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サウナが向いていない・やめた方がいい人やケースを紹介

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サウナが向いていない・やめた方がいい人やケースを紹介

はじめに

サウナには多くの健康効果がありますが、一方でリスクも伴います。特に、特定の人にとってはサウナの利用が大きな事故や身体の不調を引き起こす可能性があります。ここでは、サウナが禁止される人、向いていない人、そしてサウナに入る際に注意が必要な人について詳しくご紹介します。

 

サウナが向いていない人・時

1. 潔癖症の方

潔癖症の方は、サウナ内の細菌や汚れに対して敏感です。サウナは多くの人が裸足で歩き、汗をかく環境です。床やベンチ、扉の取っ手などが細菌や汗で汚れていることがあり、潔癖症の方にとってはこれが極めて不快な環境となる可能性があります。

 

2. 極端に痩せている人

極端に痩せている方、特に体脂肪率が非常に低い人は、サウナの熱に対する耐性が低い場合があります。体脂肪は体温を保持する役割があり、サウナの熱は脱水症状や熱中症を引き起こすリスクを高めます。

 

3. 疲れが溜まっているとき

疲労が蓄積していると、サウナの利用は身体に大きな負担をかける可能性があります。サウナは心拍数を上げ、血圧を変動させるため、身体のエネルギーを多く消耗します。また、免疫機能が弱まっている状態では、サウナの利用が病気のリスクを高める可能性があります。

 

4. 敏感肌の方

高温で乾燥したフィンランド式サウナは、敏感肌の方には適さない場合があります。反対に、湿度が高く温度が穏やかなスチームサウナや遠赤外線サウナは、敏感肌の方にも比較的優しい選択肢となるでしょう。

 

サウナに入ってはいけない人・時

  • アルコールを飲んだあと
  • 空腹時や食後すぐ
  • 特定の持病を持っている人
  • 妊活中の男性
  • 妊娠中・妊活中の女性
  • 風邪・感染症・伝染病を持っている人
  • 起立性低血圧症を持っている人

1. アルコールを飲んだあと

アルコールを飲んだあとにサウナを利用するのは非常に危険です。アルコールには利尿作用があり、サウナの中で脱水症状に陥りやすくなります。また、判断力が低下し、事故のリスクが高まります。

実際にフィンランドで行われた「サウナでの死亡事故」の調査によれば、全事故の約半数がアルコール摂取後にサウナに入っていたようです。

アルコールを摂取する場合は、サウナの利用を控えましょう。

2. 空腹時や食後すぐ

空腹時や食後すぐにサウナを利用すると、低血糖や胃もたれ、吐き気などを引き起こす可能性があります。食事はサウナの1時間前までに済ませ、胃腸に負担のかかる食事は避けるようにしましょう。

3. 特定の持病を持っている人

以下のような持病を持っている方は、サウナの利用が禁止されることがあります。

  • ガン
  • 炎症
  • てんかん
  • 心筋梗塞や脳卒中
  • 肝臓や腎臓の障害
  • 神経系の調整障害
  • 発熱を伴う急性の病気
  • 不整脈や狭心症などの循環器の病気
  • (第3群、第4群、第5群の)高血圧症

ただし、リハビリとしてサウナが推奨される場合もありますので、持病がある方は医師に相談しましょう。

4. 妊活中の男性

サウナの熱は精子の生産や運動性に影響を与える可能性があります。妊活には問題がないとする学者さんもいらっしゃいますが、サウナの条件や人種による違いなど、具体的な研究は不足しています。

1%でも確率を上げたい妊活中の男性は、サウナの利用を控えた方が良いでしょう。

5. 妊娠中・妊活中の女性

妊娠中や妊活中の女性は、サウナに入ることで腰痛を軽減したりストレスを解消するなど嬉しい効果があります。

しかし、高温による胎児への影響や脱水症状、めまいのリスクなど、先程と同様にサウナの条件や人種による違いなどの研究が不足しています。

妊娠中のリスクを避けるためにはサウナの利用を控えた方が安全だと思われます。

6. 風邪・感染症・伝染病を持っている人

風邪や感染症、伝染病を持っている場合、サウナの利用は控えましょう。特に公衆のサウナでは、他人に病気を移してしまうリスクがあります。自宅サウナであっても発熱時は避け、短時間での利用を心がけましょう。

7. 起立性低血圧症を持っている人

起立性低血圧症の方は、サウナ利用時(とくに退出時)に立ちくらみやめまいが起きやすく、事故につながるリスクが高まります。軽度であれば、立ち上がるときの姿勢やスピードを意識すれば問題ない場合が多いですが、重度の方はサウナの利用を避けるべきでしょう。

 

子どもや高齢者のサウナ利用

子ども高齢者でもサウナを利用できますが、脱水症状になりやすいなど、いくつかのリスクがあります。サウナに入る前には十分な水分補給を行い、利尿作用のあるカフェイン飲料や薬の使用を避けることが重要です。

サウナにハマり「サウナ・スパ 健康アドバイザー」や「サウナ・スパ プロフェッショナル」「サウナ・スパ 健康士」の資格を取得。 サウナの利用は週に1回程度のミドルユーザーです。主に記事の執筆を担当しています。

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