サウナが向いていない・やめた方がいい人やタイミング一覧
はじめに
「サウナは健康に良い」と聞いて興味を持っている方も多いのではないでしょうか。確かにサウナには多くの健康効果があります。しかし、すべての人にとって安全というわけではありません。
特定の持病を持つ方や、体調が優れないときにサウナを利用すると、重大な事故や健康被害につながるリスクがあります。「自分はサウナに向いているのか」「いつサウナをやめたほうがいいのか」と疑問を感じている方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、サウナが向いていない人・時、そしてサウナに入ってはいけない人・時について、科学的根拠をもとに詳しく解説します。安全にサウナを楽しむための判断材料としてお役立てください。
サウナが向いていない人・やめたほうがいい時
まずは、サウナの利用が「禁止」というわけではないものの、向いていない方や控えたほうがよいタイミングについてご紹介します。
潔癖症の方はサウナが向いていない可能性

潔癖症の方にとって、公共サウナの環境はストレスの原因になりやすいと考えられます。
サウナは多くの人が裸足で歩き、大量の汗をかく空間です。床やベンチ、扉の取っ手などには、他の利用者の汗や皮脂、細菌が付着している可能性があります。こうした環境に強い不快感を覚える方は、リラックス効果を得るどころか、かえってストレスが増してしまうかもしれません。
POINT
潔癖症の方には、自宅に設置するプライベートサウナがおすすめです。自分専用の空間であれば、衛生面を完全にコントロールでき、安心してサウナを楽しめます。idetoxでは家庭用サウナを取り扱っておりますので、ぜひご検討ください。
極端に痩せている人はサウナをやめたほうがいい場合も

体脂肪率が極端に低い方は、サウナの熱に対する耐性が低い傾向があります。
体脂肪には体温を保持する「断熱材」としての役割があります。体脂肪が少ないと、サウナの熱が直接体内に伝わりやすくなり、脱水症状や熱中症のリスクが高まると考えられます。
極端に痩せている方がサウナを利用する場合は、滞在時間を5〜10分程度と短めにし、こまめな水分補給を心がけることが重要です。
疲労が蓄積しているときはサウナをやめたほうがいい

「疲れを取りたいからサウナに行きたい」と思うことがありますね。しかし、疲労が蓄積しすぎている状態でのサウナ利用は、かえって身体に負担をかける可能性があります。
サウナに入ると心拍数が上昇し、血圧も変動します。これは身体にとって一種の「運動」に近い状態であり、エネルギーを消耗します。疲労困憊の状態では、この負担に耐えられない可能性があるのです。
また、過労によって免疫機能が低下している場合、サウナ後の冷却で体調を崩すリスクも考えられます。しっかり休息を取ってからサウナを楽しむようにしましょう。
敏感肌の方はサウナの種類選びに注意

敏感肌の方は、サウナの種類によって肌への影響が大きく異なります。
| サウナの種類 | 敏感肌への影響 |
|---|---|
| フィンランド式サウナ(80〜100℃・低湿度) | 肌の乾燥・刺激が起きやすい |
| スチームサウナ(40〜50℃・高湿度) | 比較的肌に優しい |
| 遠赤外線サウナ(50〜65℃・穏やか) | 敏感肌にも適している |
高温で湿度が低いフィンランド式サウナは、肌の水分を奪いやすく、敏感肌の方には刺激が強い場合があります。一方、低温サウナやスチームサウナ、遠赤外線サウナは温度が穏やかで湿度も適度にあるため、敏感肌の方にも比較的向いています。
サウナに入ってはいけない人・絶対にやめたほうがいい時
ここからは、サウナの利用が「禁止」または「強く推奨されない」ケースについて解説します。以下に該当する方は、サウナをやめたほうがいいでしょう。
- アルコールを飲んだあと
- 空腹時や食後すぐ
- 特定の持病を持っている人
- 妊活中の男性
- 妊娠中・妊活中の女性
- 風邪・感染症・伝染病を持っている人
- 起立性低血圧症を持っている人
アルコールを飲んだあとのサウナは絶対にやめたほうがいい

アルコールを飲んだあとのサウナ利用は、最も危険な行為の一つです。
アルコールには利尿作用があり、体内の水分が失われやすい状態になります。これは、アルコールが抗利尿ホルモン(バソプレシン)の分泌を抑制するためです。そこにサウナの発汗が加わると、急激な脱水症状を引き起こすリスクが高まります。
さらに、アルコールが肝臓で分解される際に生成されるアセトアルデヒドには血管拡張作用があります。サウナの温熱効果による血管拡張と相まって、急激な血圧低下を引き起こす可能性があるのです。加えて、アルコールによって判断力が低下しているため、自分の体調変化に気づきにくく、事故につながりやすくなります。
フィンランドで1970年から2014年にかけて行われたサウナ死亡事例の調査では、剖検された54例のうち53%でアルコールが検出されました。研究者らは、アルコール摂取がサウナでの突然死の主要なリスク因子であると結論づけています。Journal of Forensic Sciences (2018)
「お酒を飲んだ後にサウナで汗を流せばアルコールが抜ける」という考えは完全な誤解です。アルコールを摂取した日は、サウナの利用を控えてください。
空腹時や食後すぐのサウナはやめたほうがいい

空腹時や食後すぐのサウナ利用も、身体に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 空腹時:血糖値が低い状態でサウナに入ると、めまいや立ちくらみ、最悪の場合は低血糖症状を引き起こすリスクがあります
- 食後すぐ:消化のために胃腸に集中していた血液がサウナの熱で全身に分散され、胃もたれや吐き気、消化不良を起こす可能性があります
サウナに入る場合は、食事を1〜2時間前までに済ませ、消化の良いものを適量食べておくことをおすすめします。
特定の持病を持っている人はサウナが向いていない

以下のような持病を持っている方は、サウナの利用が医学的に禁止されている場合があります。
- ガン(悪性腫瘍)
- 急性の炎症性疾患
- てんかん
- 心筋梗塞や脳卒中の既往
- 重度の肝臓・腎臓障害
- 自律神経系の調整障害
- 発熱を伴う急性疾患
- 不整脈・狭心症などの循環器疾患
- 重度の高血圧症(収縮期血圧180mmHg以上または拡張期血圧110mmHg以上)
これらの疾患では、サウナによる急激な体温上昇や血圧変動が、症状の悪化や重大な事故につながるリスクがあります。
注意!
ただし、一部の疾患では回復期のリハビリテーションとしてサウナが推奨されるケースもあります。持病がある方は、必ず主治医に相談してからサウナを利用するようにしてください。
妊活中の男性はサウナをやめたほうがいい可能性

サウナの熱は精子の生産や運動性に影響を与える可能性が指摘されています。
精巣は体温より2〜3℃低い環境(約34〜35℃)で最適に機能するとされています。サウナによる熱ストレスが精子の質に影響を与える可能性があるのです。
フィンランドで行われた研究では、週2回・15分間のサウナ利用を3ヶ月続けた男性において、精子の運動性と数が一時的に低下したことが報告されています。ただし、サウナを中止してから3〜6ヶ月後には元の水準に回復しました。Human Reproduction (2013)
妊活中で少しでも確率を高めたい男性は、念のためサウナの利用を控えることを検討されてもよいでしょう。
妊娠中・妊活中の女性はサウナが向いていない

妊娠中や妊活中の女性がサウナを利用すると、腰痛の軽減やストレス解消などの効果が期待できる一方で、いくつかのリスクも考えられます。
- 高温環境による胎児への影響(特に妊娠初期)
- 脱水症状のリスク
- 血圧変動によるめまい・立ちくらみ
- 体温上昇による子宮環境への影響
フィンランドなど北欧諸国では妊娠中もサウナを利用する文化がありますが、日本人と北欧人では体質や生活習慣が異なるため、同じ結果になるとは限りません。妊娠中のリスクを最小限に抑えたい方は、サウナの利用を控えることをおすすめします。
風邪・感染症・伝染病のときはサウナを絶対にやめたほうがいい

風邪や感染症、伝染病を患っている場合は、サウナの利用を控えてください。
「サウナで汗をかけば風邪が治る」という俗説がありますが、これは医学的根拠に乏しい考え方です。むしろ、以下のリスクがあります。
- 発熱による体力消耗が加速する
- 免疫機能が低下している状態で身体に負担をかける
- 公共サウナでは他の利用者に感染を広げてしまう
idetoxのプライベートサウナを自宅に設置している場合でも、発熱時は避け、回復後に短時間から利用を再開するようにしましょう。
起立性低血圧症の人はサウナが向いていない

起立性低血圧症の方は、サウナ利用時に特に注意が必要です。
サウナでは血管が拡張し、血液が末梢に集まりやすくなります。その状態で急に立ち上がると、脳への血流が一時的に減少し、立ちくらみやめまい、最悪の場合は失神を起こす可能性があります。
重度の起立性低血圧症の方は、サウナの利用を避けることをおすすめします。
軽度の場合は、以下の対策を取ることで利用できる可能性があります。
- サウナから出る前に、まず座った状態で数分間休む
- ゆっくりと立ち上がる
- 立ち上がった後もすぐに歩き出さず、安定するまで待つ
- 必ず誰かと一緒に利用する
子どもや高齢者のサウナ利用について

子どもや高齢者でもサウナを利用すること自体は可能ですが、いくつかの注意点があります。
子どもは体温調節機能が未発達であり、高齢者は加齢により体温調節能力や発汗機能が低下していることが多いです。そのため、どちらも脱水症状や熱中症のリスクが高くなります。
POINT
子どもや高齢者がサウナを利用する際は、以下の点を守ることが重要です。
- サウナ前後に十分な水分補給を行う
- 利尿作用のあるカフェイン飲料は避ける
- 滞在時間を通常より短めにする(5〜10分程度)
- 必ず保護者や付き添いの方と一緒に利用する
- 体調の変化を常に確認する
まとめ:サウナが向いていない人・やめたほうがいい人を理解して安全に楽しもう
サウナには多くの健康効果がありますが、すべての人に適しているわけではありません。この記事でご紹介したように、特定の持病を持つ方、妊娠中・妊活中の方、体調が優れないときなど、サウナが向いていない・やめたほうがいいケースがあります。
自分の体調や健康状態を正しく把握し、無理のない範囲でサウナを楽しむことが大切です。不安がある場合は、医師に相談してから利用することをおすすめします。
なお、「公共サウナは衛生面が気になる」「自分のペースでサウナを楽しみたい」という方には、自宅サウナという選択肢もあります。idetoxでは、家庭用サウナの設置からメンテナンスまで幅広くサポートしておりますので、ぜひご検討ください。
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