に、記載がなければ上記の時間を目安にサウナ入浴を行いましょう。

 

サウナに入って質の高い生活を送ろう

夜寝る前にサウナに入ることでストレスを解消し、睡眠の質を高めることができます。

そして睡眠の質が高くなると生産性の高い仕事につながります。筋トレやランニングのような大変な努力をせずに手軽に続けられるサウナをルーティンに組み込むことで、あなたも質の高い生活を送ってみませんか?

 

↓他にもたくさんあるサウナの効果についてはこちら

サウナは1,000年以上にも渡って、体を健康的にしたり、儀式に使ったりする目的で人類に利用されてきました。 長らく一部の人が使うものだったサウナですが、健康志向が高まっている現在、サウナは再び注目され、元気に長生きするための手段として多くの人に利用されています。 同時に、サウナの健康効果などの情報が様々なメディアで取り扱われるようになりました。 そこでここではサウナの「健康効果」・「美肌効果」・「影響」の3つの視点でまとめています。

↓サウナの詳しい入り方はこちら

【サウナの入り方講座】サウナ・スパプロフェッショナルが教えるポイントを押さえた入り方とマナー

木原翔也

サウナにハマり「サウナ・スパ健康アドバイザー」「サウナ・スパプロフェッショナル」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。福岡県在住で主に記事執筆を担当しています。

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